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第一章/葉月瑠衣
Episode06/(4/7).男女の性差
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(19.)
それから朝は一人で登校することになっていた。
昼休みには瑠璃に連れられ三人で集まり昼休みを過ごし、放課後は疲れてそのまま帰る。
ーーという流れで学校生活を送っていた。
下着については、あの日、帰り道に買おうとしてすぐに恥ずかしくなり断念してしまい、裕希姉に頼み込んで何着か買ってきてもらった。
その中にはブラジャーも含まれていたけど、それに関しては、まあ、やっぱりというか……着けたままでいるだけで蒸れてきて気になってしまい、相も変わらずノーブラ生活を送っている。
サイズが合うかはわからないと裕希姉も言っていたし。
ノーパン生活よりマシだから大丈夫だろう。
買ってきてくれた裕希姉には、使っていないなんて言えないが……。
そして、ついに週末ーー金曜日の朝。
この身体になって初めて休日が訪れる、と感極まりそうになる。
そんなふうに考えながら普段どおり登校して、いつものように終わるーーそう考えていた。
だけど、今日は朝からなにかがおかしい。
「……いったい、何に対する感情なんだろう?」
教室に入り席に着いたあと、僕は理由なきイライラに襲われていた。
べつに、怒りの矛先はどこにも見当たらない。
怒る宛はないのに、無性に腹が立つだけという、勘弁してほしいタイプの感情の波に襲われていた。
「どうした豊花ちゃん。元気なさそうだな?」
「宮下……杉井でいいって言ったのに、みんな呼び始めてきちゃってるからやめてって言ってるだろ?」
「そりゃいい。杉井と呼ばれたいなら杉井に戻ることだな」
宮下は笑いながらそう口にする。
そうーー。
宮下が僕のことを「豊花ちゃん豊花ちゃん」言いつづけたせいで、その呼称が広まりつつあるのだ。
最初は宮下の友達が影響を受けて使い始めただけだった。
けれど、それを見ていたクラスメートの一部までふざけて言いはじめてしまった。
今なんて、会話もしたことのない女子からさえ、おちょくるように豊花ちゃん豊花ちゃん豊花ちゃん豊花ちゃん……ウンザリだ。
ゲシュタルト崩壊ではないけど、似たような感覚に陥りそうじゃないか。
ーーいや、矛盾していないか?
女の子になりたいと願ったのに、女の子扱いは何故か嫌がってしまう。
むしろ、今まで話しかけられた事のない女子からも声をかけられるようになって、望んだどおりの結果じゃないか?
「そういや今日は制服なんだな?」
「ああ、うん。先生が渡してくれたから着てきた。女子用の制服だけど、もう女物の服を着ること自体には抵抗感がなくなってきてるからね」
昨日の放課後、雪見先生が制服を渡してくれたのだ。
僕でも着れるサイズがあることにも驚きだったけど、丈などを測らず制服を貸してくれるだなんて思いもしなかった。
女子用の制服ではあるものの、既に女の子用のキュートなワンピースやショートパンツ、下着なんかを経験している身の上、制服ごとき、もう着ることに対してなにも動じなくなってきている。
それは素直にありがたかった。
それに、自分ではあるものの自分ではないこの身体は、僕からしたらかなり好きなタイプの容姿をしている。
だからこそ着替えて、鏡で自分を見ているだけでも案外楽しい。
着せ替え人形のような理屈かもしれない。
女子があんなにも化粧や服装、アクセサリーに気をかける理由が少しだけわかった気がした。
この身体の生活に慣れてきたのかもしれない。
とはいえ、未だに女子トイレじゃなく男子トイレに入りそうになったり……自分でパンツを買いに行くのは無理だったりするけ……ど……。
……あれ?
なんだかきょうの朝も眠い。
昨日も眠かったけど、こんなに眠くはなかったはず。
普段どおりの睡眠時間を取っているのに。むしろやや長く寝ているのに。
それに……なんだか体が怠い?
「おーい、豊花ちゃーん、聞いてるかー? おまえ顔色悪いぜ。大丈夫か?」
「う、うん。なんか、風邪ひいたのかも。少しからだが怠い。ちょっと授業始まるまで寝ることにするよ……」
僕は宮下に告げて、いつもの瑠衣みたいに机に顔を伏せた。
やっぱりこの身体、明らかに弱い気がする。
男から女に、しかも“16歳男子高校生”から“14歳小柄の弱々しい女の子”に、“身体だけ”が突如変わったからだよなぁ……きっと。
それに対して精神は変わっていないもんだから、男のときみたく動こうとして身体が悲鳴を上げているのかもしれない。
きっと、それを無視したのが祟ったんだろう。
そう考えながら、ほんの少しのあいだ眠りに落ちていった。
(20.)
