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地下の牢獄に
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◆◆◆◆◆
「俺には、二種類の貞操帯が必要なんだよ。地下牢獄の、拷問倉庫にあるとは思うのだけど?俺と一緒に、貞操帯を探してくれない?お願い、ライオネル」
「貞操帯が二種類も必要なのか!?」
地下牢獄に向かうルートは二通りある。
一つ目は、自警団事務所から地下牢獄に向かう正規ルート。二つ目は、独身寮厨房の地下にある食材貯蔵庫ルート。食材貯蔵庫の奥には、地下牢獄に繋がる扉がある。
ライオネルを必死に説得して、地下貯蔵庫の奥の扉の前まで連れてきた。ここの鍵を管理しているのは、副団長のライオネルだ。だが、ライオネルは、地下牢獄への扉を前にしても、なかなか鍵を開けてくれない。
俺はライオネルに、更なる説得を試みた。
「そう、二種の貞操帯が絶対に必要なんだ。一つは、普通の貞操帯ね。これは、ギルド風俗課の依頼をこなす時に、安全対策の為に着用するつもり。もう一つは、コックリング付きの貞操帯。これは、我がソールフードである、卵かけご飯のポテンシャルを上げる為に必要なんだ。団長は変わり者だけど、味覚については俺は絶大なる信頼を置いている。ソールフードの未知なる扉を開く為に、是非とも協力したい。俺の深い気持ちをわかってくれた、ライオネル?」
「うーむ・・ケイ、後半辺りから全く理解できなくなった。ソールフードの未知なる扉を開く為に、コックリング付きの貞操帯が必要との事だが、意味不明過ぎて・・追求をする事が恐ろしくなってきた」
「ふ、モスバー肉を平気で食らうライオネルには、俺と団長の飽くなき食への探求心は、理解できないだろうね。わかるよ、ライオネル」
「味覚の異なりについては、意見を控えよう。新たな味を求めて、コックリング付きの貞操帯が必要なら、共に探してもいい。だが、ギルド風俗課の依頼を受けるために、貞操帯を必要としているのなら、協力はできない」
「ん、なんで?」
「ケイ、給料アップを望む気持ちは分かる。だが、ギルド風俗課の依頼を一手に担うなど、無謀が過ぎる。先の「裸エプロン事件」の様に、容疑者に襲われる可能性が高い。その為の貞操帯なのだろうが、変態ならかえって喜び勇んで、ケイの履いた貞操帯を脱がしに掛かるだろう。そうなれば、ケイの下半身は無防備な丸裸だ。ケイは自分の身を蔑ろにする傾向にある。心配だよ、ケイ」
「わかった」
「わかってくれたか、ケイ!」
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「俺には、二種類の貞操帯が必要なんだよ。地下牢獄の、拷問倉庫にあるとは思うのだけど?俺と一緒に、貞操帯を探してくれない?お願い、ライオネル」
「貞操帯が二種類も必要なのか!?」
地下牢獄に向かうルートは二通りある。
一つ目は、自警団事務所から地下牢獄に向かう正規ルート。二つ目は、独身寮厨房の地下にある食材貯蔵庫ルート。食材貯蔵庫の奥には、地下牢獄に繋がる扉がある。
ライオネルを必死に説得して、地下貯蔵庫の奥の扉の前まで連れてきた。ここの鍵を管理しているのは、副団長のライオネルだ。だが、ライオネルは、地下牢獄への扉を前にしても、なかなか鍵を開けてくれない。
俺はライオネルに、更なる説得を試みた。
「そう、二種の貞操帯が絶対に必要なんだ。一つは、普通の貞操帯ね。これは、ギルド風俗課の依頼をこなす時に、安全対策の為に着用するつもり。もう一つは、コックリング付きの貞操帯。これは、我がソールフードである、卵かけご飯のポテンシャルを上げる為に必要なんだ。団長は変わり者だけど、味覚については俺は絶大なる信頼を置いている。ソールフードの未知なる扉を開く為に、是非とも協力したい。俺の深い気持ちをわかってくれた、ライオネル?」
「うーむ・・ケイ、後半辺りから全く理解できなくなった。ソールフードの未知なる扉を開く為に、コックリング付きの貞操帯が必要との事だが、意味不明過ぎて・・追求をする事が恐ろしくなってきた」
「ふ、モスバー肉を平気で食らうライオネルには、俺と団長の飽くなき食への探求心は、理解できないだろうね。わかるよ、ライオネル」
「味覚の異なりについては、意見を控えよう。新たな味を求めて、コックリング付きの貞操帯が必要なら、共に探してもいい。だが、ギルド風俗課の依頼を受けるために、貞操帯を必要としているのなら、協力はできない」
「ん、なんで?」
「ケイ、給料アップを望む気持ちは分かる。だが、ギルド風俗課の依頼を一手に担うなど、無謀が過ぎる。先の「裸エプロン事件」の様に、容疑者に襲われる可能性が高い。その為の貞操帯なのだろうが、変態ならかえって喜び勇んで、ケイの履いた貞操帯を脱がしに掛かるだろう。そうなれば、ケイの下半身は無防備な丸裸だ。ケイは自分の身を蔑ろにする傾向にある。心配だよ、ケイ」
「わかった」
「わかってくれたか、ケイ!」
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