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国を憂うのは心優しきゴリラですわ〜心優しくはないby中の人
良いでしょう。受けて立ちます。この世界。
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大胸筋がない。
力強くふっくらとふくらみ、ちょっとのことではびくともしない私の大胸筋が、変わりにあるのはぷたぷたとして動き回るしやたらと重いもの。
どういうことですの。逞しく巨木のようだった腕は枯れ木のように細いですし、鉄の固さがただの肉に成り果てています。
体育の授業になれば誰もがチラ見していた服ですら隠せなかったシックスバックすら存在しません。
そんなことってあるのでしょうか。
ああ、神様はなんて残酷なの。
私から筋肉を誓うなんて。
今さらこんな非力な小娘の体をなど戻りたくなかったですわ。
例えこれが本当の私の体だとして!!
あら、そうですわ。
これ私の体ですわ。いやですわ。とてもナイスバディでボインと出るとこでて、ぎゅってしまる所しまったいい体ですの。
まだ幼さは残りますが、もう数年したらグラビアを飾れますわ。
飾るならアイアンマンがいいですけど。知ってます? アイアンマンとても素敵な筋肉が毎回表紙を飾っておりますのよ。私の体だって負けず劣らずのものでしたのに。
私の筋肉……。
筋肉のない体になんて戻りたくないですわ。
なんで戻ってしまったのでしょう。よりにもよって……、
こんなクソゲーの世界に。
はあ。
そうですわ。
衝撃で忘れておりましたが、ここはクソゲーの世界なのですよ。少し体が重いことからおそらく青柳正の体に入った頃からあまり進んでないのではないかと思いますわ。
と言うことはゲームが始まるまで後一年はありますが、一年後になれば私の前にヒロインが現われ、王に色目を使い私は婚約破棄されてしまいます。
あのクソゲーをした後なので百年の恋も冷めてますが、むしろ吹雪の中に埋もれるか、嵐の海に沈んでおりますが……。
が、
婚約破棄されるのは望む所でも、あのボンクラクソ王子とメス猿ヒロインに国を任かせるのは嫌ですわ。
破棄されても今の私は強く生きていけますか、国が滅べばそうも言ってられませんわ。
あの二人の仲を邪魔しませんと。
あの二人だけでなくその他の頭常春猿共も全員ざまぁしてさしあげますわ。
やることが決まりましたら、必要なのは状況の整理ですわ。私がどう動くのがいいのか決めていきましょう。
まずは今日が何日なのかを知らなくてはいけません。どうも部屋の中には人がいないようなのですが、外に出れば誰かしら使用人が見つかるでしょう。
なんて思っていましたけど外に出る必要すらなかったですわ。扉を開けたらはい。遭遇。兵士がいました。
忘れておりましたけど私はお嬢様でしたわ。護衛の一人や二人いるのでした。
「お嬢様?」
「お目覚めになられたのですか」
「筋肉が足りないわ、交代よ」
「えっ」
あら、いけませんわ。私ったらつい筋肉に目がいってしまいました。筋肉のことは一度忘れなければ。
「何でもないわ。ジェイミー、ブルー。
それより今日は何日かしら。どうもここしばらくの記憶があいまいで」
「当然ですよ。病で倒れたきりずっとお目覚めにならなかったんですから。
待ていてください。今医者を呼んできます」
「さあ、部屋に戻りましょう」
おっと、どうやら色々まずそうな予感。
これはバタバタと人がやってきて考えごとしている場合でもなくなりますわよ。
「ねえ、ブルー。私どれくらい寝てましたの」
「そうですね。もう三ヵ月にはなりますでしょうか。もう起きないのではと不安でしたのでお目覚めになられてとても嬉しいです」
「まあ、そんなな……」
だとするとやばいですわ。残りは六ヵ月ほど。そして今から半日は人の相手で潰れそうです。
「ねえ、一つ聞きたいのだけど私が目を開けなかった間、王子は来てくれましたか」
「それは」
目は一瞬だけ泳いでいました。
「もちろん。来てくれていましたよ」
「そう。嬉しいわ」
はっ。あのクソ王子やはり来なかったのですね。
自分は婚約者の見舞いに行かないような薄情な人間だとどうして言い回るようなことをするのか。
まあ、いいですわ。もう関係のないことですから。
あれから一日後。
思っていたより大事になって私やっと開放されました。メイドも護衛も追い出してやっと考え事に没頭できます。
それではゲームのおさらいをしていきましょう。
