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18.守るべきものの為に
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「今日の夕飯なにー?」
お風呂上がり、ルカも一緒の夕御飯でご機嫌なアカリ。キッチン着くと、ミツキがご飯の盛り付けをしていた
「パスタ。食えるか?」
「大丈夫!たくさん食べれる!」
食卓テーブルにるかと隣同士座ってお喋りをしていると、リビングにあるテーブルの真ん中に、見慣れない置物を見つけたアカリ。ジーっと何かを見ているアカリに気づいて、ルカもリビングに視線を向ける
「あれなに?」
テーブルに置かれた白いお皿の上に、橙色の風船のような物が五つ置かれている
「それ、鬼灯っていう花らしい」
「ほおずき?」
「母さんのお土産ってさ。変わった置物だから買ったてさ」
「確かに変わっているかも……」
ミツキの話を聞きながら、鬼灯というその置物を持つと見た目より軽くて、本物のような置物に、ルカと一緒に手の上で軽く投げたり渡したりして遊んでいると、ご飯の準備を終えたミツキがキッチンから二人を呼ぶ
「夕飯出来たぞ。冷める前に二人とも、早く食べろ」
「はーい」
「結界が張られている……」
アカリとルカが寝静まった深夜、窓辺で余っていたマカロンを食べながらヒカリが何やら呟いている
「それも、かなり強い上級の魔術師のものね」
外を見てクスリと笑うヒカリ。ベットで一緒に寝ているアカリとルカを見て、また不敵に笑う
「アカリを守るためかしら……それとも……」
「ヒカリ……」
持っていたマカロンを食べ終える頃、家の外から名前を呼ぶ声。声のする方に振り返ると、不機嫌顔のリリが外に一人きりで、ふわりと浮いていた
「あら、リリ。何のご用?」
「あまり素敵じゃないこの結界は、どちら様の?」
窓から少し離れて機嫌の悪そうに話すリリ。なかなか近寄らないリリを見て、ヒカリがふふっと笑う
「さあね?私じゃないことは確かだけど」
楽しげに話すヒカリに、不機嫌が増してくリリ。気持ちを落ち着かせるために、ふぅ。と小さく深呼吸する
「なるべくアカリには怪我させないように、と書庫からの通達が来ているわよ」
「そう、言うだけの人達に言われたくはないけれど、ありがたく聞いておくわ」
クスッと笑って返事をするヒカリに、やっぱり不機嫌な気持ちが治らないリリ。もう帰ろうと背を向けてまた、一つ深呼吸をした
「……ユイをまた、ここに連れてくるわ」
「わかったわ、その時は甘い紅茶を用意しておくように、アカリに伝えておくわ」
お風呂上がり、ルカも一緒の夕御飯でご機嫌なアカリ。キッチン着くと、ミツキがご飯の盛り付けをしていた
「パスタ。食えるか?」
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「あれなに?」
テーブルに置かれた白いお皿の上に、橙色の風船のような物が五つ置かれている
「それ、鬼灯っていう花らしい」
「ほおずき?」
「母さんのお土産ってさ。変わった置物だから買ったてさ」
「確かに変わっているかも……」
ミツキの話を聞きながら、鬼灯というその置物を持つと見た目より軽くて、本物のような置物に、ルカと一緒に手の上で軽く投げたり渡したりして遊んでいると、ご飯の準備を終えたミツキがキッチンから二人を呼ぶ
「夕飯出来たぞ。冷める前に二人とも、早く食べろ」
「はーい」
「結界が張られている……」
アカリとルカが寝静まった深夜、窓辺で余っていたマカロンを食べながらヒカリが何やら呟いている
「それも、かなり強い上級の魔術師のものね」
外を見てクスリと笑うヒカリ。ベットで一緒に寝ているアカリとルカを見て、また不敵に笑う
「アカリを守るためかしら……それとも……」
「ヒカリ……」
持っていたマカロンを食べ終える頃、家の外から名前を呼ぶ声。声のする方に振り返ると、不機嫌顔のリリが外に一人きりで、ふわりと浮いていた
「あら、リリ。何のご用?」
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窓から少し離れて機嫌の悪そうに話すリリ。なかなか近寄らないリリを見て、ヒカリがふふっと笑う
「さあね?私じゃないことは確かだけど」
楽しげに話すヒカリに、不機嫌が増してくリリ。気持ちを落ち着かせるために、ふぅ。と小さく深呼吸する
「なるべくアカリには怪我させないように、と書庫からの通達が来ているわよ」
「そう、言うだけの人達に言われたくはないけれど、ありがたく聞いておくわ」
クスッと笑って返事をするヒカリに、やっぱり不機嫌な気持ちが治らないリリ。もう帰ろうと背を向けてまた、一つ深呼吸をした
「……ユイをまた、ここに連れてくるわ」
「わかったわ、その時は甘い紅茶を用意しておくように、アカリに伝えておくわ」
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