22 / 132
22. どうにかする、どうにかなるよ
しおりを挟む
カリアとも別れて、本部の外で、メイナとクリル兄妹が仲良く散歩中
夜遅い時間でも、この本部の人たちは関係無く忙しそうに動いている
そんな中、本部の明かりが灯すベンチに座るメイナ
「お兄ちゃん……」
メイナの隣で、ぼーっと夜空を見ながら立っていたクリル
声をかけられて、ゆっくりメイナの方を見る
「ここは、楽しいところだね、リエルもいるし、ご飯も美味しい。ここの人達も優しいね」
リーリルぎゅっと抱きしめるその姿は、寂しさが溢れている
「……お家に帰れるかな?」
メイナが、クリルを寂しげに見つめる
何も言えなくなるクリル。しばらく二人の間に沈黙が流れていく
「帰れなくてもそうするしかないよ……俺らは貧乏金無し、家が無くても帰らなきゃな」
クリルの言葉が、夜風に流れて更に静けさを感じさていく。メイナも返事ができず、ぼうっと夜空を見上げる
「んー、そこまで悲観する必要は無いんじゃないですか?」
突然、聞こえてきた声。二人が辺りを見渡しても誰もいない
だが、二人の後ろ、音もたてずに現れたカノン隊長
「カノンさん!ビックリした!」
「……寝てたんじゃないのか?」
驚いた様子の二人を見て、してやったりの顔のカノン隊長
「いやー、さすがに疲れましたから、寝ようとしたわけですよ。けどねー興奮覚めないってやつでね。リフレッシュに来たらお二人発見って所です」
驚かされて何だか悔しいメイナとクリル
そんな事よりも、話を進めていこうとするカノン隊長。二人の話を盗み聞きしていたので、もっと二人の悩みを聞き出そうしている
「さて、この境界線本部は、お二人にとって、どうですかね?」
質問に、何となく答えづらい二人
うーんと、返答に困り、また沈黙が流れていく
「この場所は、変な人もいれば、優しい人もいたり厳しい人がいます。午前の人、午後の人も、それぞれ特化した人々が集まる所ですから、仕方がないですね」
カノン隊長の話す内容を、静かに聞くメイナとクリル
それを知ってか知らずか、話を続けていくカノン
「前にも言いましたが、君達みたいな子を守ることも仕事ですし。どうにかなりますよ。悩むことは基本ありません。……ライム兄妹は別と思いますが」
最後の言葉は、怯えてるような嫌そうな顔
そんな様子を不思議そうに見ているメイナとクリル
勝手に自己嫌悪になりかけたカノン隊長。二人に気づいて、冷静を何とか取り戻そうとしていく
「ま、まあとりあえず部屋に戻りましょう。気持ちが落ち着いて考える。それが一番です」
夜遅い時間でも、この本部の人たちは関係無く忙しそうに動いている
そんな中、本部の明かりが灯すベンチに座るメイナ
「お兄ちゃん……」
メイナの隣で、ぼーっと夜空を見ながら立っていたクリル
声をかけられて、ゆっくりメイナの方を見る
「ここは、楽しいところだね、リエルもいるし、ご飯も美味しい。ここの人達も優しいね」
リーリルぎゅっと抱きしめるその姿は、寂しさが溢れている
「……お家に帰れるかな?」
メイナが、クリルを寂しげに見つめる
何も言えなくなるクリル。しばらく二人の間に沈黙が流れていく
「帰れなくてもそうするしかないよ……俺らは貧乏金無し、家が無くても帰らなきゃな」
クリルの言葉が、夜風に流れて更に静けさを感じさていく。メイナも返事ができず、ぼうっと夜空を見上げる
「んー、そこまで悲観する必要は無いんじゃないですか?」
突然、聞こえてきた声。二人が辺りを見渡しても誰もいない
だが、二人の後ろ、音もたてずに現れたカノン隊長
「カノンさん!ビックリした!」
「……寝てたんじゃないのか?」
驚いた様子の二人を見て、してやったりの顔のカノン隊長
「いやー、さすがに疲れましたから、寝ようとしたわけですよ。けどねー興奮覚めないってやつでね。リフレッシュに来たらお二人発見って所です」
驚かされて何だか悔しいメイナとクリル
そんな事よりも、話を進めていこうとするカノン隊長。二人の話を盗み聞きしていたので、もっと二人の悩みを聞き出そうしている
「さて、この境界線本部は、お二人にとって、どうですかね?」
質問に、何となく答えづらい二人
うーんと、返答に困り、また沈黙が流れていく
「この場所は、変な人もいれば、優しい人もいたり厳しい人がいます。午前の人、午後の人も、それぞれ特化した人々が集まる所ですから、仕方がないですね」
カノン隊長の話す内容を、静かに聞くメイナとクリル
それを知ってか知らずか、話を続けていくカノン
「前にも言いましたが、君達みたいな子を守ることも仕事ですし。どうにかなりますよ。悩むことは基本ありません。……ライム兄妹は別と思いますが」
最後の言葉は、怯えてるような嫌そうな顔
そんな様子を不思議そうに見ているメイナとクリル
勝手に自己嫌悪になりかけたカノン隊長。二人に気づいて、冷静を何とか取り戻そうとしていく
「ま、まあとりあえず部屋に戻りましょう。気持ちが落ち着いて考える。それが一番です」
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる