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不思議な戦いの波長
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夜、静かなクリスの部屋、寝息をたてて寝ているクリス
「やっと寝たか…」
クリスが寝たのを確認して、部屋を出るリズル
部屋を出てすぐ
「ふぅ…」
と、疲れた様子でため息をつく
そのまま顔も上げず、少しうつむき、当てもなく廊下を歩きはじめるリズル
少し歩くと
「リズル」
と、名前を呼ばれて顔を上げると、アーベル大佐がいた
「仮眠は終わりですか?」
「ああ、寝足りんがな。クリス・ルーグは?」
「アリスに会えたこと、家政婦に会えたのが嬉しかったのか、はしゃぎ疲れて寝ています」
苦笑いで、アーベル大佐にそう伝えると
「そうか、中々呑気な性格の娘なのか?」
アーベル大佐も苦笑いで、答える
「そうですね、明るい素直な子だと思いますよ」
二人が話しているそばで、コツコツと靴の音が聞こえてきた
「そこのお二人さん」
ノーツ医師が、疲れた様子で二人に近づいてくる
「廊下のど真ん中で何してるの?」
「クリスの事でな」
アーベル大佐が答えると
「ノーツ医師こそどうしたんです?」
リズルがノーツ医師に問いかける
「ぐーったり疲れたから休憩がてらにお風呂と思ってね。リズルも一緒にいかが?」
「それは、お言葉に甘えようかな」
ノーツ医師のお誘いに受け入れるリズル
「しかし、医務室には誰もいないということでは?」
アーベル大佐がノーツ医師に、問いかける
「一応、数名待機しているから、まぁ、大丈夫でしょ」
「んで、家政婦さんの聞き取りは?」
今度は、ノーツ医師がアーベル大佐に質問をする
「ああ、二人の母、祖母の場所が分かったから、そこへ明朝、向かう事になった。なぜ、双子の存在を黙っていたのかは知らないそうだから、やはりルーグ家の血縁者を連れてこなければと思っているらしいが、あまり有力な情報はないな」
アーベル大佐の報告に、ノーツ医師も
「で、私からもあるんだけど、これからどうせ会議でしょ?伝えといて」
そういうと、アリスの資料をアーベル大佐に渡し、資料の説明を始めた
「見てここ、アリスの魔力の変動がスゴいの。ゼロになったり、飛び抜けて高かったり。あの子の中で戦っているような、違うような。そんな感じね」
「戦っている?」
アーベル大佐は、不思議そうに返事をする
ノーツ医師も腕を組み、困った顔で答える
「うーん…なんとなくね、あまりにも変動が激しいから、あの子の体力もキツいと思う。本当にそろそろ危ないわ。あの子が、先に死ぬか、災いが先に起こるか…」
「分かった。伝えておこう…」
「やっと寝たか…」
クリスが寝たのを確認して、部屋を出るリズル
部屋を出てすぐ
「ふぅ…」
と、疲れた様子でため息をつく
そのまま顔も上げず、少しうつむき、当てもなく廊下を歩きはじめるリズル
少し歩くと
「リズル」
と、名前を呼ばれて顔を上げると、アーベル大佐がいた
「仮眠は終わりですか?」
「ああ、寝足りんがな。クリス・ルーグは?」
「アリスに会えたこと、家政婦に会えたのが嬉しかったのか、はしゃぎ疲れて寝ています」
苦笑いで、アーベル大佐にそう伝えると
「そうか、中々呑気な性格の娘なのか?」
アーベル大佐も苦笑いで、答える
「そうですね、明るい素直な子だと思いますよ」
二人が話しているそばで、コツコツと靴の音が聞こえてきた
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「廊下のど真ん中で何してるの?」
「クリスの事でな」
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「ノーツ医師こそどうしたんです?」
リズルがノーツ医師に問いかける
「ぐーったり疲れたから休憩がてらにお風呂と思ってね。リズルも一緒にいかが?」
「それは、お言葉に甘えようかな」
ノーツ医師のお誘いに受け入れるリズル
「しかし、医務室には誰もいないということでは?」
アーベル大佐がノーツ医師に、問いかける
「一応、数名待機しているから、まぁ、大丈夫でしょ」
「んで、家政婦さんの聞き取りは?」
今度は、ノーツ医師がアーベル大佐に質問をする
「ああ、二人の母、祖母の場所が分かったから、そこへ明朝、向かう事になった。なぜ、双子の存在を黙っていたのかは知らないそうだから、やはりルーグ家の血縁者を連れてこなければと思っているらしいが、あまり有力な情報はないな」
アーベル大佐の報告に、ノーツ医師も
「で、私からもあるんだけど、これからどうせ会議でしょ?伝えといて」
そういうと、アリスの資料をアーベル大佐に渡し、資料の説明を始めた
「見てここ、アリスの魔力の変動がスゴいの。ゼロになったり、飛び抜けて高かったり。あの子の中で戦っているような、違うような。そんな感じね」
「戦っている?」
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ノーツ医師も腕を組み、困った顔で答える
「うーん…なんとなくね、あまりにも変動が激しいから、あの子の体力もキツいと思う。本当にそろそろ危ないわ。あの子が、先に死ぬか、災いが先に起こるか…」
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