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美咲(私)とオタク彼女シリーズ(GL)
お題「狼」
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部屋に淫靡な音が響く。
くちゅっ、ちゅっ、ちゅるっ。
その姿を私は彼女にじっと見られて頬を染める。
「ねぇ、見てて楽しい?」
「ええ。とても」
ため息をついて、私は再び自分の手の甲を舐め、啜り、音を立てる。
オタ活の一環で、彼女の作る同人ゲームの音声収録を手伝う事になった。
両手を合わせて、お願い! という彼女の頼みを安請け合いして、私は彼女の自室で収録をしている。
彼女のことは嫌いではないし、声優志望で演劇部に所属していたものの、エッチシーンの部分を見て少しだけ私はひいた。
「その部分だけ、貴方がやれば良いんじゃないの?」
「ヒロイン役の人がやらなくてどうするの。吐息や唇の摩擦音。唾液を啜る音すらも、全部その人の特徴なのよ」
その力説に思わず納得してしまった私は手の甲を自分の唾液でベタベタにしながら、淫音を「演じて」いる。
しかしこのゲーム。
ヒロインの女の子はまるで私自身を当てはめたかのような性格で、非常に演じやすい。
そして、相手の子も、やたらと格好いいのだ。
何だかこれ、性格が少し彼女に似ている気がするんだよね……。
ヒロインがパートナー相手にご奉仕をするシーンが、まるで私と彼女とのそういうシーンに連想してしまう。
だめだめ。変なこと考えちゃ! と私は今の演技に没頭した。
しかし、没頭すれば没頭する程、私の顔は赤くなり、のぼせていく。
きっと、彼女が私の行為をじっと見ているせいなのだ。
「ぷはっ。ちょっと休憩。おトイレ行っていい?」
「どうぞ」
そういって、彼女の家のお手洗いを借りる。
パンツを下ろして、自己嫌悪に陥った。
「ああ、やっぱり、濡れてる……」
ティッシュペーパーでパンツと自分自身を拭う。
彼女の部屋に戻ると、彼女は先ほどの録音のチェックをしていた。
「ね、かなり良い感じにとれてるよ」
そう言って、イヤホンを渡される。
先ほどの淫音が目の前のグラフィックとともに展開されて、顔が赤くなる。
しゃぶっていたのは私の手の甲である。しかし……。
「ねぇ、このシナリオ、どう思う?」
「どうって……?」
「この人物、私と貴方によく似ていない?」
確信犯だ。と、この時にやっと理解した。
「ね、女の子は嫌い……かな?」
彼女が私に抱きつくまで、時間はさほどかからなかった。
「逃げないんだね」
彼女の髪からはふわりと良い香りがした。
私の胸に顔を埋めた彼女の呼気が布越しにもはっきりと感じていた。
彼女は嫌いではない。
やがて、ゲーム内の「相手」と彼女がオーバーラップする。
「回りくどい事して、ごめんね」
彼女はそう言い、抱きしめる力を強くする。
「ねぇ、このゲームのヒロインは私なの?」
「そう」
「じゃぁ、相手は貴方がモデル?」
「少し違うわ。これは『なりたい、私』」
「この相手、かなりの女たらしなんだけど」
ガバッと顔を上げてこちらを見てくる。
「まって、私がたらし込みたいのは! って、何いってんの私は!」
ああ、そうなんだ。
理解すると、クスっと笑いが漏れた。
相手役の子は好きな子を騙してでもなんとかエッチを試みる狼タイプだったが、彼女は狼になりきれない子犬のような子だった。
すがるような目で見てくる彼女を見ているとなんとなく、可愛く見えてくる。ギャップ萌えというヤツか。
私はそっと彼女の髪を撫でて、額に軽くキスをする。
「浮気は許さないからね!」
彼女は一瞬ぽかんとして、額を押さえると、凄く幸せそうな笑顔をみせるのだった。
くちゅっ、ちゅっ、ちゅるっ。
その姿を私は彼女にじっと見られて頬を染める。
「ねぇ、見てて楽しい?」
「ええ。とても」
ため息をついて、私は再び自分の手の甲を舐め、啜り、音を立てる。
オタ活の一環で、彼女の作る同人ゲームの音声収録を手伝う事になった。
両手を合わせて、お願い! という彼女の頼みを安請け合いして、私は彼女の自室で収録をしている。
彼女のことは嫌いではないし、声優志望で演劇部に所属していたものの、エッチシーンの部分を見て少しだけ私はひいた。
「その部分だけ、貴方がやれば良いんじゃないの?」
「ヒロイン役の人がやらなくてどうするの。吐息や唇の摩擦音。唾液を啜る音すらも、全部その人の特徴なのよ」
その力説に思わず納得してしまった私は手の甲を自分の唾液でベタベタにしながら、淫音を「演じて」いる。
しかしこのゲーム。
ヒロインの女の子はまるで私自身を当てはめたかのような性格で、非常に演じやすい。
そして、相手の子も、やたらと格好いいのだ。
何だかこれ、性格が少し彼女に似ている気がするんだよね……。
ヒロインがパートナー相手にご奉仕をするシーンが、まるで私と彼女とのそういうシーンに連想してしまう。
だめだめ。変なこと考えちゃ! と私は今の演技に没頭した。
しかし、没頭すれば没頭する程、私の顔は赤くなり、のぼせていく。
きっと、彼女が私の行為をじっと見ているせいなのだ。
「ぷはっ。ちょっと休憩。おトイレ行っていい?」
「どうぞ」
そういって、彼女の家のお手洗いを借りる。
パンツを下ろして、自己嫌悪に陥った。
「ああ、やっぱり、濡れてる……」
ティッシュペーパーでパンツと自分自身を拭う。
彼女の部屋に戻ると、彼女は先ほどの録音のチェックをしていた。
「ね、かなり良い感じにとれてるよ」
そう言って、イヤホンを渡される。
先ほどの淫音が目の前のグラフィックとともに展開されて、顔が赤くなる。
しゃぶっていたのは私の手の甲である。しかし……。
「ねぇ、このシナリオ、どう思う?」
「どうって……?」
「この人物、私と貴方によく似ていない?」
確信犯だ。と、この時にやっと理解した。
「ね、女の子は嫌い……かな?」
彼女が私に抱きつくまで、時間はさほどかからなかった。
「逃げないんだね」
彼女の髪からはふわりと良い香りがした。
私の胸に顔を埋めた彼女の呼気が布越しにもはっきりと感じていた。
彼女は嫌いではない。
やがて、ゲーム内の「相手」と彼女がオーバーラップする。
「回りくどい事して、ごめんね」
彼女はそう言い、抱きしめる力を強くする。
「ねぇ、このゲームのヒロインは私なの?」
「そう」
「じゃぁ、相手は貴方がモデル?」
「少し違うわ。これは『なりたい、私』」
「この相手、かなりの女たらしなんだけど」
ガバッと顔を上げてこちらを見てくる。
「まって、私がたらし込みたいのは! って、何いってんの私は!」
ああ、そうなんだ。
理解すると、クスっと笑いが漏れた。
相手役の子は好きな子を騙してでもなんとかエッチを試みる狼タイプだったが、彼女は狼になりきれない子犬のような子だった。
すがるような目で見てくる彼女を見ているとなんとなく、可愛く見えてくる。ギャップ萌えというヤツか。
私はそっと彼女の髪を撫でて、額に軽くキスをする。
「浮気は許さないからね!」
彼女は一瞬ぽかんとして、額を押さえると、凄く幸せそうな笑顔をみせるのだった。
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