175 / 297
戸惑い
2
しおりを挟む
捕虜は一カ所にまとめていた。
武器は全て押収したから特に手足を繋いだりはしていない。
捕虜を取り囲むように解放団の兵士がいて、捕虜が逃げ出さないか見張っている状態。
……解放団の人数の問題で捕虜は逃げ出せるわけがないけど。
あたしが来たらお父さんはすぐに気がついた。
だけど、目が合ったけどすぐに反らされたのが悲しかった。
「セシル様!あの…!」
その時、一人の解放団の兵士があたしに気づいて声をかけた。
「あー…レイルに聞いたから。ね、今日はあたしと捕虜のみなさんと同じ場所で同じモノを食べる。ね?いいでしょ?」
レイルを見てレイルに聞いたら困った顔をされた。
「リーダーであるセシル殿の行動を止める事のできるのはせいぜい軍師殿くらいでしょうが……セシル殿の体調が万全でないのに外で食事など…」
「どーせ野宿だから天幕にいても同じだし。あたし元気だし。それに……」
「やれやれ……セシル様はなかなか頑固と言うかなんて言うか…」
振り向いたらテリィとキリュイがいた。
「まぁそれがセシル様らしさだと思います」
キリュイは笑ってそう言った。
「セシル様がこちらでお食事を召し上がるなら我々も良いですか?」
テリィはきっとあたしの身の安全とかも含めて言ったんだろう。
「うん!みんなで食べた方が美味しいもんね!」
あたしが明るく答えたらテリィが部下数人とアベルたちを呼んできた。
結局、捕虜の目の前には今いる解放団の将が全員いる形になっていた。
武器は全て押収したから特に手足を繋いだりはしていない。
捕虜を取り囲むように解放団の兵士がいて、捕虜が逃げ出さないか見張っている状態。
……解放団の人数の問題で捕虜は逃げ出せるわけがないけど。
あたしが来たらお父さんはすぐに気がついた。
だけど、目が合ったけどすぐに反らされたのが悲しかった。
「セシル様!あの…!」
その時、一人の解放団の兵士があたしに気づいて声をかけた。
「あー…レイルに聞いたから。ね、今日はあたしと捕虜のみなさんと同じ場所で同じモノを食べる。ね?いいでしょ?」
レイルを見てレイルに聞いたら困った顔をされた。
「リーダーであるセシル殿の行動を止める事のできるのはせいぜい軍師殿くらいでしょうが……セシル殿の体調が万全でないのに外で食事など…」
「どーせ野宿だから天幕にいても同じだし。あたし元気だし。それに……」
「やれやれ……セシル様はなかなか頑固と言うかなんて言うか…」
振り向いたらテリィとキリュイがいた。
「まぁそれがセシル様らしさだと思います」
キリュイは笑ってそう言った。
「セシル様がこちらでお食事を召し上がるなら我々も良いですか?」
テリィはきっとあたしの身の安全とかも含めて言ったんだろう。
「うん!みんなで食べた方が美味しいもんね!」
あたしが明るく答えたらテリィが部下数人とアベルたちを呼んできた。
結局、捕虜の目の前には今いる解放団の将が全員いる形になっていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる