悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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解放団旗揚げ

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たいした苦労もなくセキに着いた頃には、もう夜になっていた。



「とりあえず宿に泊まろう。こんな夜更けじゃアニエスって人に会うのは失礼だしな」


クリックの一言で村に1つしかない宿に泊まることになった。



「セシル!なんだか久しぶりだな!」



宿にはあたしたちの到着を待っていたレイたちがいて、ルイは嬉しそうに近づいてきた。


「アベルさんは大丈夫ですか?」


ルイはアベルを気にかけていたようだけど、道中とくに熱も出なくてアベルはだいぶ元気になっていた。



「ルイくんにも心配かけちゃいましたね」


「たまにはいいんじゃない?ルイくんはいつも心配事を作る方なんだから」



ゼシカが冗談っぽく言うからその場が和んだ。



クリックとクルーはレイと話があると言っていなくなり、あたしも久々のシャワーとベッドがある夜に満足してすぐに寝てしまった。



















「お嬢様は……私たちが思う以上に大人になったみたいだな。
ご自分の道を選んで進む……嬉しい話のはずだが……なんだかね」


「もう16です。いつ結婚してもおかしくない歳ですからね……私が付いていなくてももう大丈夫な気がしますよ」



夜中、ゼシカとアベルがそんな会話をしていたなんて知らなかった。

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