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60. 不安よりも楽しさが溢れる場所
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そして朝、ツミキが転校する日になった。久しぶりの登校に、カエデやミオリがクラスの皆と話をしていると、チャイムが鳴り響く。バタバタとみんな教室に戻って、席につくと、担任の先生が入ってきた
「みんな、席についてー」
ガヤガヤと騒がしい教室。そんな中、今日の予定を話す先生の話も上の空、ツミキの登場に楽しみで顔がにやけっぱなしのカエデがいた
「今日、なんとこのクラスに転校生が来ます!」
その言葉に一気にわぁっと、テンションの上がる教室。廊下で呼ばれるのを待っているツミキの緊張感が一気に上がっていく
「どうぞ、入ってきて」
先生に呼ばれて緊張しながら教室に入ってきたツミキ。隣で先生が名前が書かれている間、キョロキョロとカエデがいるか見回している
「ツミキさんです。訳あって、カエデさんと一緒に住んでいるそうです。この街にも来たばかりみたいですから、ツミキさんが、分からないことがあれば、教えてあげてくださいね」
「ツミキさん、どこに住んでたの?」
「さん。って呼ぶの変か。ツミキちゃんって呼んででいい?」
「次、移動教室だけど場所わかる?」
「どうして、カエデちゃんと住んでいるの?」
一時間目の授業が終わり休み時間。クラスの女子が一気にツミキに駆け寄ってきた
「あの、えーと……」
始めての授業が終わり、一息つく間もなくあっという間に囲まれてしまってパニックになるツミキ
「ちょっとみんな、ツミキ困ってるよ。それに次の教室違うから早く行かないと……」
「カエデちゃん……」
ツミキを囲む人混みをかき分けて、どうにか隣に来たカエデ。知ってる顔を見てホッとしていると、ツミキを囲んでいた人達が移動教室のため、ちらほらと教室を後にしていく。出ていく様子をボーッと見ていたツミキ。いつの間にかカエデも教科書を持って教室の入り口でツミキを待っていた
「ツミキ。別の教室だから一緒に行くから、早く」
「あれ?ミオリさんだ……」
教室へ向かうため廊下を歩いている二人。後ろからクラスの女子達も数名一緒お喋りをしながら移動していると、隣の校舎で、何やら困った表情のミオリを見つけた
「何してるのかな……?」
「ツミキ、どうしたの?」
外を見たまま動かなくなったツミキに声をかけるカエデ。ツミキが見る方に顔を向けると、ちょうど学校のチャイムが鳴った
「あっ……チャイム」
チャイムの音を聴くなり、周りにいた生徒達がバタバタと走りはじめた
「急いでツミキ!授業遅れるよ!」
「う、うん」
パタパタと早歩きで、廊下を歩くツミキ達。クラスの女子達に少し遅れても、ツミキは一人のんびりと歩いている
「あのね、カエデちゃん、今ミオリさんが……」
「えっ?なに?」
カエデに話しかけた時、チャイムが鳴り終わり、一緒に移動していた女子達も焦りだして、二人を残して廊下を走っていった。残された二人も慌てて廊下を走りだす
「ツミキごめん、話なに?」
バタバタと走りながら話の続きを聞こうとするカエデ。隣で一緒に走っていると、ふとつい最近までいた学校の事を思い出す。全く違う風景に戸惑いつつも嬉しくて、カエデの手を取り一緒に並んで教室へ走ってく
「ううん、カエデちゃん、何でもない。早く行こう」
「みんな、席についてー」
ガヤガヤと騒がしい教室。そんな中、今日の予定を話す先生の話も上の空、ツミキの登場に楽しみで顔がにやけっぱなしのカエデがいた
「今日、なんとこのクラスに転校生が来ます!」
その言葉に一気にわぁっと、テンションの上がる教室。廊下で呼ばれるのを待っているツミキの緊張感が一気に上がっていく
「どうぞ、入ってきて」
先生に呼ばれて緊張しながら教室に入ってきたツミキ。隣で先生が名前が書かれている間、キョロキョロとカエデがいるか見回している
「ツミキさんです。訳あって、カエデさんと一緒に住んでいるそうです。この街にも来たばかりみたいですから、ツミキさんが、分からないことがあれば、教えてあげてくださいね」
「ツミキさん、どこに住んでたの?」
「さん。って呼ぶの変か。ツミキちゃんって呼んででいい?」
「次、移動教室だけど場所わかる?」
「どうして、カエデちゃんと住んでいるの?」
一時間目の授業が終わり休み時間。クラスの女子が一気にツミキに駆け寄ってきた
「あの、えーと……」
始めての授業が終わり、一息つく間もなくあっという間に囲まれてしまってパニックになるツミキ
「ちょっとみんな、ツミキ困ってるよ。それに次の教室違うから早く行かないと……」
「カエデちゃん……」
ツミキを囲む人混みをかき分けて、どうにか隣に来たカエデ。知ってる顔を見てホッとしていると、ツミキを囲んでいた人達が移動教室のため、ちらほらと教室を後にしていく。出ていく様子をボーッと見ていたツミキ。いつの間にかカエデも教科書を持って教室の入り口でツミキを待っていた
「ツミキ。別の教室だから一緒に行くから、早く」
「あれ?ミオリさんだ……」
教室へ向かうため廊下を歩いている二人。後ろからクラスの女子達も数名一緒お喋りをしながら移動していると、隣の校舎で、何やら困った表情のミオリを見つけた
「何してるのかな……?」
「ツミキ、どうしたの?」
外を見たまま動かなくなったツミキに声をかけるカエデ。ツミキが見る方に顔を向けると、ちょうど学校のチャイムが鳴った
「あっ……チャイム」
チャイムの音を聴くなり、周りにいた生徒達がバタバタと走りはじめた
「急いでツミキ!授業遅れるよ!」
「う、うん」
パタパタと早歩きで、廊下を歩くツミキ達。クラスの女子達に少し遅れても、ツミキは一人のんびりと歩いている
「あのね、カエデちゃん、今ミオリさんが……」
「えっ?なに?」
カエデに話しかけた時、チャイムが鳴り終わり、一緒に移動していた女子達も焦りだして、二人を残して廊下を走っていった。残された二人も慌てて廊下を走りだす
「ツミキごめん、話なに?」
バタバタと走りながら話の続きを聞こうとするカエデ。隣で一緒に走っていると、ふとつい最近までいた学校の事を思い出す。全く違う風景に戸惑いつつも嬉しくて、カエデの手を取り一緒に並んで教室へ走ってく
「ううん、カエデちゃん、何でもない。早く行こう」
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