陰間茶屋の散る花さん。男に抱かれながら告られる!

月歌(ツキウタ)

文字の大きさ
1 / 1

陰間茶屋の散る花、告白される。

しおりを挟む
#創作BL #BL小説

◇◇◇

「お前を指名する客など俺くらいだろ?年増の陰間に『散る花』とは勿体ない名前だな?」

男は俺を抱き寄せながらそんな事を言う。馴染みの客だが、その言葉にはかちんときた。

「『散る花』の名は気に入ってるよ。それに、あんた以外にも指名をくれる客はいる。あんたが知らないだけ」

「ほう?」

男は指を舌で濡らすと秘部に忍ばせ蕾の周辺を撫でた。それだけで体内がゾクゾクして欲しくなる。

「んっ、はぁ‥‥っ、あぁ」
「淫乱な体だな、散る花?」

「うるさぃねえ。淫乱な体が嫌なら、蕾める花を‥指名しなよっ、ん!」

蕾を開き指が挿入される。三本の指がズブズブと沈み込みこむ。通和散を塗りたくっているから、指を折られても異物感を感じるだけ。

「はぁ、んっ!」
「ほらな‥淫乱な体だ」
「指はもういいでしょ?中に挿れてよ」

何度も男を受け入れた体が指だけでは足りないと鳴く。男の指を咥えたまま腰を動かす。浅ましいが仕方ない。

「そうだな。」

男は指を引き抜く。俺は懐紙で男の指を拭う。そして、ちょっとしおらしく男の胸に身を寄せた。もう、体は男のそれ。年増の陰間の潮時についてくれた客に、少し情が湧いていた。

「挿れるぞ」
「はい、旦那さま」
「ふん」

足を大きく広げられ肩に両足を乗せられる。浮いた腰を引き寄せられて、雄が密着する。その大きさにゴクリとツバを飲む。

「あっ、あぁ‥‥、はいって、くる」
「楽しめ」
「旦那さまっ、あぁっ!」

潤滑剤を溢しながら太い一物が内部に沈む。苦しい一時はやがて快感にかわり、乱れさせる。俺は男の背に腕を回す。ぎゅっと内部が締り男が唸る。それを嬉しく思いながら、腰を振り誘った。同時に自身の牡が弾けて白濁が吹く。

「んあっ!はずかしい‥‥っあぁ」

「いったな!くっ、散る花のくせによく締まる‥‥鍛えているのか?」


陰間になった時から内部を鍛えるのが仕事だった。感じなくても中を締めて男を悦ばせる。でも、今はちょっと感じてる。いつもより体が熱い。

「感じてるか、散る花?」
「‥お初とでも呼んでよ、徳兵衛さま」
「はっ、心中ものは好きじゃない!」

奥をはげしく突かれて腰砕けになる。背中に回した手が外れて床に落ちた。その手のひらに男が手を重ね指を絡める。男は腰の動きを早めながら呟く

「心中ものより、弥次喜多がいい」
「えっ?」
「もう、陰間はやめろ」
「でも食べていけなぃ‥んぁ、っ!」

「だから、弥次喜多になろうって言ってるだろ~が!俺のそばにいろ。一生そばにいろ!」

男が奥を一突きする。熱い飛沫が体内に広がり溶けていく。ああ、それよりこの客は何を言った?

「旦那さま‥‥?」

「お前と暮らしたい。店の一つをお前に任せる。そこで働いて‥夜は一緒に過ごす。それで、文句ないだろ?」

体を繋いだまま告白された。いや、告白されたのかな?

「はい、旦那さま。」
「よし」

男は牡を抜くと俺の唇を奪った。この客とは初めてだ。初めて唇を重ねている。俺は目をとじて男と舌を絡ませ合う。

◇◇◇◇
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

敗戦国の王子を犯して拐う

月歌(ツキウタ)
BL
祖国の王に家族を殺された男は一人隣国に逃れた。時が満ち、男は隣国の兵となり祖国に攻め込む。そして男は陥落した城に辿り着く。

壁乳

リリーブルー
BL
ご来店ありがとうございます。ここは、壁越しに、触れ合える店。 最初は乳首から。指名を繰り返すと、徐々に、エリアが拡大していきます。 俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 じれじれラブコメディー。 4年ぶりに続きを書きました!更新していくのでよろしくお願いします。 (挿絵byリリーブルー)

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

先輩、可愛がってください

ゆもたに
BL
棒アイスを頬張ってる先輩を見て、「あー……ち◯ぽぶち込みてぇ」とつい言ってしまった天然な後輩の話

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

オメガなパパとぼくの話

キサラギムツキ
BL
タイトルのままオメガなパパと息子の日常話。

処理中です...