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Karte4:新米薬師の診療録
第21話 まさかの来訪者
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エルダー村の入り口で起きた馬車転覆事故。あれからひと月ほどが経ち、村もすっかり秋めいてきました。
「そういえば、骨折野郎はお咎めなしなんだろ。なんで訴えないんだよ」
「そうだな。ソフィー殿にナイフを突きつけたのになにもないのは納得いかないな」
「あれはケガによる一時的な錯乱が原因ですからね」
午後のティータイムでの一幕。
二人とも骨折した男性が私を脅したにも拘らず、その件が無罪放免となったことが気に食わない様子。まぁ、私が被害として届け出てないのだから無罪もなにもないんだけど。
「あれは一種の事故みたいなものだから訴えることは出来ませんよ」
「だとしても、一歩間違えればソフィー殿の命が危なかったんだぞ。少しくらい罰があっても良いと思うのだが」
「アリサさんの言う通りだ。いまからでも訴えるべきだぞ」
「ま、まぁ。私のことはともかく、罰なら受けてますよ」
「どういうことだよ」
「あの人が御者だったらしいの。彼が馬の扱いを誤り転覆させ、死者を出した。牢屋行きは確定だね」
自身も骨折してるし十分罰は受けていると思うけど、しっかり罪は償ってもらわないと亡くなった男性が報われないよね。
「……ほんと報われないよ」
「ソフィー殿、難しい顔をしているがどうかしたか」
「え? 私、そんな顔してました⁉」
「もしかしてリズの時と重ねているのか」
「え?」
「リズが死んだ後もしばらくそんな顔してたからな」
「そんなことないですよ。薬師ですから、誰かの死を毎回気にしていられませんよ」
「嘘つけ。おまえ、全然寝てないだろ」
「ギクッ」
「その顔は図星みたいだな」
「ちゃ、ちゃんと寝てるよ?」
「そういえば、ソフィー殿。先日バート殿が来た際に医師向けの学術書を頼んでいたな」
「あ、あれは――」
「おまえ、また寝る時間削って勉強してるな」
「だ、だってぇ」
「とにかくちゃんと寝ろ。目の下にクマ出来てるぞ」
「もうっ。女の子にその言い方は無いでしょ!」
けど、大体当たってるんだよね。
あの事故以来、私は瀕死の重傷でも対応できるように創傷処置の勉強を始めた。薬師の資格で出来ることは限られているけど、今回のようなことが起きないとは限らないからね。
「その様子じゃ当たりみたいだな。おまえ、ほんと暇さえあれば難しい本読んでるよな」
「薬師として知識は増やしたいと思うのは当然だよ」
「ソフィー殿のその向上心には感心する。だが己を犠牲にするのは感心できないな」
「ご、ごめんなさい」
「ソフィー殿は村唯一の薬師なのだぞ。薬師が倒れてしまったらどうするつもりだ」
「……そうですよね」
「とにかく、無理をするな。それに、辛いことがあればアタシたちに当たればいい。なぇ、エド?」
「えっ、俺もですかっ。俺、結構当たれてる気が――痛っ。なんで足踏むんですかっ」
「いまのはエドが悪いよね」
「なんでおまえが言うんだよ。ま、まぁ。ヤなことがあれば言えよ」
「ありがと。そうさせてもらうよ」
まったく。二人ともほんと優しいよね。いまでも十分いろんなこと言ってると思うんだけど、もう少しわがままになっても良いのかな
「さてと、そろそろ休憩終わりにしましょうか」
「ああ。それにしてもソフィー殿が煎れる紅茶は美味いな」
「煽ててもなにも出ませんよ。エド、先に店番してて」
「りょーかい」
これにて午後のティータイム終了。エドがリビングを出て行ったところでアリサさんと一緒にティーカップたちの片づけを始める。
「アリサさん、これ終わったら裏から“スペアソルト”を摘んできてもらって良いですか」
「承知した。今回はなにを調薬するんだ」
「いえ、今日は普通に夕食のサラダに使おうかと。そうだ。今日は食べて行ってください」
「良いのか」
「はい。たまにはみんなで夕飯も良いかなって」
「それは楽しみだ」
「楽しみにしていてください。あれ、エド。どうしたの?」
店番に戻ったはずのエドがなぜか帰ってきた。少し困惑した表情をしているけどなにかトラブルでも起きたのかな。
「なにかあった?」
「なんかソフィーに会いたいって人が来てんだけど?」
「私に? 誰だろ」
