シンフォニー・レイ

シャオえる

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27. 今日はみんなでお泊まり会

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「ツミキのお家遠い?」
「うーん、多分……。」
 三人並んでツミキの家へ向かう途中、何だかんだと楽しそうなツミキとカエデ。二人の少し前を二人の話に聞き耳をたてながらミオリが歩いている
「そういや前に、突然ルモカさんが来たときはビックリしたよ」
 二人の会話が途切れてきた頃、突然ミオリが足を止めた。二人も立ち止まり、動かないミオリの背中をじーっと見つめる
「あっ、あの……」
 ツミキが話しかけようとした時、ミオリがくるりと振り返る
「ツミキ、昨日はごめんなさい……いきなり叩いて……」
 頭を下げ謝るミオリ。急に謝られて戸惑うツミキも頭を下げる
「ミオリさん。私こそ、ごめんなさい……。ダメって言われていたのに勝手に……」


「ここが私の家です」
 駅から少し離れた静かな住宅街の中にあるアパートに着いた三人。ツミキが鍵を開けると、そーっとカエデとミオリが入ってく。久しぶりの帰宅にツミキもホッとして家へ入ってく
「ツミキ、一人暮らし?」
 誰かと住むとしたら少し狭い部屋。ベットにはカエデと同じウサギのぬいぐるみが置かれている
「うん。ちっちゃい頃から一人暮らし」
 そのぬいぐるみをカエデに渡して、床に置きっぱなしだった洋服などを急いで片付けてく
「お母さんとか亡くなったって言ってたっけ?」
「……うん。とは言っても顔も名前も覚えてないくらい、小さい頃に亡くなっちゃったから……」
「そっか……」

「ツミキ……荷物は何を持っていくんだ?」
 二人の話が途切れ、ツミキの片付けも終わる頃、急にミオリがツミキに話しかけた
「えっと一応、洋服を……もし、完全に引っ越すなら色々あるから後日にって」
 恐る恐るミオリの質問に答えつつベットの側、服を片付け空いたスペースに、二人に座るように言ったあと、バタバタと台所に向かうツミキ
「とりあえず今日は、ここに泊まるから」
「……えっ?」
 ミオリの発言に固まる二人。ミオリの方に二人とも振り向くと、ツミキの方を向いてミオリが微笑んでいた
「今日が最後に寝る日になるかもだから。ゼフドさんからも許可は取ってある。ツミキ、ダメか?」
「い、いえ!大丈夫です!」
 ミオリからの提案に嬉しくて大声かつ笑顔で返事をすると、まだ少し緊張感があった部屋が、一気に明るくなっていく

「あの、私、夕御飯のお買い物行ってきます!あと、あと……お菓子も!えっと、えーっと……」
 あたふたウロチョロと忙しそうに冷蔵庫の中を見たりや台所の周りをうろつくツミキ
「ツミキ、落ち着いて……」
 なんとかツミキを落ち着かせようとするカエデ。だが、全然落ち着かず、段々と焦りはじめてく
「……あなたたち」
 そんな二人を見て思わず笑ってしまったミオリ。笑い声に気づいて恥ずかしそうなツミキ。カエデがツミキを抱きしめて微笑んでいると、ミオリも二人の側に来て微笑み、また話しかける
「みんなで買い物に行こう。ツミキ、道案内宜しく」
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