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70. 記憶に刻まれた音
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「失礼します……」
恐る恐る部屋の扉を開けたナギが一番最初に部屋に入るとサクナがパチンと壁にあった部屋の電気のスイッチを押した
「ここがミコト達の生徒会室……」
一番最後に生徒会室に入ってきたノアが呟く側で、サクナが本棚からたくさんの本を取り出しテーブルに置いた
「この部屋にも何か手掛かりがあるかもしれないから」
と、呟くと本を開いて読みはじめると、ノアとナギも本棚から本を取り出して読みはじめた
「これ……どう思う?」
だいぶ本棚の本を読み終えた頃、ナギが一冊の本をノアとサクナに見せた
「大丈夫そうではあるけど……かなり高度な魔術じゃない?三人の魔力を合わせても、ギリギリかな」
「他に手掛かりもないし、何にもしないよりかはマシよ」
「そうだね。試してみよう」
「まあ、そんな感じで……」
「そうなんだ。クリス先生が持ってたんだ。私も渡されたし……」
公園で長椅子に座って休憩をしながらナギから説明を受けたミコトが、そう返事をしながら持っていたアイスクリームを頬張ると、突然サクナが立ち上がりノアも含めた三人に向かって叫びだした
「っていうか、のんびりしてても良いの?探すんじゃないの?」
「だって、ノエル見つかんないし、お腹も空いたし」
「甘いの食べて休みながらじゃないと無理だよ」
困ったように返事をするナギとミコトを見て、サクナがはぁ。とため息ついて座り直すと、持っていたソフトクリームを頬張った
「そういえば、前はどうやって見つけたの?」
「んー、しばらく探した後にね、急にここいるっていう感じがしたよ。そしたらすぐ見つけたの」
「へー、あんな感じ?」
ノアとミコトの話を聞いて、ナギがとある場所を指差しながら問いかけた
「あれ?モナカ、お手伝いしてくれるの?」
その頃、ミコトとノエルの家では、モカがたくさんのご飯を作り疲れてきていた。その疲れた顔を見たモナカが、食器棚からお皿を取り出そうと大きな翼を広げた
「お皿割れちゃうから、慎重に」
上手くお皿が取れずあたふたと動くモナカに心配そうに声をかけるが、注意は間に合わず、大きなお皿を落としてしまい、ガチャンと音をたて床に落としてしまった
「もー、モナカ大丈夫?」
割ったお皿のすぐ側でバタバタと騒ぐモナカを少しお皿から避けさせて、手慣れた様子でお皿を片付けるモカ。ふと、モナカを見ると、しょんぼりとした顔をしているのを見てクスッと微笑んだ
「こんなバタバタなご飯作るなんて、ノエルみたいだね」
そう呟きながら片付けを終えようとした時、割れたお皿を見つめ動かなくなってしまったモカ。そんなモカにモナカが心配そうに近寄ると、モカが振り向き首をかしげながらモナカを見つめた
「ノエルか……。あれ?どんなだったけ?」
恐る恐る部屋の扉を開けたナギが一番最初に部屋に入るとサクナがパチンと壁にあった部屋の電気のスイッチを押した
「ここがミコト達の生徒会室……」
一番最後に生徒会室に入ってきたノアが呟く側で、サクナが本棚からたくさんの本を取り出しテーブルに置いた
「この部屋にも何か手掛かりがあるかもしれないから」
と、呟くと本を開いて読みはじめると、ノアとナギも本棚から本を取り出して読みはじめた
「これ……どう思う?」
だいぶ本棚の本を読み終えた頃、ナギが一冊の本をノアとサクナに見せた
「大丈夫そうではあるけど……かなり高度な魔術じゃない?三人の魔力を合わせても、ギリギリかな」
「他に手掛かりもないし、何にもしないよりかはマシよ」
「そうだね。試してみよう」
「まあ、そんな感じで……」
「そうなんだ。クリス先生が持ってたんだ。私も渡されたし……」
公園で長椅子に座って休憩をしながらナギから説明を受けたミコトが、そう返事をしながら持っていたアイスクリームを頬張ると、突然サクナが立ち上がりノアも含めた三人に向かって叫びだした
「っていうか、のんびりしてても良いの?探すんじゃないの?」
「だって、ノエル見つかんないし、お腹も空いたし」
「甘いの食べて休みながらじゃないと無理だよ」
困ったように返事をするナギとミコトを見て、サクナがはぁ。とため息ついて座り直すと、持っていたソフトクリームを頬張った
「そういえば、前はどうやって見つけたの?」
「んー、しばらく探した後にね、急にここいるっていう感じがしたよ。そしたらすぐ見つけたの」
「へー、あんな感じ?」
ノアとミコトの話を聞いて、ナギがとある場所を指差しながら問いかけた
「あれ?モナカ、お手伝いしてくれるの?」
その頃、ミコトとノエルの家では、モカがたくさんのご飯を作り疲れてきていた。その疲れた顔を見たモナカが、食器棚からお皿を取り出そうと大きな翼を広げた
「お皿割れちゃうから、慎重に」
上手くお皿が取れずあたふたと動くモナカに心配そうに声をかけるが、注意は間に合わず、大きなお皿を落としてしまい、ガチャンと音をたて床に落としてしまった
「もー、モナカ大丈夫?」
割ったお皿のすぐ側でバタバタと騒ぐモナカを少しお皿から避けさせて、手慣れた様子でお皿を片付けるモカ。ふと、モナカを見ると、しょんぼりとした顔をしているのを見てクスッと微笑んだ
「こんなバタバタなご飯作るなんて、ノエルみたいだね」
そう呟きながら片付けを終えようとした時、割れたお皿を見つめ動かなくなってしまったモカ。そんなモカにモナカが心配そうに近寄ると、モカが振り向き首をかしげながらモナカを見つめた
「ノエルか……。あれ?どんなだったけ?」
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