誰かと会う約束はしていないし、患者さん以外でお客さんってバートさんかな。それとも村長さん? いやそれならそう言うだろうし、エドも知らない人となれば村の外の人だね。うーん。なおさら心当たりがないな。
私は後片付けをアリサさんのお願いしてエドと一緒にリビングを出ました。待合室で待ってもらっているらしいけど、こんな田舎の村まで私を訪ねる人なんかやはりいないと思うのだけど。
「――すみません。お待たせしました。薬師の……って!」
調薬室を抜け、待合室に入った私は自己紹介をしようとしたけど、客人の姿を見るや否や言葉を失いました。窓際の日差しが入る場所に置かれた椅子に座っていた彼は私を見るなりにこやかに手を振りました。
「やぁ。元気だったかい?」
「師匠! なんでここにいるんですかっ」
「手紙に書いていたはずだよ。会いに行くって」
「それでもですっ。王都からどれあると思ってるんですか!」
「馬車で2週間だね。以前来たときは10日くらいだったと記憶してるんだけどね。思ったより掛かったよ」
それ、私も思いましたよ。師匠は確かに10日って言いましたよ。
「それにしても、元気そうでなによりだ」
「し……」
「ソフィー。久しぶりだね」
「ししょーっ!」
「おいおい。いきなり抱き着くのはやめなさい」
「だって……だってぇー」
久しぶりに感じる師匠のぬくもり。優しく頭を撫でてくれる温かい手。白衣に染み付いた薬草の香り。私の大好きな師匠だ。
「やれやれ。これじゃ子供じゃないか」
「良いんですっ。師匠の前じゃいつまでも子供なんですっ」
「はいはい。けど、そろそろ離れた方がキミの威厳の為にも良いと思うよ?」
「え……あっ!」
師匠の言葉にハッと我に返ります。師匠の胸から顔を離し、あたりを見渡すとニヤニヤと不敵な笑みを見せるエドと肩を竦めるアリサさんがいるではないですか。
「なかなか良いものが見れた。ありがとな」
「…………」
「薬師とはいえ、ソフィー殿もまだまだ子供と言うことだな」
「…………」
「そうですね。俺たちに雇い主はまだお子様みたいですね」
「…………(エド、後で覚えておきなさいよ)」
「ソフィー、この人たちが?」
「は、はい。店員のエドと採集者のアリサさんです。あ、良かったら奥へどうぞ」
待合室で立ち話もアレだから、私は師匠を店の奥にあるリビングへ案内する。アリサさんはともかく、エドには後でたっぷりお話があるから覚悟しておいてね?
「そういえば、骨折野郎はお咎めなしなんだろ。なんで訴えないんだよ」
「そうだな。ソフィー殿にナイフを突きつけたのになにもないのは納得いかないな」
「あれはケガによる一時的な錯乱が原因ですからね」
午後のティータイムでの一幕。
二人とも骨折した男性が私を脅したにも拘らず、その件が無罪放免となったことが気に食わない様子。まぁ、私が被害として届け出てないのだから無罪もなにもないんだけど。
「あれは一種の事故みたいなものだから訴えることは出来ませんよ」
「だとしても、一歩間違えればソフィー殿の命が危なかったんだぞ。少しくらい罰があっても良いと思うのだが」
「アリサさんの言う通りだ。いまからでも訴えるべきだぞ」
「ま、まぁ。私のことはともかく、罰なら受けてますよ」
「どういうことだよ」
「あの人が御者だったらしいの。彼が馬の扱いを誤り転覆させ、死者を出した。牢屋行きは確定だね」
自身も骨折してるし十分罰は受けていると思うけど、しっかり罪は償ってもらわないと亡くなった男性が報われないよね。
「……ほんと報われないよ」
「ソフィー殿、難しい顔をしているがどうかしたか」
「え? 私、そんな顔してました⁉」
「もしかしてリズの時と重ねているのか」
「え?」
「リズが死んだ後もしばらくそんな顔してたからな」
「そんなことないですよ。薬師ですから、誰かの死を毎回気にしていられませんよ」
「嘘つけ。おまえ、全然寝てないだろ」
「ギクッ」
「その顔は図星みたいだな」
「ちゃ、ちゃんと寝てるよ?」
「そういえば、ソフィー殿。先日バート殿が来た際に医師向けの学術書を頼んでいたな」
「あ、あれは――」
「おまえ、また寝る時間削って勉強してるな」
「だ、だってぇ」
「とにかくちゃんと寝ろ。目の下にクマ出来てるぞ」
「もうっ。女の子にその言い方は無いでしょ!」
けど、大体当たってるんだよね。
