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9話 三現主義 迷宮編
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迷宮の入り口では衛兵が入出管理を行っている。
冒険者以外が勝手に入らないようにするためと、迷宮内で行方不明になった時の為の管理だ。
行方不明とは死亡と同義ではあるが。
ここでは冒険者登録証の提示のみで済むのだが、冒険者登録証がない運搬請け負いみたいな奴がいるので、審査に時間が掛かることがある。
俺の調査目的というのも似たようなものか。
護衛の仕事であることを示すために、冒険者ギルドの依頼書を提示して納得してもらう。
迷宮は浅い階層は比較的弱いモンスターばかりなので、死亡事故も少ないというのだが、ここではどの階層まで行くのかは確認しないし、仮に確認したとしても虚偽の報告をしても、問題なく通過できるだろう。
公的機関による階層の管理は難しそうだな。
と考えていた所で、俺達の審査が終わって中に入る事ができた。
迷宮の入り口では兵士達が訓練を行っている。
入口までトレインを引っ張ってきた冒険者がいた時の為に彼らがいる。
しかし、数十年に一度のスタンピードの時は、兵士達は皆帰らぬ人となってしまったという記録を見た。
彼らが最後の砦ではあるが、如何せん数の暴力には勝てないようだ。
まあ、スタンピードまで考えたら、標準偏差で-3σの対策をするようなもので、費用対効果があわないな。
-3σがどれくらいかというと、1万日で数回あるかないかくらいの確率だ。
兵士達の横を通り抜け、徐々に奥に進んでいくが、迷宮内は意外と明るい。
外観検査を行うには不十分だが600ルクス以上の明るさがあるな。
これなら松明やランタンは必要ない。
もっとも、更に奥深くに進んだ時にはどうなるかわからないが。
「迷宮内ってどこでもこれくらい明るいの?」
隣を護衛しながら歩くスターレットに訊いてみた。
「そうね。地下5階層まで行ってみたけど、明るさはここと変わりなかったわよ」
そう返ってきた。
これなら暗がりから敵に襲われることもないだろうな。
かといって、周囲への警戒を怠っていいわけではないが。
本来であればスカウトがいればいいのだろうけど、今回の護衛のパーティーにはそれがいない。
この辺は必ずいなければならないというわけではないが、いるのといないのでは不意打ちを食らう頻度が違うのではないだろうか。
TRPGでもそんな処理をしていたしな。
まあ、スカウト必須としてしまうと、ソロの冒険者が生活できなくなるだろうし、その辺は強制するわけにはいかないか。
FMEAやFTAを必須にすれば、間違いなくスカウトなしは認められないところなんだがな。
スカウトなしでも安全に冒険をできる方法があれば良いのだが。
「スカウトがいないけど索敵はどうしているの?」
「そうね、周囲の音に気をつけながら進むようにはしているわ。目だと精々が180度の範囲でしか周囲を確認できないでしょ。首を振ったとしても、全周囲を確認することなんてできないから、目以外でも危険を察知するようにはしているわよ。適性ジョブじゃないから、本業みたいに完璧にはいかないけどね」
スターレットは出来る範囲でよと苦笑いをする。
コモンスキルで危険察知でもあればよいのだろうが、生憎とこの世界にはそんなものはない。
「罠はないの?」
「私が行ける範囲だと、他の人もかなり多く踏破しているから、罠はないわよ。もっと深い階層になるとわからないわね。知性の高いモンスターもいるみたいだし、罠が仕掛けられていてもおかしくはないわ」
「実は、冒険者へのアンケートの結果、死亡する原因は敵に殺されるか、罠にかかって死ぬかっていうのが多かったんだ。罠の解除はできるの?」
「罠に出会ったことがないから、出来るかどうかはわからないわね。多分できないと思うけど。スカウトがパーティーにいたほうがいいわね。だって死亡している冒険者がいるんでしょ」
「そうだね。可能な限りスカウトをパーティーに入れるべきだろうね。ただ、臨時のパーティーでそうもいっていられない場合や、スカウトが行動不能に陥った場合を想定して、ジョブがなくとも出来ることを増やすべきだと思う。適性が無いから出来ないってわけでも無いからね」
そう、適性が無くても出来ないわけじゃない。
それだと、料理は料理人しか出来ないことになるからだ。
料理人のジョブは、他人よりも料理の腕が上がりやすいのと、料理に特化したスキルがあるだけだ。
ただ、品質管理の観点からするとそれでいいのかと謂うのはある。
罠の解除を特殊特性と定義するならば、それを行うものは資格認定が必要になる。
特殊特性とは、管理計画、コントロールプランと呼ばれる工程管理図の中で、特に重要な製品特性を指す。
例えば、溶接や樹脂成形など、外から見ても内部がわからないが、製品の品質に大きく関わってくるようなものを特殊特性に指定するのだ。
冒険で何が特殊特性なのかといわれると、通常の戦闘よりも、罠の発見や解除がそれに指定されるべきではないだろうか。
因みに、前世では溶接については資格認定制度を社内で持っており、有資格者のみが作業に従事できた。
罠の発見や解除についても、冒険者ギルドで等級認定するときに、審査項目に加えるのもいいかもしれないな。
「出来たら、迷宮に仕掛けられた罠を見てみたいんだけど」
スターレットにお願いしてみたが、
「このパーティーの等級だと、罠があるような階層まで行くのは危険よ。罠の前にモンスターとの戦闘で死んじゃうわ」
と、首を横に振られてしまった。
そう言われては仕方がない。
迷宮の危険を調査しに来て、死んでしまったのでは、木乃伊取りが木乃伊になるを地でいくことになるな。
そのときは是非ともマミーに止めを指されたい。
そうすれば、故事として歴史に残る事が出来るかも知れないから。
「アルト、何か変なことを考えている?」
スターレットが俺の顔を覗き込んでいる。
「そうだけど、わかるの?」
「ええ、なんか目の焦点があってなくて、何処と無く上の空みたいだったから」
そう指摘された。
前世からそうなのだが、思案に更けると目の焦点があわなくなるのだ。
それがわかったのは小学生の時だ。
授業がつまらないので、小説や漫画のストーリーを考えていたのだが、教師に「何処を見ておるんだ」と指摘されてしまった。
最初は目の焦点があわなくなるのが普通だと思っていたが、家庭訪問の際に教師が親に告げて、俺が普通ではない事が発覚した。
まさか、そんな癖が転生しても残っていたとはね。
「迷宮の中でそんなことをしていると危ないわよ。何処に危険が潜んでいるのかなんてわからないから、常に警戒をしていないと」
スターレットの言い方は、まるで母親か姉のように、未熟な俺を諭すようなものだった。
それにしても、常に警戒か。
これは難しいぞ。
なにしろ、人間の集中力などそうは続かない。
会社の休憩時間があるのもそのためだ。
トイレのためとか、体が疲れるからというのもあるが、集中力が持続しないというのもある。
データパンチの会社を見たことがあるが、二時間ごとの休憩時間は強制的にとらされる。
作業が遅れていても、休憩時間は絶対だ。
更に、残業はしない。
一日八時間以上の入力作業は集中力を欠いてしまい、ミスが出てしまうから禁止されていた。
それを見て感心したものである。
工場なんて、忙しくなれば残業で対応する。
しかし、それはミスが多くなり、品質を落としてしまっているのだ。
そういえば、冒険者の休憩ってどうしているのだろうか?
「休憩時間ってあるの?」
「あら、疲れたの?カイエンに言って休みましょうか」
スターレットはここでもお姉さん然としてこたえてくれる。
「いや、疲れた訳じゃないんだ。ただ、冒険者が疲れたらミスが多くなるんじゃないかなと思ってね。休憩をどうやってとるのか気になったんだよ」
「ああ、そういうこと。単に移動するなら二時間おき程度に休憩をとるわね。屋外の護衛任務だと、天候によって臨機応変に対応するわ。それと、戦闘があったときは、時間に関係なく休憩をとるようにしているの。あとは、依頼主の要望があればそれに従うわ」
最後の一言が気になるな。
ブラック依頼主にあたると、休憩時間をとれないこともあるじゃないか。
DQNが多い建築関係の現場はそういうのが良くあったぞ。
夏場の外仕事で休みなしとか。
重大事故に繋がる原因だったな。
どこの世界でも似たようなものか。
「あ、でもあんまり酷いのは依頼を途中で断るわよ。冒険者ギルドも酷い依頼主については、違約金を支払わないしね」
「冒険者ギルドはきちんと仕事しているのか」
「ええ。どこの冒険者ギルドもそうかはわからないけど、ステラの冒険者ギルドはきちんと対応しているの」
下請法違反の取り締まりがきちんとできているようでなにより。
下請法とは下請代金支払遅延等防止法の略称だ。
買い叩き等の支払いについてや、過酷な契約について禁止する法律で、罰則もある。
だが、未だにそういった行為はよく見かける。
転生してから、変わっているかも知れないけど。
「そろそろ他の冒険者が少なくなってきたから、戦闘になるかもしれないわね」
スターレットに言われて周囲を見回すと、冒険者の姿も疎らになっていた。
先頭を行くカイエンの歩みも気がつけば遅くなっている。
より警戒を強くしたので、歩みが遅くなったのだろう。
いよいよモンスターとの戦いが見られるのかな?
