番が欲しいアイツと、実らない恋をした俺の話。

飛鷹

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sideノア

4.

物欲しげな俺の視線に気が付いたのか、ルーカスはゴクリと喉を鳴らした。

「そのまま力抜いてろよ」

後孔に鈴口が押し付けられる。その後に訪れるだろう刺激を期待して、浅ましくも後孔がヒクつくが止められない。

ぐぷぷ、とルーカスの昂りが俺のナカに入ってくる。
ヤケドしそうなくらい熱い肉棒と、それによって広げられる隘路、鈴口によって刺激される快楽を生むポイント……。

身体のナカで荒れ狂う快感に、思わず身体を反らしてしまう。

「ぁぁああっっ!!……っは……ああ……」

「っ!!締まる………っ!ヤバいな…」

一旦動きを止めたルーカスは、息を詰めてイくのを耐えているようだった。
俺の快楽の波が落ち着くのを見計らって、激しく腰を打ち付け始めた。

響く水音と、ルーカスが打ち付ける腰の音。そしてお互いの荒い息。

「……あっ!や……だ…ダメ……っ!ヤバい…っ!クるっっ」

「っは!お前、マジでイイわ!イくぞっ!!」

グググッと腰を押し付け、更に奥へ奥へと熱い昂りを捩じ込んでくる。
最奥で弾けた刺激に、俺の昂りも昇りつめ弾けた。

「――――――――っっっ!!!」

強烈な快感に、最早声も出ない。

ハクハクと空気を求める俺に伸し掛かり、ねっとりと濃厚なキスをかまして、漸く俺のナカから出ていった。

「……はぁっ」

その刺激に思わず漏れる声。

「ヤバいって。そんな声聞いたら、我慢できなくなるだろ」

うっとりと、再び唇を寄せてくる。

「なぁ、身体の相性はホント最高にイイと思うんだよね。俺、獣人だから性欲強くて討伐系のクエストの後は毎回ヤバくてさ。
相手をコロコロ変えるのもあんまり好きじゃないし、お前さえ良ければお互いの発散口にならない?」

知り合ったばっかりの奴にセフレ勧誘されるとは思わなかったけど。

確かに身体の相性は抜群だし、俺もイチイチ相手を探さなくて済むなら……とセフレを承諾したんだ。

でも想像つくとは思うけどさ。

身体だけの関係のハズがつい深入りしちゃって、気付けばうっかり惚れてしまってた訳。

自覚してからは流石に今の立ち位置は辛くなって、セフレ解消を伝えようとはしたんだけどね。

好きなヤツから求められるとやっぱ嬉しいし、何より気持ちがイイ。

次こそは言おう、言おうと思ってる間にもずるずる時は経っていった。

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