昼休みになると、もはや恒例のように瑠璃と共に一年の教室に向かうようになっていた。
僕の教室に瑠璃がやって来ると、最初の言葉が「顔色悪っ!」だった。
「え? そんなに悪い?」
「見ただけで体調悪いのわかるわよ、それ。どうしたの、落ちてる物拾い食いしちゃったの?」
「いやいや……いつもどおり過ごしてるよ。なーんか眠い気がするし、怠いような気もするけど」
そもそも拾い食いなんかしていたら、すぐさまそれが原因だとわかるだけマシかもしれない。
思えば昨日も、ちょっとだけ疲れやすかった気がする。
そうすると、次第に病状が悪化しているのか?
「が、癌とかだったりしないかな?」
「……どうして癌に繋がったのかは訊かないわ。でも、そんなんで一々『癌かもしれない』って言ってたら、なんだって『癌かもしれない』になるんじゃないの?」
癌でがーんとならなくて一安心。
……こんなくだらないオヤジギャグを空想してしまうのは、やっぱりおかしいのかもしれない。
「とりあえず大丈夫。瑠衣ちゃんのとこ行こうよ」
僕は席を立ち上がるーーと、なぜか裕璃が席の近くに居た。
「た、体調が悪いなら、その、教室にいるか、保健室行くかしたほうがさ! いいんじゃないかな?」
裕璃からはなんだか溌剌とした雰囲気がなくなっていた。
言いにくい相手に向かって、頑張って意見具申しているような、そんなぎこちなさを感じてしまう。
そもそも、僕ではなく瑠璃を見ながら言っていた。
それじゃまるで瑠璃に対して言っているみたいじゃないか。
「あなたが裕璃ね?」
あれ、やっぱり瑠璃に言っているの?
二人の会話が始まるのを見るとそのようだ。
「え……そ、そうだけど……でも、どうして私の名前を?」
名前も知らない相手が自分の名前を知っているとは思わなかったのだろう。
裕璃はそれだけで動揺しているのが見てとれた。
「だって、凄いわかりやすいじゃない。彼氏がいるのに、どうして豊花を連れていく私を恨めしそうに睨んでいるの?」
「え、裕璃が睨む?」
睨んでいるようには見えなかったけど、瑠璃からしてみれば違ったらしい。
「違っ、睨んでなんかないよ。そもそもなんで彼氏がいるって……」
ごめん、僕が言っちゃいました……。
心中で懺悔した。
「実は私、動きや表情を見たりするだけで、そのひとがどういう感情を抱いているのかわかったり、軽いテストで、どんな状態かわかったりするの。“バイト”のお陰でね?」
バイトとは、つまり異能力特殊捜査官として働いているから、そういう技術が身に付いたと言っているんだろう。
「特に貴女は本当にわかりやすい。でも、自分ではわかってないんでしょ? もう一度訊くわよ? 彼氏もいるし、ほかの友達もいるのに、どうして豊花が取られそうになるだけでそんなに慌てているの? いいじゃない。彼氏さんや友達と仲良くしてれば」
「う、あ……か、彼氏も友達も大切だし、幼馴染みの豊花だって大切っ! ど、どうして彼氏ができたら豊花と離れなきゃいけないの? 私にはわからないよ」
裕璃は一見、真っ当なことを言い放つ。
だが、瑠璃は毅然としたまま、知らない子供に物事を教えるかのように言葉を口にする。
「それはあなたの考え方でしょ? みんながみんな同じ考え方はしていないの、わかる? 自分の主張を他人にまで強要するのはいけないと思わない? 特に男女の考え方なんてもっと違う。その行為であなたが傷つけているひとがいるって、理解できないの?」
「傷つくひとがいる……?」
「はぁ、言ってももう遅いけど、終わったあとだから教えてあげるわ。その様子じゃ、自分の本心がわかっていないんだろうけど、あなたって豊花が好きなのよね? もちろん、友達としてじゃなくて、異性として」
「……え?」
……は?
なにを言い出すのやら。
急に瑠璃が、変なこと言い出したぞ?