冒険者以外が勝手に入らないようにするためと、迷宮内で行方不明になった時の為の管理だ。
行方不明とは死亡と同義ではあるが。
ここでは冒険者登録証の提示のみで済むのだが、冒険者登録証がない運搬請け負いみたいな奴がいるので、審査に時間が掛かることがある。
俺の調査目的というのも似たようなものか。
護衛の仕事であることを示すために、冒険者ギルドの依頼書を提示して納得してもらう。
迷宮は浅い階層は比較的弱いモンスターばかりなので、死亡事故も少ないというのだが、ここではどの階層まで行くのかは確認しないし、仮に確認したとしても虚偽の報告をしても、問題なく通過できるだろう。
公的機関による階層の管理は難しそうだな。
と考えていた所で、俺達の審査が終わって中に入る事ができた。
迷宮の入り口では兵士達が訓練を行っている。
入口までトレインを引っ張ってきた冒険者がいた時の為に彼らがいる。
しかし、数十年に一度のスタンピードの時は、兵士達は皆帰らぬ人となってしまったという記録を見た。
彼らが最後の砦ではあるが、如何せん数の暴力には勝てないようだ。
まあ、スタンピードまで考えたら、標準偏差で-3σの対策をするようなもので、費用対効果があわないな。
-3σがどれくらいかというと、1万日で数回あるかないかくらいの確率だ。
兵士達の横を通り抜け、徐々に奥に進んでいくが、迷宮内は意外と明るい。
外観検査を行うには不十分だが600ルクス以上の明るさがあるな。
これなら松明やランタンは必要ない。
もっとも、更に奥深くに進んだ時にはどうなるかわからないが。
「迷宮内ってどこでもこれくらい明るいの?」
隣を護衛しながら歩くスターレットに訊いてみた。
「そうね。地下5階層まで行ってみたけど、明るさはここと変わりなかったわよ」
そう返ってきた。
これなら暗がりから敵に襲われることもないだろうな。
かといって、周囲への警戒を怠っていいわけではないが。
本来であればスカウトがいればいいのだろうけど、今回の護衛のパーティーにはそれがいない。
この辺は必ずいなければならないというわけではないが、いるのといないのでは不意打ちを食らう頻度が違うのではないだろうか。
TRPGでもそんな処理をしていたしな。
まあ、スカウト必須としてしまうと、ソロの冒険者が生活できなくなるだろうし、その辺は強制するわけにはいかないか。
FMEAやFTAを必須にすれば、間違いなくスカウトなしは認められないところなんだがな。
スカウトなしでも安全に冒険をできる方法があれば良いのだが。
「スカウトがいないけど索敵はどうしているの?」
「そうね、周囲の音に気をつけながら進むようにはしているわ。目だと精々が180度の範囲でしか周囲を確認できないでしょ。首を振ったとしても、全周囲を確認することなんてできないから、目以外でも危険を察知するようにはしているわよ。適性ジョブじゃないから、本業みたいに完璧にはいかないけどね」
スターレットは出来る範囲でよと苦笑いをする。
コモンスキルで危険察知でもあればよいのだろうが、生憎とこの世界にはそんなものはない。
「罠はないの?」
「私が行ける範囲だと、他の人もかなり多く踏破しているから、罠はないわよ。もっと深い階層になるとわからないわね。知性の高いモンスターもいるみたいだし、罠が仕掛けられていてもおかしくはないわ」
「実は、冒険者へのアンケートの結果、死亡する原因は敵に殺されるか、罠にかかって死ぬかっていうのが多かったんだ。罠の解除はできるの?」
「罠に出会ったことがないから、出来るかどうかはわからないわね。多分できないと思うけど。スカウトがパーティーにいたほうがいいわね。だって死亡している冒険者がいるんでしょ」
「そうだね。可能な限りスカウトをパーティーに入れるべきだろうね。ただ、臨時のパーティーでそうもいっていられない場合や、スカウトが行動不能に陥った場合を想定して、ジョブがなくとも出来ることを増やすべきだと思う。適性が無いから出来ないってわけでも無いからね」
そう、適性が無くても出来ないわけじゃない。
それだと、料理は料理人しか出来ないことになるからだ。
料理人のジョブは、他人よりも料理の腕が上がりやすいのと、料理に特化したスキルがあるだけだ。
ただ、品質管理の観点からするとそれでいいのかと謂うのはある。
罠の解除を特殊特性と定義するならば、それを行うものは資格認定が必要になる。
特殊特性とは、管理計画、コントロールプランと呼ばれる工程管理図の中で、特に重要な製品特性を指す。
例えば、溶接や樹脂成形など、外から見ても内部がわからないが、製品の品質に大きく関わってくるようなものを特殊特性に指定するのだ。