皆様はまだ詳しい内容は知らないですわよね。
ゲームの物語は今から六ヵ月後、新年度になりヒロインが学園に編入してくることから始まります。
それまでヒロインは庶民として生きていました。それが突然ある貴族の隠し子であったことが発覚して、その貴族の正式な娘として貴族の世界に飛び込んでくるのです。
そうして学園に編入です。
庶民であったヒロインは貴族の世界に戸惑い、初日は学園で上手く過ごすことができませんでした。そんな中で広い学園の寂れた場所で一人眠る王子に出会うのです。
まあまず言いたいのはそんなとこで眠てお前はナマケモノかクソ王子と言うことでしょう。私が見かけましたら、最後一発ぐらい蹴ってやるところですわ。
でもそんな王子にヒロインはときめくのです。とんだ発情猿ですわ。
起きた王子は自分にときめきつつ怖気づきはしないヒロインに興味を持ち、自分から近付いていくようになります。そこから他の攻略対象たちもヒロインと出会っていくのが大まかな流れですわ。
攻略対象者は揃いも揃って全員クソ。
騎士は騎士のくせに訓練をサボってイチャイチャしたり、魔法使いは周りの迷惑も考えずヒロインのため必要でもない派手な魔法を使ったり、先生はあからさまヒロインたけひいきにして……、
思い出すだけ腹が立ちましてよ。
本当ろくでもないゲーム、いえ、現実です。
この現実を壊してやらないと気がすみません。あれですわ。何処かで聞いたざまぁと言うやつをやってやるのです。ついでに二部三部と続く続編の奴らもざまぁしてもいいですわね。
どれもゲームをしたので内容は分かってます。
なに容易いですわ。
すぐに借りてやってよかったです。ゲームをかりた舎弟にはゴリラが美少女ゲーって卒倒されましたが、彼は元気でしょうか。
後共にゴリラ1、2を目指した友のことも気になります。
少し思い出したのですが、確か私あの後はクソゲーして苛々したので町内をランニングしていた彼を捕まえ、河原で拳をぶつけ合ったのです。それ以降の記憶がないのですが……。
あの筋肉になにかあったらと心配ですわね。
まあ、そこはおいておきますわ。皆様も今気になるのはそんなことよりどうざまぁをするのか。ですよね。
そのために何をするのかしっかり考えなければなりません。
そうですわね。
やはりここは筋肉を身につけるべきでしょう。
筋肉はすべてを解決いたしますわ。
(何でだよ! 何でそうなるんだよ!)
力強くふっくらとふくらみ、ちょっとのことではびくともしない私の大胸筋が、変わりにあるのはぷたぷたとして動き回るしやたらと重いもの。
どういうことですの。逞しく巨木のようだった腕は枯れ木のように細いですし、鉄の固さがただの肉に成り果てています。
体育の授業になれば誰もがチラ見していた服ですら隠せなかったシックスバックすら存在しません。
そんなことってあるのでしょうか。
ああ、神様はなんて残酷なの。
私から筋肉を誓うなんて。
今さらこんな非力な小娘の体をなど戻りたくなかったですわ。
例えこれが本当の私の体だとして!!
あら、そうですわ。
これ私の体ですわ。いやですわ。とてもナイスバディでボインと出るとこでて、ぎゅってしまる所しまったいい体ですの。
まだ幼さは残りますが、もう数年したらグラビアを飾れますわ。
飾るならアイアンマンがいいですけど。知ってます? アイアンマンとても素敵な筋肉が毎回表紙を飾っておりますのよ。私の体だって負けず劣らずのものでしたのに。
私の筋肉……。
筋肉のない体になんて戻りたくないですわ。
なんで戻ってしまったのでしょう。よりにもよって……、
こんなクソゲーの世界に。
はあ。
そうですわ。
衝撃で忘れておりましたが、ここはクソゲーの世界なのですよ。少し体が重いことからおそらく青柳正の体に入った頃からあまり進んでないのではないかと思いますわ。
と言うことはゲームが始まるまで後一年はありますが、一年後になれば私の前にヒロインが現われ、王に色目を使い私は婚約破棄されてしまいます。
あのクソゲーをした後なので百年の恋も冷めてますが、むしろ吹雪の中に埋もれるか、嵐の海に沈んでおりますが……。
が、
婚約破棄されるのは望む所でも、あのボンクラクソ王子とメス猿ヒロインに国を任かせるのは嫌ですわ。
破棄されても今の私は強く生きていけますか、国が滅べばそうも言ってられませんわ。
あの二人の仲を邪魔しませんと。
あの二人だけでなくその他の頭常春猿共も全員ざまぁしてさしあげますわ。
