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4.めちゃくちゃ強いお婆さん
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その後フェンリルと別れ、また2人で山道を進んでいく。
休憩を挟んだからか、さっきまでの疲れが嘘のように体が軽く感じられた。
先程まではトメさんに所々待ってもらっていたが、今は何とかついていけている。
「ダグラス坊はもう山道に慣れたんか。やっぱり若いもんは違うねぇ」
「ははは……そうなんですかねぇ……」
……一つ心当たりがあるが、怖くて聞けない。
これは金額的にキツくても、いざという時のために騎士団でも備蓄しておくべき物かもしれない。
うちの騎士団の会計係、かなりシビアで気難しいけど予算出してくれるかなぁ。
「あぁ、ここだここだ。この洞窟の浅いところに、良い山菜やキノコがあるのさ」
「へぇ、洞窟にも山菜って生えてるものなんですね……って、ここはダンジョンでは!?」
ダンジョンとは、何らかの要因により局所的に魔力が溜まることで突然発生する、魔物の巣窟のことである。
魔物が発生するというデメリットはあるが、宝や資源などが取れることもあるため、一概に良くないものだと言うこともできない。
しかし、管理を怠り放置されたダンジョンでは、魔力が溜まり過ぎ、大量の魔物が発生し暴走する。
それがダンジョンの外にまで溢れてくると『スタンピード』と言い、周辺に甚大な被害をもたらすため注意が必要だ。
「男児4(だんじよん)? 4人兄弟のことかいね? この洞窟にも4兄弟の大きな熊が住み着いとったよ。山菜を採ろうとナタを出したら、驚いて奥に逃げ込んでしまってなぁ。それ以来、見なくなってしまったねぇ」
「その熊ってもしかして、3mくらいの大きさで、長くて鋭い赤い爪をしてなかったですか……?」
「ダグラス坊は博識だねぇ。その通りさ。赤くてキラキラしてて、宝石みたいに綺麗な爪をしていたよ」
その特徴はキラーベアだ。
その名の通り出会ったものを皆殺しにする、危険度Aの凶暴な魔物。
爪の赤は倒した相手の血で染まったものだと、もっぱらの噂だ。
危険度Aの魔物が4頭も出てきて、戦わずに尻尾を巻いて逃げたということは、トメさんは最低でもSランク以上の実力だということ。
「私も手伝いますので、早いところ山菜とキノコを採って戻りましょう」
「手伝ってくれるのかい? ありがとうねぇ」
こんなダンジョンの浅いところでキラーベアが出るということは、奥はもっとヤバいに決まっている。
そんなところに長居はしたくないので、なるべく早くここを撤退したいところだ。
◇
「よし、こんなものかな。トメさん、カゴもいっぱいになりましたし、そろそろ戻りませんか?」
「そうだねぇ。ダグラス坊も泊まることだし、あの時の熊でも出てくれば、夕飯は熊鍋にしようかと思ったんだがねぇ」
確かにキラーベアならトメさんの実力を見るには十分だし、最悪俺が殿を務めれば逃げ切ることも可能だろう。
『ヴォォォォ!!!!』
噂をすればなんとやら。キラーベアのお出ましか。
奥の角を曲がり、キラーベアがその巨大な姿を現した。
……ん? キラーベアにしては体が大きいような……?
――!!
いや、あれはキラーベアの上位種、ブラッディブラックベア、通称BBBだ!
