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128. 夢を叶えた反動
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「夢を叶えた……?」
「お母さんの夢?」
「そうだよ。リエル、ノエル。ずっと寂しい思いをさせてゴメンね。もう大丈夫だよ」
二人に微笑み、話しかけるアゼル。急な再会に二人とも、どう話せばいいのか分からず困惑している
「……カリアさん。お父さんが……」
カリアに抱きついて離れないリエル。緊急事態に、カリアもカノン、他の隊員達も動けないまま、呆然としていると、バタバタと隊員が屋上にやって来た
「皆さん大変です!世界中の魔力が無くなってしまったそうです!現在、両方の時間の魔術が使えないと……!」
隊員の報告に、更にざわめく屋上。魔術者達が、急いで魔術を使い始める。だが、報告通り魔術の反応がない
「どういうことだ!何をした!」
「んーと、だからね……」
アゼルに怒鳴り詰め寄るカノン。飄々と楽しそうなアゼル。はぐらかそうと、無言になったり笑ったりと、カノンだけでなく、バルバやダングも余計に苛立たせてる
「お父さん……」
リックに話しかけるメイナ。こちらでも気まずく戸惑って、どう話せば良いのか分からないまま、三人無言で見つめあう
「メイナ、クリル。すまなかったな」
そう一言話すと、二人から目を離すリック。二人も何も言えないまま、ただ時間が過ぎていく
「……なんだ?」
バルバか異変に気づく。地震か、地鳴りか。突然、大きな音が本部に響く。音と共に大きく揺れ出す本部。一斉にパニックになる隊員達。アゼルとリックは失敗かと、深いため息をつく
「カリア、四人と急いで避難を!他の者達もここからの避難と、寮に残っている人達の避難の手助け、町の状況も出来るならば確認を!」
カノンの指示を聞いてすぐ、急いで屋上から去っていく隊員と魔術者達。カリアも四人と共に避難の準備をする
「さぁ、みんな急いで」
屋上から離れようとした時、リーリルが突然メイナの腕から落ちた。強く抱きしめていたはずのリーリル。そして、魔力が無いという今、なぜかリーリルが勝手に動いて地面に立っている
「リーリル……?」
二人の様子に、クリルが立ち止まる
「メイナ、どうした?」
「リーリルが、勝手に……」
声に反応して、クルッと向きを変えるとメイナの方に向くリーリル
「どうしたの?リーリル?」
リーリルの不穏な雰囲気と周りを音で、メイナがパニックになっていく
「早く避難を!急いで!」
まだ屋上に残ったままのメイナ達に叫ぶカノン。段々と大きくなっていく本部の揺れ。だが、呆然とした三人とカリアの様子に気づいて、バルバやダングと共に駆けよる
「リーリル!どうしたの?元に戻って!」
カノン達が見たのは、少しずつ巨大化していくリーリルの姿と、自分の意思ではない行動に、メイナが更にパニックになっていた。その騒ぎにリックとアゼルもやっと気づいた
「あのぬいぐるみは、カナメの……」
「おかしいなぁ。魔力はないはずじゃ……」
勝手に動くリーリルを見て、驚くリックと不思議そうなアゼル。予想外の動きに、二人見合わせ首をかしげている
「……リエル!」
みんながリーリルとメイナを見ている中、急にノエルが叫ぶ。隣でリエルが苦しそうに座り込んでいた
「お兄ちゃん……苦しい……」
ノエル達もこの状況にパニックになっていると、またバタバタと、屋上へ隊員が大急ぎでやって来た
「たっ、大変です!魔力が……一時、完全に無くなってしまった反動か、爆発的に魔力が戻ってきているそうです。今、町の人々が、魔力の増加に耐えられず暴徒化しています!寮の方でも数名、暴徒化しています!」
「お母さんの夢?」
「そうだよ。リエル、ノエル。ずっと寂しい思いをさせてゴメンね。もう大丈夫だよ」
二人に微笑み、話しかけるアゼル。急な再会に二人とも、どう話せばいいのか分からず困惑している
「……カリアさん。お父さんが……」
カリアに抱きついて離れないリエル。緊急事態に、カリアもカノン、他の隊員達も動けないまま、呆然としていると、バタバタと隊員が屋上にやって来た
「皆さん大変です!世界中の魔力が無くなってしまったそうです!現在、両方の時間の魔術が使えないと……!」
隊員の報告に、更にざわめく屋上。魔術者達が、急いで魔術を使い始める。だが、報告通り魔術の反応がない
「どういうことだ!何をした!」
「んーと、だからね……」
アゼルに怒鳴り詰め寄るカノン。飄々と楽しそうなアゼル。はぐらかそうと、無言になったり笑ったりと、カノンだけでなく、バルバやダングも余計に苛立たせてる
「お父さん……」
リックに話しかけるメイナ。こちらでも気まずく戸惑って、どう話せば良いのか分からないまま、三人無言で見つめあう
「メイナ、クリル。すまなかったな」
そう一言話すと、二人から目を離すリック。二人も何も言えないまま、ただ時間が過ぎていく
「……なんだ?」
バルバか異変に気づく。地震か、地鳴りか。突然、大きな音が本部に響く。音と共に大きく揺れ出す本部。一斉にパニックになる隊員達。アゼルとリックは失敗かと、深いため息をつく
「カリア、四人と急いで避難を!他の者達もここからの避難と、寮に残っている人達の避難の手助け、町の状況も出来るならば確認を!」
カノンの指示を聞いてすぐ、急いで屋上から去っていく隊員と魔術者達。カリアも四人と共に避難の準備をする
「さぁ、みんな急いで」
屋上から離れようとした時、リーリルが突然メイナの腕から落ちた。強く抱きしめていたはずのリーリル。そして、魔力が無いという今、なぜかリーリルが勝手に動いて地面に立っている
「リーリル……?」
二人の様子に、クリルが立ち止まる
「メイナ、どうした?」
「リーリルが、勝手に……」
声に反応して、クルッと向きを変えるとメイナの方に向くリーリル
「どうしたの?リーリル?」
リーリルの不穏な雰囲気と周りを音で、メイナがパニックになっていく
「早く避難を!急いで!」
まだ屋上に残ったままのメイナ達に叫ぶカノン。段々と大きくなっていく本部の揺れ。だが、呆然とした三人とカリアの様子に気づいて、バルバやダングと共に駆けよる
「リーリル!どうしたの?元に戻って!」
カノン達が見たのは、少しずつ巨大化していくリーリルの姿と、自分の意思ではない行動に、メイナが更にパニックになっていた。その騒ぎにリックとアゼルもやっと気づいた
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「おかしいなぁ。魔力はないはずじゃ……」
勝手に動くリーリルを見て、驚くリックと不思議そうなアゼル。予想外の動きに、二人見合わせ首をかしげている
「……リエル!」
みんながリーリルとメイナを見ている中、急にノエルが叫ぶ。隣でリエルが苦しそうに座り込んでいた
「お兄ちゃん……苦しい……」
ノエル達もこの状況にパニックになっていると、またバタバタと、屋上へ隊員が大急ぎでやって来た
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