やることが決まりましたら、必要なのは状況の整理ですわ。私がどう動くのがいいのか決めていきましょう。
まずは今日が何日なのかを知らなくてはいけません。どうも部屋の中には人がいないようなのですが、外に出れば誰かしら使用人が見つかるでしょう。
なんて思っていましたけど外に出る必要すらなかったですわ。扉を開けたらはい。遭遇。兵士がいました。
忘れておりましたけど私はお嬢様でしたわ。護衛の一人や二人いるのでした。
「お嬢様?」
「お目覚めになられたのですか」
「筋肉が足りないわ、交代よ」
「えっ」
あら、いけませんわ。私ったらつい筋肉に目がいってしまいました。筋肉のことは一度忘れなければ。
「何でもないわ。ジェイミー、ブルー。
それより今日は何日かしら。どうもここしばらくの記憶があいまいで」
「当然ですよ。病で倒れたきりずっとお目覚めにならなかったんですから。
待ていてください。今医者を呼んできます」
「さあ、部屋に戻りましょう」
おっと、どうやら色々まずそうな予感。
これはバタバタと人がやってきて考えごとしている場合でもなくなりますわよ。
「ねえ、ブルー。私どれくらい寝てましたの」
「そうですね。もう三ヵ月にはなりますでしょうか。もう起きないのではと不安でしたのでお目覚めになられてとても嬉しいです」
「まあ、そんなな……」
だとするとやばいですわ。残りは六ヵ月ほど。そして今から半日は人の相手で潰れそうです。
「ねえ、一つ聞きたいのだけど私が目を開けなかった間、王子は来てくれましたか」
「それは」
目は一瞬だけ泳いでいました。
「もちろん。来てくれていましたよ」
「そう。嬉しいわ」
はっ。あのクソ王子やはり来なかったのですね。
自分は婚約者の見舞いに行かないような薄情な人間だとどうして言い回るようなことをするのか。
まあ、いいですわ。もう関係のないことですから。
あれから一日後。
思っていたより大事になって私やっと開放されました。メイドも護衛も追い出してやっと考え事に没頭できます。
それではゲームのおさらいをしていきましょう。
皆様はまだ詳しい内容は知らないですわよね。
ゲームの物語は今から六ヵ月後、新年度になりヒロインが学園に編入してくることから始まります。
それまでヒロインは庶民として生きていました。それが突然ある貴族の隠し子であったことが発覚して、その貴族の正式な娘として貴族の世界に飛び込んでくるのです。
そうして学園に編入です。
庶民であったヒロインは貴族の世界に戸惑い、初日は学園で上手く過ごすことができませんでした。そんな中で広い学園の寂れた場所で一人眠る王子に出会うのです。
まあまず言いたいのはそんなとこで眠てお前はナマケモノかクソ王子と言うことでしょう。私が見かけましたら、最後一発ぐらい蹴ってやるところですわ。
でもそんな王子にヒロインはときめくのです。とんだ発情猿ですわ。
起きた王子は自分にときめきつつ怖気づきはしないヒロインに興味を持ち、自分から近付いていくようになります。そこから他の攻略対象たちもヒロインと出会っていくのが大まかな流れですわ。
攻略対象者は揃いも揃って全員クソ。
騎士は騎士のくせに訓練をサボってイチャイチャしたり、魔法使いは周りの迷惑も考えずヒロインのため必要でもない派手な魔法を使ったり、先生はあからさまヒロインたけひいきにして……、
思い出すだけ腹が立ちましてよ。
本当ろくでもないゲーム、いえ、現実です。
この現実を壊してやらないと気がすみません。あれですわ。何処かで聞いたざまぁと言うやつをやってやるのです。ついでに二部三部と続く続編の奴らもざまぁしてもいいですわね。
どれもゲームをしたので内容は分かってます。
なに容易いですわ。
すぐに借りてやってよかったです。ゲームをかりた舎弟にはゴリラが美少女ゲーって卒倒されましたが、彼は元気でしょうか。
後共にゴリラ1、2を目指した友のことも気になります。
少し思い出したのですが、確か私あの後はクソゲーして苛々したので町内をランニングしていた彼を捕まえ、河原で拳をぶつけ合ったのです。それ以降の記憶がないのですが……。
あの筋肉になにかあったらと心配ですわね。
まあ、そこはおいておきますわ。皆様も今気になるのはそんなことよりどうざまぁをするのか。ですよね。
そのために何をするのかしっかり考えなければなりません。
そうですわね。
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