特徴はキラーベアを凌ぐ体の大きさと、全てを切り裂く"短く"黒い爪だ。
一説によると、壮絶な戦いにより削れたり折れたりしたキラーベアの爪は、少し強くなってまた生えてくるらしい。
死線を何度も何度もくぐり抜け、何度も何度も爪が生え変わると、強靭な黒い爪が生えてくることがある。
そしてその時には、キラーベアはBBBになっている、という話だ。
俺はまだBランク相当の実力しかないから、足が震えるほど怖い。
しかし、それよりもトメさんの実力を見てみたいという欲が勝つ。
だってほら――
「ちょうどいいところに出てきてくれたねぇ。今日は熊鍋が食べられそうだよ」
BBBを前にして熊鍋の話が出来る人は、世界広しと言えどほんの一握りしかいないだろう。
『ガァウ!!』
BBBが猛スピードでトメさんに走り寄り、右手を振り上げる。
「危ない!」
言うが早いか、振り下ろされる爪。
当たる! と思った瞬間、トメさんは左足を半歩引き、最小限の動きで爪を避ける。
と同時に相手の勢いを利用し、力をあまり込めること無く投げ飛ばす。
この国では騎士でも冒険者でも、如何に強い力を相手にぶつけるか、という戦い方が一般的である。
そのために体を鍛え、剣を振り、日々特訓をしているのだ。
それがどうだ。トメさんの戦い方はまったく逆。
如何に力を使わずに相手を倒すか、それを極めたような戦い方だ。
柔らかい……そう、柔らかい体術と言える。(※これが後の柔術となる)
『グゥ……ァァァ!!』
BBBが立ち上がり、咆哮を上げる。
トメさんの技術は凄かったが、やはり投げ飛ばすだけでは致命傷は与えられないようだ。
さて、ここからどうやって仕留める?
またも愚直に突っ込んでくるBBB。
それをまたも最小限の動きで躱すトメさん。
危険度Sとはいえ、やはり魔物は魔物か。
戦略は無く、ただただ目の前の獲物に力をぶつけるだけ。
……まぁトメさんの戦い方を見た後では、俺も人のことは言えない戦い方をしている訳だが。
続いて右手を振り上げるBBB。
これも初撃と同じだな。
既にトメさんは見切っている攻撃だ。
そのまま振り下ろされる右手――いや違う!
右手はフェイントで、トメさんの死角から左手の爪が迫っている!
何度も死線をくぐり抜けてきた百戦錬磨のBBBだ。
単純な攻撃だけのはずがなかった……!
俺はただトメさんが切り裂かれるのを、見ていることしか出来ない。
左手の爪が振り抜かれた後、トメさんの姿は消えていた。
衝撃で何も残らないくらい、粉々になってしまったのだ。
実力を測りたいからと、トメさん一人に戦わせてしまった俺の責任だ。
トメさんは魔物の危険度なんて知らないんだから、キラーベアの上位種というイレギュラーが起きた時点で撤退すべきだった。
いくら後悔しても、もうトメさんは戻ってこない。
俺の方を向き、口の端を上げるBBB。
あぁ、次は俺の番か。
自業自得というやつだな。騎士団のみんな申し訳ない。
BBBがゆっくりと俺の方に向かって……
ドシーン!
倒れ込み、砂ぼこりが舞い上がる。
「な、何が……?」
助かった……のか?
徐々に砂ぼこりが晴れていくと、倒れたBBBの向こう側が見えてくる。
――トメさんだ。
トメさんが立っている!
いつの間に向こう側に?
