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雑多な未分類掌編共(単発完結シリーズ)
お題「おばけ」(ホラー)
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イヤホン越しに、指示が聞こえる。
最近のお化け屋敷はハイテクである。
ロボットの質も上がって、入場者のルートも監視カメラで逐一チェック。そして小型化されたレシーバーでこちらに状況が伝わる。
しかし、最終的には驚かすのはローテク。アナログで実際に人が出てきて驚かすのが一番良い。
「これから2名、カップルがA地点にいきます。男が余裕こいてるからびびらしてあげて!」
くっそ、いいなぁ。俺も彼女欲しい。
「了解。派手にいきます」
そんなやりとりで、彼らが通り過ぎようとしたときに大きな音を立てて、扉を蹴破り、血まみれのなたを持って雄叫びを上げる。
「ぎゃぁぁぁ!!」
と大声を上げて泣き出したのは小さい子だった。
想定外だ。なんで?2人組のカップルじゃなかったのか?
逆に俺がオロオロしている始末。
しかし、ぎゃん泣きしてるのに、そこのカップルは子供を助けようともしない。お前らの子供じゃないのかよ。
あれ、ひょっとして迷子か?
流石にぼろ服のゾンビが手を引くのも憚られるし、スタッフを呼ぶしかない。
「トラブルだ。迷子らしき子がいる。至急きて欲しい」
こんなゾンビでも。手を握ってあげたほうが落ち着くとおもって、俺はその子の手を握りしめて応答を待つ。
「あのさ、防犯カメラには何も写ってないけど?」
「え?」
そして、驚かしに来ない俺を不振におもったのか、いまだ目の前にいるカップルに告げる。
「お前ら、この子が、見えているか?」
「ひぃぃぃぃぃ!!」
え、何そのリアクション。
カップルは俺の予想外のリアクションにドン引きしたらしくその場を足早に去って行った。
お前らのリアクションのほうがよっぽど想定外だよ。
そして無線が入る。
「ちょっと、なにやってんの?しゃべっちゃだめじゃない」
「は?そっちのなんかカメラおかしくないか?ここに6才くらいの男の子が」
そしてはっと気づく。
そもそも、6才ではお化け屋敷に入場出来ない。
入場口も出場口も少なくとも人がいるから紛れ込む訳がないのだ。
その瞬間。ふっと手の中の感触が失われた。
握った手を離されたわけでもない。おばけだったのか、それとも座敷童とか?
座敷割らしだったら、俺に幸運をもたらせてくれるんだっけか。
俺は、自分の手をじっと見つめ、手に残る感触を思い出していた。
最近のお化け屋敷はハイテクである。
ロボットの質も上がって、入場者のルートも監視カメラで逐一チェック。そして小型化されたレシーバーでこちらに状況が伝わる。
しかし、最終的には驚かすのはローテク。アナログで実際に人が出てきて驚かすのが一番良い。
「これから2名、カップルがA地点にいきます。男が余裕こいてるからびびらしてあげて!」
くっそ、いいなぁ。俺も彼女欲しい。
「了解。派手にいきます」
そんなやりとりで、彼らが通り過ぎようとしたときに大きな音を立てて、扉を蹴破り、血まみれのなたを持って雄叫びを上げる。
「ぎゃぁぁぁ!!」
と大声を上げて泣き出したのは小さい子だった。
想定外だ。なんで?2人組のカップルじゃなかったのか?
逆に俺がオロオロしている始末。
しかし、ぎゃん泣きしてるのに、そこのカップルは子供を助けようともしない。お前らの子供じゃないのかよ。
あれ、ひょっとして迷子か?
流石にぼろ服のゾンビが手を引くのも憚られるし、スタッフを呼ぶしかない。
「トラブルだ。迷子らしき子がいる。至急きて欲しい」
こんなゾンビでも。手を握ってあげたほうが落ち着くとおもって、俺はその子の手を握りしめて応答を待つ。
「あのさ、防犯カメラには何も写ってないけど?」
「え?」
そして、驚かしに来ない俺を不振におもったのか、いまだ目の前にいるカップルに告げる。
「お前ら、この子が、見えているか?」
「ひぃぃぃぃぃ!!」
え、何そのリアクション。
カップルは俺の予想外のリアクションにドン引きしたらしくその場を足早に去って行った。
お前らのリアクションのほうがよっぽど想定外だよ。
そして無線が入る。
「ちょっと、なにやってんの?しゃべっちゃだめじゃない」
「は?そっちのなんかカメラおかしくないか?ここに6才くらいの男の子が」
そしてはっと気づく。
そもそも、6才ではお化け屋敷に入場出来ない。
入場口も出場口も少なくとも人がいるから紛れ込む訳がないのだ。
その瞬間。ふっと手の中の感触が失われた。
握った手を離されたわけでもない。おばけだったのか、それとも座敷童とか?
座敷割らしだったら、俺に幸運をもたらせてくれるんだっけか。
俺は、自分の手をじっと見つめ、手に残る感触を思い出していた。
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