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隠された真実
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ムウからのクルーについての話をしたら沈黙が流れた。
「……俺は解放団が結成された時からいて、カナリーさんが皇都を逃げ出す際に力を借りたのがクルーでそれからの付き合いだが…クルーはスパイなんかじゃねぇよ!あいつはそんな男じゃない!」
「でも、部外者に我々の状況を逐一報告しているのであれば……理由は明かしてもらわねばなりませんね。我々の存亡に関わります」
アニエスの言葉にみんな頷いて翌日、将や軍師だけを集めて話をする事でまとまった。
クリックはクルーの事を信頼しているらしく『スパイやその類じゃない』と言い続けていた。
話が終わり部屋に戻るとアベルがいた。
「お話……長かったですね」
「明日はみんなで長話待ってるよ!アベルも覚悟しときな」
あたしが冗談混じりで言うとアベルは笑いながらも紅茶を用意してくれた。
「私、これからハーン様に呼ばれたんですよ……なんだと思いますか?」
「……『俺の娘に手を出しやがって』って言って殴る」
あたしが紅茶を一口飲んで閃いた事を口走った。
「そういえば……ナタリーさんやサイ様からはセシルとの仲を認めてもらえましたがハーン様とは私とセシルの話を一切してません……ハーン様はセシルが小さい頃にハーン様より私に懐く姿に嫉妬された事あるくらいですし……覚悟決めておきます」
アベルは笑いながら言ったけどきっと内心ドキドキしてるのか笑顔が引き攣っていた。
「大丈夫!仲間同士殺し合いは御法度だ!」
「……セシル、慰めになってませんよ」
アベルとそんな冗談を交えながら会話をして、『時間だから』とアベルはいなくなった。
あたしも疲れたからそのままベッドに潜り込んで眠った。
明日、あたしが知りたかった真実が全てわかる。
「……俺は解放団が結成された時からいて、カナリーさんが皇都を逃げ出す際に力を借りたのがクルーでそれからの付き合いだが…クルーはスパイなんかじゃねぇよ!あいつはそんな男じゃない!」
「でも、部外者に我々の状況を逐一報告しているのであれば……理由は明かしてもらわねばなりませんね。我々の存亡に関わります」
アニエスの言葉にみんな頷いて翌日、将や軍師だけを集めて話をする事でまとまった。
クリックはクルーの事を信頼しているらしく『スパイやその類じゃない』と言い続けていた。
話が終わり部屋に戻るとアベルがいた。
「お話……長かったですね」
「明日はみんなで長話待ってるよ!アベルも覚悟しときな」
あたしが冗談混じりで言うとアベルは笑いながらも紅茶を用意してくれた。
「私、これからハーン様に呼ばれたんですよ……なんだと思いますか?」
「……『俺の娘に手を出しやがって』って言って殴る」
あたしが紅茶を一口飲んで閃いた事を口走った。
「そういえば……ナタリーさんやサイ様からはセシルとの仲を認めてもらえましたがハーン様とは私とセシルの話を一切してません……ハーン様はセシルが小さい頃にハーン様より私に懐く姿に嫉妬された事あるくらいですし……覚悟決めておきます」
アベルは笑いながら言ったけどきっと内心ドキドキしてるのか笑顔が引き攣っていた。
「大丈夫!仲間同士殺し合いは御法度だ!」
「……セシル、慰めになってませんよ」
アベルとそんな冗談を交えながら会話をして、『時間だから』とアベルはいなくなった。
あたしも疲れたからそのままベッドに潜り込んで眠った。
明日、あたしが知りたかった真実が全てわかる。
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