まったく見えなかった。俺のレベルでは視認すら出来ないほど、レベルがかけ離れているということか。
「トメさん、無事で良かった。しかし、どうやって倒したんですか?」
「どんな生き物でも大抵は眉間か首か胸が弱点だからねぇ。そこをちょっと小突いただけさね」
何が何だかわからないが、トメさんの実力は本物だ。
騎士団に戻ったら、絶対に上官を説得してみせる。
「さて、そろそろ帰って、熊鍋を作ろうかね」
◇
その後、トメさんと一緒に過ごした数日間は驚きの連続だった。
俺は街に戻り報告書を書き上げると、すぐに上官へ報告。
初めは信じてもらえなかったが、俺の強さが何故か急にAランク相当に上がっていることが判明し、騎士団内でちょっとした騒ぎとなった。
その効果もあり、トメさんを騎士団に招くことが決定。
初めて都会に出てきたトメさんが、様々な騒動を巻き起こしていくのだが、それはまた別のお話……
休憩を挟んだからか、さっきまでの疲れが嘘のように体が軽く感じられた。
先程まではトメさんに所々待ってもらっていたが、今は何とかついていけている。
「ダグラス坊はもう山道に慣れたんか。やっぱり若いもんは違うねぇ」
「ははは……そうなんですかねぇ……」
……一つ心当たりがあるが、怖くて聞けない。
これは金額的にキツくても、いざという時のために騎士団でも備蓄しておくべき物かもしれない。
うちの騎士団の会計係、かなりシビアで気難しいけど予算出してくれるかなぁ。
「あぁ、ここだここだ。この洞窟の浅いところに、良い山菜やキノコがあるのさ」
「へぇ、洞窟にも山菜って生えてるものなんですね……って、ここはダンジョンでは!?」
ダンジョンとは、何らかの要因により局所的に魔力が溜まることで突然発生する、魔物の巣窟のことである。
魔物が発生するというデメリットはあるが、宝や資源などが取れることもあるため、一概に良くないものだと言うこともできない。
しかし、管理を怠り放置されたダンジョンでは、魔力が溜まり過ぎ、大量の魔物が発生し暴走する。
それがダンジョンの外にまで溢れてくると『スタンピード』と言い、周辺に甚大な被害をもたらすため注意が必要だ。
「男児4(だんじよん)? 4人兄弟のことかいね? この洞窟にも4兄弟の大きな熊が住み着いとったよ。山菜を採ろうとナタを出したら、驚いて奥に逃げ込んでしまってなぁ。それ以来、見なくなってしまったねぇ」
「その熊ってもしかして、3mくらいの大きさで、長くて鋭い赤い爪をしてなかったですか……?」
「ダグラス坊は博識だねぇ。その通りさ。赤くてキラキラしてて、宝石みたいに綺麗な爪をしていたよ」
その特徴はキラーベアだ。
その名の通り出会ったものを皆殺しにする、危険度Aの凶暴な魔物。
爪の赤は倒した相手の血で染まったものだと、もっぱらの噂だ。
危険度Aの魔物が4頭も出てきて、戦わずに尻尾を巻いて逃げたということは、トメさんは最低でもSランク以上の実力だということ。
「私も手伝いますので、早いところ山菜とキノコを採って戻りましょう」
「手伝ってくれるのかい? ありがとうねぇ」
こんなダンジョンの浅いところでキラーベアが出るということは、奥はもっとヤバいに決まっている。
そんなところに長居はしたくないので、なるべく早くここを撤退したいところだ。
◇
「よし、こんなものかな。トメさん、カゴもいっぱいになりましたし、そろそろ戻りませんか?」
「そうだねぇ。ダグラス坊も泊まることだし、あの時の熊でも出てくれば、夕飯は熊鍋にしようかと思ったんだがねぇ」
確かにキラーベアならトメさんの実力を見るには十分だし、最悪俺が殿を務めれば逃げ切ることも可能だろう。
『ヴォォォォ!!!!』
噂をすればなんとやら。キラーベアのお出ましか。
奥の角を曲がり、キラーベアがその巨大な姿を現した。
……ん? キラーベアにしては体が大きいような……?
――!!
いや、あれはキラーベアの上位種、ブラッディブラックベア、通称BBBだ!
