時を奏でる境界線

シャオえる

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111. 今日はいつもと違う場所

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 ノエル達が寝静まった深夜、本部でバタバタと足音が聞こえてくる
「大変だっ!ノエル君とクリル君がいない!」
 カノンが慌ててバルバ達がいる会議室にやって来た
「なんだ?騒がしいな」
 会議室にいる人達が一斉に視線はカノンの方へ向く。一人、あたふたとしているのを横目に、バルバがため息をついた
「バルバ、ダング!部屋に二人がいないから探さなきゃ……」
「みんな、女子寮にある大部屋にいますよ。特別に許可を得たと先程話しましたが……」
 まだ焦っているカノンに冷静に話すカリア。さっき言われていた事を思い出して、今度はふて腐れて不機嫌になっていく
「じゃあ僕は部屋に入れないじゃない。つまんないの」
 はぁ。と椅子に座って、近くの資料を何となく手に取る。
回りは忙しそうに動き回っている。カリアもバタバタと忙しそう
「ラックは見つかりましたか?」
 近くの隊員と話すカリア。その話を聞いて、不思議そうにカノンがカリアに質問する
「ラック?なんで?」
「……何も聞いてないのか、忘れたのか?」
 はぁ。とため息つくバルバ。カリアも、また説明するのが面倒くさいのかカノンを無視して、隊員と話を続けている
「まだ見当たりません。元々ラックさんも連絡が取りづらい人でしたので、巻き込まれたかは今だ不明です」
 隊員の報告にため息つくバルバ達。カノンは不機嫌そうに
椅子の背もたれに仰け反って、難しそうに資料を睨んでいるバルバに話しかける
「アゼルと一緒だったりして……ねぇ?」
 話しかけられて、ちらりとカノンを見る
「一緒にいるとして何のために?」
 バルバから逆に質問されて考えこむ。はぁ。と今度は大きめのため息ついて、また資料に目を向けて話しかける
「……とりあえず、明日またフラワードと共に学園の調査だ。さっさと帰って休むんだな」


「眠い……」
 時間が過ぎて、朝日が眩しい午前レクト8時頃。ノエルに起こされたリエルがまだ眠たそうに目を擦りながら一番最後にやっと起きた
「もう朝だよ。早く起きないと」
 先に布団等を片付け終えて、起きるのを待っていたメイナとリエルはノエルの側で何やら口喧嘩している様子で、ずっとうるさく朝から叫んでいる
「カリアさんは?」
 そんな二人に気にすることなく、辺りを見渡すリエル。ノエルも気にしていない様子で、リエルの布団を片付けていく
「いないよ。自分の部屋で寝てるんじゃないかな?」
 話ながらもあっという間に片付け終えると、クリル達にも話しかけて、部屋を出る準備を始めていく
「ほら、そろそろ行くよ。ここも後で使うみたいだから」
 まだ眠たそうに椅子に座っているリエルに声をかけていると、メイナとクリルの口喧嘩も終わったのか、いつの間にか部屋が静かになっていた。
「どこに行くの?」
 ノエルとリエルが話していると、起きた事に気づいたメイナが、口喧嘩の事も忘れてご機嫌でリエルに抱きつく。クリルはまだ少し不機嫌のまま、ちょっとノエルに八つ当たりしつつ、一足先に部屋を出ていった
「ほら、もとの部屋に帰るよ。カノンさん達が来るまで待ってるようにって言われたし」
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