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第二章 ストレーガ国までの帰路
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ストレーガ王都を覆っていた結界が壊れ、王都の中が見えてきた。オレンジ色の屋根が見え、王都の象徴――王城が中央に見えた。
福ちゃんの上から眺めたこの国は――私が生まれたアンサンテ国よりも広い領土と、高い城壁に囲まれた王都。
さすが魔法大国と呼ばれるストレーガ国だ。
「やっぱりな」
「やっぱりだったね」
私の隣で王都を眺めていたシエルさんと、ラエルさんは杖を構えながら……ため息をつく。子犬ちゃんも何処も壊れていない王都を眺め、ため息をついた。
「まったく、父上は本気でみんなの力を試していたのか……そうなると、結界を破壊したシエルが一番か?」
「ハァ、面倒な事が起こりそうだ……」
「兄貴、確実に起こると思うよ」
3人の会話を聞きながら、私は良かったとホッとした。
王都の中はどこも建物は壊れておらず、人々は石化もしていない。子犬ちゃんがアンサンテ国で話していた、話と違うけど、王都のみんなに怪我がなくて本当によかった。
「主人、何処か近くにおりますか?」
「そうだな……」
【お、ようやく王都を覆う結界を壊すものが……って、なんだシエルか! 君達以外の魔法使いでは、この結界を壊すのは無理だったようだね。みんな、ご苦労様~広間に食事を用意したから食べに来てくれ! 酒もデザートもたくさん用意した】
王都の何処からか拡声器のような、男性の声が聞こえた。その声を聞き――シエルさんとラエルさん、子犬ちゃん達は声の主が誰だか分かったみたい。
――誰なんだろう?
「行くぞ!」
「行きましょう」
王都外で結界を壊そうとしていた魔法使い達は、王都の中央へと進んでいく。その中にシエルさんの友達のノースさんもこちらに手をあげ、自分の隊を引き連れ、やはり中央へと向かっていった。
それを見送っていると、シエルさんが。
「さて、俺達も行くか」
「そうだね、みんなも向かったし」
「久しぶりに会えるね」
「何処に行くの? 今、聞こえた声は誰ですか?」
「ん? ああ、ルーとクルは知らないか。今聞こえた声はストレーガ国の国王陛下だ。一応、ベルーガが伝えたことも起こったが……ベルーガを外に出した後、すぐに自力で解決したみたいだ」
――だとすると王都の人々は一度、魔女によって石化され、建物も壊れていたとなる。
【そう、すぐ主犯者は捕まえた。ボクはベルーガに自力で好きな人を見つけて欲しかった、だから……時間をあげたんだけどね……子犬の姿はまずかったかな?】
「父上……」
【でもさ、ウルラの上に魔力が人一倍高い女性がいるね。その子は誰の恋人なの? ベルーガ? シエル? ラエル?】
「陛下、ベルーガでも、ラエルでもありません。私の大切な人ですよ」
シエルさんは私を抱き寄せた。
福ちゃんの上から眺めたこの国は――私が生まれたアンサンテ国よりも広い領土と、高い城壁に囲まれた王都。
さすが魔法大国と呼ばれるストレーガ国だ。
「やっぱりな」
「やっぱりだったね」
私の隣で王都を眺めていたシエルさんと、ラエルさんは杖を構えながら……ため息をつく。子犬ちゃんも何処も壊れていない王都を眺め、ため息をついた。
「まったく、父上は本気でみんなの力を試していたのか……そうなると、結界を破壊したシエルが一番か?」
「ハァ、面倒な事が起こりそうだ……」
「兄貴、確実に起こると思うよ」
3人の会話を聞きながら、私は良かったとホッとした。
王都の中はどこも建物は壊れておらず、人々は石化もしていない。子犬ちゃんがアンサンテ国で話していた、話と違うけど、王都のみんなに怪我がなくて本当によかった。
「主人、何処か近くにおりますか?」
「そうだな……」
【お、ようやく王都を覆う結界を壊すものが……って、なんだシエルか! 君達以外の魔法使いでは、この結界を壊すのは無理だったようだね。みんな、ご苦労様~広間に食事を用意したから食べに来てくれ! 酒もデザートもたくさん用意した】
王都の何処からか拡声器のような、男性の声が聞こえた。その声を聞き――シエルさんとラエルさん、子犬ちゃん達は声の主が誰だか分かったみたい。
――誰なんだろう?
「行くぞ!」
「行きましょう」
王都外で結界を壊そうとしていた魔法使い達は、王都の中央へと進んでいく。その中にシエルさんの友達のノースさんもこちらに手をあげ、自分の隊を引き連れ、やはり中央へと向かっていった。
それを見送っていると、シエルさんが。
「さて、俺達も行くか」
「そうだね、みんなも向かったし」
「久しぶりに会えるね」
「何処に行くの? 今、聞こえた声は誰ですか?」
「ん? ああ、ルーとクルは知らないか。今聞こえた声はストレーガ国の国王陛下だ。一応、ベルーガが伝えたことも起こったが……ベルーガを外に出した後、すぐに自力で解決したみたいだ」
――だとすると王都の人々は一度、魔女によって石化され、建物も壊れていたとなる。
【そう、すぐ主犯者は捕まえた。ボクはベルーガに自力で好きな人を見つけて欲しかった、だから……時間をあげたんだけどね……子犬の姿はまずかったかな?】
「父上……」
【でもさ、ウルラの上に魔力が人一倍高い女性がいるね。その子は誰の恋人なの? ベルーガ? シエル? ラエル?】
「陛下、ベルーガでも、ラエルでもありません。私の大切な人ですよ」
シエルさんは私を抱き寄せた。
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