特徴はキラーベアを凌ぐ体の大きさと、全てを切り裂く"短く"黒い爪だ。
一説によると、壮絶な戦いにより削れたり折れたりしたキラーベアの爪は、少し強くなってまた生えてくるらしい。
死線を何度も何度もくぐり抜け、何度も何度も爪が生え変わると、強靭な黒い爪が生えてくることがある。
そしてその時には、キラーベアはBBBになっている、という話だ。
俺はまだBランク相当の実力しかないから、足が震えるほど怖い。
しかし、それよりもトメさんの実力を見てみたいという欲が勝つ。
だってほら――
「ちょうどいいところに出てきてくれたねぇ。今日は熊鍋が食べられそうだよ」
BBBを前にして熊鍋の話が出来る人は、世界広しと言えどほんの一握りしかいないだろう。
『ガァウ!!』
BBBが猛スピードでトメさんに走り寄り、右手を振り上げる。
「危ない!」
言うが早いか、振り下ろされる爪。
当たる! と思った瞬間、トメさんは左足を半歩引き、最小限の動きで爪を避ける。
と同時に相手の勢いを利用し、力をあまり込めること無く投げ飛ばす。
この国では騎士でも冒険者でも、如何に強い力を相手にぶつけるか、という戦い方が一般的である。
そのために体を鍛え、剣を振り、日々特訓をしているのだ。
それがどうだ。トメさんの戦い方はまったく逆。
如何に力を使わずに相手を倒すか、それを極めたような戦い方だ。
柔らかい……そう、柔らかい体術と言える。(※これが後の柔術となる)
『グゥ……ァァァ!!』
BBBが立ち上がり、咆哮を上げる。
トメさんの技術は凄かったが、やはり投げ飛ばすだけでは致命傷は与えられないようだ。
さて、ここからどうやって仕留める?
またも愚直に突っ込んでくるBBB。
それをまたも最小限の動きで躱すトメさん。
危険度Sとはいえ、やはり魔物は魔物か。
戦略は無く、ただただ目の前の獲物に力をぶつけるだけ。
……まぁトメさんの戦い方を見た後では、俺も人のことは言えない戦い方をしている訳だが。
続いて右手を振り上げるBBB。
これも初撃と同じだな。
既にトメさんは見切っている攻撃だ。
そのまま振り下ろされる右手――いや違う!
右手はフェイントで、トメさんの死角から左手の爪が迫っている!
何度も死線をくぐり抜けてきた百戦錬磨のBBBだ。
単純な攻撃だけのはずがなかった……!
俺はただトメさんが切り裂かれるのを、見ていることしか出来ない。
左手の爪が振り抜かれた後、トメさんの姿は消えていた。
衝撃で何も残らないくらい、粉々になってしまったのだ。
実力を測りたいからと、トメさん一人に戦わせてしまった俺の責任だ。
トメさんは魔物の危険度なんて知らないんだから、キラーベアの上位種というイレギュラーが起きた時点で撤退すべきだった。
いくら後悔しても、もうトメさんは戻ってこない。
俺の方を向き、口の端を上げるBBB。
あぁ、次は俺の番か。
自業自得というやつだな。騎士団のみんな申し訳ない。
BBBがゆっくりと俺の方に向かって……
ドシーン!
倒れ込み、砂ぼこりが舞い上がる。
「な、何が……?」
助かった……のか?
徐々に砂ぼこりが晴れていくと、倒れたBBBの向こう側が見えてくる。
――トメさんだ。
トメさんが立っている!
いつの間に向こう側に?
まったく見えなかった。俺のレベルでは視認すら出来ないほど、レベルがかけ離れているということか。
「トメさん、無事で良かった。しかし、どうやって倒したんですか?」
「どんな生き物でも大抵は眉間か首か胸が弱点だからねぇ。そこをちょっと小突いただけさね」
何が何だかわからないが、トメさんの実力は本物だ。
騎士団に戻ったら、絶対に上官を説得してみせる。
「さて、そろそろ帰って、熊鍋を作ろうかね」
◇
その後、トメさんと一緒に過ごした数日間は驚きの連続だった。
俺は街に戻り報告書を書き上げると、すぐに上官へ報告。
初めは信じてもらえなかったが、俺の強さが何故か急にAランク相当に上がっていることが判明し、騎士団内でちょっとした騒ぎとなった。
その効果もあり、トメさんを騎士団に招くことが決定。
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