冒険で何が特殊特性なのかといわれると、通常の戦闘よりも、罠の発見や解除がそれに指定されるべきではないだろうか。
因みに、前世では溶接については資格認定制度を社内で持っており、有資格者のみが作業に従事できた。
罠の発見や解除についても、冒険者ギルドで等級認定するときに、審査項目に加えるのもいいかもしれないな。
「出来たら、迷宮に仕掛けられた罠を見てみたいんだけど」
スターレットにお願いしてみたが、
「このパーティーの等級だと、罠があるような階層まで行くのは危険よ。罠の前にモンスターとの戦闘で死んじゃうわ」
と、首を横に振られてしまった。
そう言われては仕方がない。
迷宮の危険を調査しに来て、死んでしまったのでは、木乃伊取りが木乃伊になるを地でいくことになるな。
そのときは是非ともマミーに止めを指されたい。
そうすれば、故事として歴史に残る事が出来るかも知れないから。
「アルト、何か変なことを考えている?」
スターレットが俺の顔を覗き込んでいる。
「そうだけど、わかるの?」
「ええ、なんか目の焦点があってなくて、何処と無く上の空みたいだったから」
そう指摘された。
前世からそうなのだが、思案に更けると目の焦点があわなくなるのだ。
それがわかったのは小学生の時だ。
授業がつまらないので、小説や漫画のストーリーを考えていたのだが、教師に「何処を見ておるんだ」と指摘されてしまった。
最初は目の焦点があわなくなるのが普通だと思っていたが、家庭訪問の際に教師が親に告げて、俺が普通ではない事が発覚した。
まさか、そんな癖が転生しても残っていたとはね。
「迷宮の中でそんなことをしていると危ないわよ。何処に危険が潜んでいるのかなんてわからないから、常に警戒をしていないと」
スターレットの言い方は、まるで母親か姉のように、未熟な俺を諭すようなものだった。
それにしても、常に警戒か。
これは難しいぞ。
なにしろ、人間の集中力などそうは続かない。
会社の休憩時間があるのもそのためだ。
トイレのためとか、体が疲れるからというのもあるが、集中力が持続しないというのもある。
データパンチの会社を見たことがあるが、二時間ごとの休憩時間は強制的にとらされる。
作業が遅れていても、休憩時間は絶対だ。
更に、残業はしない。
一日八時間以上の入力作業は集中力を欠いてしまい、ミスが出てしまうから禁止されていた。
それを見て感心したものである。
工場なんて、忙しくなれば残業で対応する。
しかし、それはミスが多くなり、品質を落としてしまっているのだ。
そういえば、冒険者の休憩ってどうしているのだろうか?
「休憩時間ってあるの?」
「あら、疲れたの?カイエンに言って休みましょうか」
スターレットはここでもお姉さん然としてこたえてくれる。
「いや、疲れた訳じゃないんだ。ただ、冒険者が疲れたらミスが多くなるんじゃないかなと思ってね。休憩をどうやってとるのか気になったんだよ」
「ああ、そういうこと。単に移動するなら二時間おき程度に休憩をとるわね。屋外の護衛任務だと、天候によって臨機応変に対応するわ。それと、戦闘があったときは、時間に関係なく休憩をとるようにしているの。あとは、依頼主の要望があればそれに従うわ」
最後の一言が気になるな。
ブラック依頼主にあたると、休憩時間をとれないこともあるじゃないか。
DQNが多い建築関係の現場はそういうのが良くあったぞ。
夏場の外仕事で休みなしとか。
重大事故に繋がる原因だったな。
どこの世界でも似たようなものか。
「あ、でもあんまり酷いのは依頼を途中で断るわよ。冒険者ギルドも酷い依頼主については、違約金を支払わないしね」
「冒険者ギルドはきちんと仕事しているのか」
「ええ。どこの冒険者ギルドもそうかはわからないけど、ステラの冒険者ギルドはきちんと対応しているの」
下請法違反の取り締まりがきちんとできているようでなにより。
下請法とは下請代金支払遅延等防止法の略称だ。
買い叩き等の支払いについてや、過酷な契約について禁止する法律で、罰則もある。
だが、未だにそういった行為はよく見かける。
転生してから、変わっているかも知れないけど。
「そろそろ他の冒険者が少なくなってきたから、戦闘になるかもしれないわね」
スターレットに言われて周囲を見回すと、冒険者の姿も疎らになっていた。
先頭を行くカイエンの歩みも気がつけば遅くなっている。
より警戒を強くしたので、歩みが遅くなったのだろう。
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