あの事故以来、私は瀕死の重傷でも対応できるように創傷処置の勉強を始めた。薬師の資格で出来ることは限られているけど、今回のようなことが起きないとは限らないからね。
「その様子じゃ当たりみたいだな。おまえ、ほんと暇さえあれば難しい本読んでるよな」
「薬師として知識は増やしたいと思うのは当然だよ」
「ソフィー殿のその向上心には感心する。だが己を犠牲にするのは感心できないな」
「ご、ごめんなさい」
「ソフィー殿は村唯一の薬師なのだぞ。薬師が倒れてしまったらどうするつもりだ」
「……そうですよね」
「とにかく、無理をするな。それに、辛いことがあればアタシたちに当たればいい。なぇ、エド?」
「えっ、俺もですかっ。俺、結構当たれてる気が――痛っ。なんで足踏むんですかっ」
「いまのはエドが悪いよね」
「なんでおまえが言うんだよ。ま、まぁ。ヤなことがあれば言えよ」
「ありがと。そうさせてもらうよ」
まったく。二人ともほんと優しいよね。いまでも十分いろんなこと言ってると思うんだけど、もう少しわがままになっても良いのかな
「さてと、そろそろ休憩終わりにしましょうか」
「ああ。それにしてもソフィー殿が煎れる紅茶は美味いな」
「煽ててもなにも出ませんよ。エド、先に店番してて」
「りょーかい」
これにて午後のティータイム終了。エドがリビングを出て行ったところでアリサさんと一緒にティーカップたちの片づけを始める。
「アリサさん、これ終わったら裏から“スペアソルト”を摘んできてもらって良いですか」
「承知した。今回はなにを調薬するんだ」
「いえ、今日は普通に夕食のサラダに使おうかと。そうだ。今日は食べて行ってください」
「良いのか」
「はい。たまにはみんなで夕飯も良いかなって」
「それは楽しみだ」
「楽しみにしていてください。あれ、エド。どうしたの?」
店番に戻ったはずのエドがなぜか帰ってきた。少し困惑した表情をしているけどなにかトラブルでも起きたのかな。
「なにかあった?」
「なんかソフィーに会いたいって人が来てんだけど?」
「私に? 誰だろ」
誰かと会う約束はしていないし、患者さん以外でお客さんってバートさんかな。それとも村長さん? いやそれならそう言うだろうし、エドも知らない人となれば村の外の人だね。うーん。なおさら心当たりがないな。
私は後片付けをアリサさんのお願いしてエドと一緒にリビングを出ました。待合室で待ってもらっているらしいけど、こんな田舎の村まで私を訪ねる人なんかやはりいないと思うのだけど。
「――すみません。お待たせしました。薬師の……って!」
調薬室を抜け、待合室に入った私は自己紹介をしようとしたけど、客人の姿を見るや否や言葉を失いました。窓際の日差しが入る場所に置かれた椅子に座っていた彼は私を見るなりにこやかに手を振りました。
「やぁ。元気だったかい?」
「師匠! なんでここにいるんですかっ」
「手紙に書いていたはずだよ。会いに行くって」
「それでもですっ。王都からどれあると思ってるんですか!」
「馬車で2週間だね。以前来たときは10日くらいだったと記憶してるんだけどね。思ったより掛かったよ」
それ、私も思いましたよ。師匠は確かに10日って言いましたよ。
「それにしても、元気そうでなによりだ」
「し……」
「ソフィー。久しぶりだね」
「ししょーっ!」
「おいおい。いきなり抱き着くのはやめなさい」
「だって……だってぇー」
久しぶりに感じる師匠のぬくもり。優しく頭を撫でてくれる温かい手。白衣に染み付いた薬草の香り。私の大好きな師匠だ。
「やれやれ。これじゃ子供じゃないか」
「良いんですっ。師匠の前じゃいつまでも子供なんですっ」
「はいはい。けど、そろそろ離れた方がキミの威厳の為にも良いと思うよ?」
「え……あっ!」
師匠の言葉にハッと我に返ります。師匠の胸から顔を離し、あたりを見渡すとニヤニヤと不敵な笑みを見せるエドと肩を竦めるアリサさんがいるではないですか。
「なかなか良いものが見れた。ありがとな」
「…………」
「薬師とはいえ、ソフィー殿もまだまだ子供と言うことだな」
「…………」
「そうですね。俺たちに雇い主はまだお子様みたいですね」
「…………(エド、後で覚えておきなさいよ)」
「ソフィー、この人たちが?」
「は、はい。店員のエドと採集者のアリサさんです。あ、良かったら奥へどうぞ」
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