「バイトで培ったこの技術にかけて断言できるわ」まあ、と瑠璃はつづける。「豊花の心はとっくにあなたから離れてるからね。残念だったわね、早く自覚すればこんな結果にならなかったのに。とはいってもーー告白されて格好いいからってだけで話したことないヤツと付き合う気になるうえ、すぐにセックスできるその軽い頭と股だし、豊花は助かったんじゃない?」
「せーーッ!?」
いきなりの下ネタ発言に、思わず噴き出してしまった。
それから朝は一人で登校することになっていた。
昼休みには瑠璃に連れられ三人で集まり昼休みを過ごし、放課後は疲れてそのまま帰る。
ーーという流れで学校生活を送っていた。
下着については、あの日、帰り道に買おうとしてすぐに恥ずかしくなり断念してしまい、裕希姉に頼み込んで何着か買ってきてもらった。
その中にはブラジャーも含まれていたけど、それに関しては、まあ、やっぱりというか……着けたままでいるだけで蒸れてきて気になってしまい、相も変わらずノーブラ生活を送っている。
サイズが合うかはわからないと裕希姉も言っていたし。
ノーパン生活よりマシだから大丈夫だろう。
買ってきてくれた裕希姉には、使っていないなんて言えないが……。
そして、ついに週末ーー金曜日の朝。
この身体になって初めて休日が訪れる、と感極まりそうになる。
そんなふうに考えながら普段どおり登校して、いつものように終わるーーそう考えていた。
だけど、今日は朝からなにかがおかしい。
「……いったい、何に対する感情なんだろう?」
教室に入り席に着いたあと、僕は理由なきイライラに襲われていた。
べつに、怒りの矛先はどこにも見当たらない。
怒る宛はないのに、無性に腹が立つだけという、勘弁してほしいタイプの感情の波に襲われていた。
「どうした豊花ちゃん。元気なさそうだな?」
「宮下……杉井でいいって言ったのに、みんな呼び始めてきちゃってるからやめてって言ってるだろ?」
「そりゃいい。杉井と呼ばれたいなら杉井に戻ることだな」
宮下は笑いながらそう口にする。
そうーー。
宮下が僕のことを「豊花ちゃん豊花ちゃん」言いつづけたせいで、その呼称が広まりつつあるのだ。
最初は宮下の友達が影響を受けて使い始めただけだった。
けれど、それを見ていたクラスメートの一部までふざけて言いはじめてしまった。
今なんて、会話もしたことのない女子からさえ、おちょくるように豊花ちゃん豊花ちゃん豊花ちゃん豊花ちゃん……ウンザリだ。
ゲシュタルト崩壊ではないけど、似たような感覚に陥りそうじゃないか。
ーーいや、矛盾していないか?
女の子になりたいと願ったのに、女の子扱いは何故か嫌がってしまう。
むしろ、今まで話しかけられた事のない女子からも声をかけられるようになって、望んだどおりの結果じゃないか?
「そういや今日は制服なんだな?」
「ああ、うん。先生が渡してくれたから着てきた。女子用の制服だけど、もう女物の服を着ること自体には抵抗感がなくなってきてるからね」
昨日の放課後、雪見先生が制服を渡してくれたのだ。
僕でも着れるサイズがあることにも驚きだったけど、丈などを測らず制服を貸してくれるだなんて思いもしなかった。
女子用の制服ではあるものの、既に女の子用のキュートなワンピースやショートパンツ、下着なんかを経験している身の上、制服ごとき、もう着ることに対してなにも動じなくなってきている。
それは素直にありがたかった。
それに、自分ではあるものの自分ではないこの身体は、僕からしたらかなり好きなタイプの容姿をしている。
だからこそ着替えて、鏡で自分を見ているだけでも案外楽しい。
着せ替え人形のような理屈かもしれない。
女子があんなにも化粧や服装、アクセサリーに気をかける理由が少しだけわかった気がした。
この身体の生活に慣れてきたのかもしれない。
とはいえ、未だに女子トイレじゃなく男子トイレに入りそうになったり……自分でパンツを買いに行くのは無理だったりするけ……ど……。
……あれ?
なんだかきょうの朝も眠い。
昨日も眠かったけど、こんなに眠くはなかったはず。
普段どおりの睡眠時間を取っているのに。むしろやや長く寝ているのに。
それに……なんだか体が怠い?
「おーい、豊花ちゃーん、聞いてるかー? おまえ顔色悪いぜ。大丈夫か?」
「う、うん。なんか、風邪ひいたのかも。少しからだが怠い。ちょっと授業始まるまで寝ることにするよ……」
僕は宮下に告げて、いつもの瑠衣みたいに机に顔を伏せた。
やっぱりこの身体、明らかに弱い気がする。
男から女に、しかも“16歳男子高校生”から“14歳小柄の弱々しい女の子”に、“身体だけ”が突如変わったからだよなぁ……きっと。
それに対して精神は変わっていないもんだから、男のときみたく動こうとして身体が悲鳴を上げているのかもしれない。
きっと、それを無視したのが祟ったんだろう。
そう考えながら、ほんの少しのあいだ眠りに落ちていった。
(20.)
