復讐の4カード

Episode6.5【平和な日常】サラ視点

私達はカフェに行った。
そのカフェで夢名は話した。
作戦をそれを簡単に話すと…情報収集はこまめに行い、計画はテロが起きるのは大体都市部のみつまりまずは都市部から少し離れたところにいれば被害は防げる。
そこからは高い場所で捜索を行う。
そして見つけたらそこから後は私達次第だとか。
そこからは私がアイツらを殺す。
その為の武器であればとっておきがある。
夢名や瞬にすら見せていない物が。
まぁ夢名は気づいていそうだが。
私は銃を持っているのだ。
1マガジンだけしかないが。
それでも復讐をするためならそれだけで充分だ。
私は復讐をする、あいつらとの日常を守る為に。
そして夜私は高い建物を調べていた。
そして丁度いい場所を見つけた。
廃ビルで今は立入禁止となっているが、別に警備が厳重ではない。
ピッタリすぎる、私の計画には適任すぎる場所だ。
さてと後はいつ起きるかだ。
いつでもできるように準備はしておかないと思った。
そして私は色々と情報を収集をした。
そして眠たくなってきた。
そして私は睡眠を行った。
ーー私達はテロ対策のためか本部に集められた。
本部のお偉いさんの話は長くて眠たくなってくる。
そしてウトウトしていると、
バチン
と隣からぶっ叩かれる。
「痛え！！」
思わず私は大声をあげる。
そして視線がこちらを向く。
「村雨、話を聞け！！」
「すいませんでした。」
頭を下げる。
そして話は続く。
「おい、芳佳てめぇぶっ叩くなよ。」
小声で言った。
「隊長が寝むそうだったのでぶっ叩きました。」
「あのなぁ叩くなら優しく。」
「隊長は優しく叩いても意味ないですよ。」
「……」
そして話は終了した。
あくびをしながら秀が来た。
「隊長…ナンテ言ってました？」
「あ、忘れてた。」
「聞いとけクソ共。」
「起きるのに集中してた。」
「俺は寝てましたわ。」
「隊長、あいつ殴っていいですか？」
「いいよ。」
バチンと爽快な音が響く。
「痛え何するんすか？」
「呑気にしてるからだ。」
「そうだ、俺達はこれからテロ組織とぶつかることになる。」
「隊長、テロ組織って事は殺してもいいですよね？」
「殺すはあくまで最終手段だ、しかしとんでもないクズ野郎とかは私がこの手で…」
「あんたは、自分の命はどうでもいいって思ってるだろ隊長。」
「私の命は誰かを助けるための命だ奪うものではない。私は救わないといけない、あいつに託されたからな。」
「「あいつ…？」」
「昔の彼女の話さ気にするな。」
「隊長の昔は何があったんですか？」
「……」
「秀、聞くものじゃないそういうのは。」
「しかし…」
「いいさ、少し話してやる。昔私には彼女がいた、そいつは私には勿体ないぐらい可愛くて気が強い女だった、しかし…そいつはクリスマスに死んだんだ、私を庇ってバカな話だよな、好きな女も救えなくて逆に救われるなんてね。その時に託されたんだよ。沢山の人を救えってね。」
気づいたら私は涙を流していたからそれを腕で擦り。
「明日も早い早く準備しとけ。」
そう言って私はその場を去った。
悲しいなあいつと再会したぐらいの時期にテロだなんて、なぁあのとき私が犠牲になれば未来はどう変わっていたかな？なあ………………………美奈