昼休みになると、もはや恒例のように瑠璃と共に一年の教室に向かうようになっていた。
僕の教室に瑠璃がやって来ると、最初の言葉が「顔色悪っ!」だった。
「え? そんなに悪い?」
「見ただけで体調悪いのわかるわよ、それ。どうしたの、落ちてる物拾い食いしちゃったの?」
「いやいや……いつもどおり過ごしてるよ。なーんか眠い気がするし、怠いような気もするけど」
そもそも拾い食いなんかしていたら、すぐさまそれが原因だとわかるだけマシかもしれない。
思えば昨日も、ちょっとだけ疲れやすかった気がする。
そうすると、次第に病状が悪化しているのか?
「が、癌とかだったりしないかな?」
「……どうして癌に繋がったのかは訊かないわ。でも、そんなんで一々『癌かもしれない』って言ってたら、なんだって『癌かもしれない』になるんじゃないの?」
癌でがーんとならなくて一安心。
……こんなくだらないオヤジギャグを空想してしまうのは、やっぱりおかしいのかもしれない。
「とりあえず大丈夫。瑠衣ちゃんのとこ行こうよ」
僕は席を立ち上がるーーと、なぜか裕璃が席の近くに居た。
「た、体調が悪いなら、その、教室にいるか、保健室行くかしたほうがさ! いいんじゃないかな?」
裕璃からはなんだか溌剌とした雰囲気がなくなっていた。
言いにくい相手に向かって、頑張って意見具申しているような、そんなぎこちなさを感じてしまう。
そもそも、僕ではなく瑠璃を見ながら言っていた。
それじゃまるで瑠璃に対して言っているみたいじゃないか。
「あなたが裕璃ね?」
あれ、やっぱり瑠璃に言っているの?
二人の会話が始まるのを見るとそのようだ。
「え……そ、そうだけど……でも、どうして私の名前を?」
名前も知らない相手が自分の名前を知っているとは思わなかったのだろう。
裕璃はそれだけで動揺しているのが見てとれた。
「だって、凄いわかりやすいじゃない。彼氏がいるのに、どうして豊花を連れていく私を恨めしそうに睨んでいるの?」
「え、裕璃が睨む?」
睨んでいるようには見えなかったけど、瑠璃からしてみれば違ったらしい。
「違っ、睨んでなんかないよ。そもそもなんで彼氏がいるって……」
ごめん、僕が言っちゃいました……。
心中で懺悔した。
「実は私、動きや表情を見たりするだけで、そのひとがどういう感情を抱いているのかわかったり、軽いテストで、どんな状態かわかったりするの。“バイト”のお陰でね?」
バイトとは、つまり異能力特殊捜査官として働いているから、そういう技術が身に付いたと言っているんだろう。
「特に貴女は本当にわかりやすい。でも、自分ではわかってないんでしょ? もう一度訊くわよ? 彼氏もいるし、ほかの友達もいるのに、どうして豊花が取られそうになるだけでそんなに慌てているの? いいじゃない。彼氏さんや友達と仲良くしてれば」
「う、あ……か、彼氏も友達も大切だし、幼馴染みの豊花だって大切っ! ど、どうして彼氏ができたら豊花と離れなきゃいけないの? 私にはわからないよ」
裕璃は一見、真っ当なことを言い放つ。
だが、瑠璃は毅然としたまま、知らない子供に物事を教えるかのように言葉を口にする。
「それはあなたの考え方でしょ? みんながみんな同じ考え方はしていないの、わかる? 自分の主張を他人にまで強要するのはいけないと思わない? 特に男女の考え方なんてもっと違う。その行為であなたが傷つけているひとがいるって、理解できないの?」
「傷つくひとがいる……?」
「はぁ、言ってももう遅いけど、終わったあとだから教えてあげるわ。その様子じゃ、自分の本心がわかっていないんだろうけど、あなたって豊花が好きなのよね? もちろん、友達としてじゃなくて、異性として」
「……え?」
……は?
なにを言い出すのやら。
急に瑠璃が、変なこと言い出したぞ?
「バイトで培ったこの技術にかけて断言できるわ」まあ、と瑠璃はつづける。「豊花の心はとっくにあなたから離れてるからね。残念だったわね、早く自覚すればこんな結果にならなかったのに。とはいってもーー告白されて格好いいからってだけで話したことないヤツと付き合う気になるうえ、すぐにセックスできるその軽い頭と股だし、豊花は助かったんじゃない?」
「せーーッ!?」
いきなりの下ネタ発言に、思わず噴き出してしまった。
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