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CASE16 世界が終わるまで
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「初めてお前を見たのは新人類となってすぐ。明らかに病気だと分かるほど細いのになぜ新人類になれたのか疑問だった。だから今、生きているのも奇跡かもしれないな」
星将軍はそう言って口を閉ざして
アゲハも納得した様子で……だけど、まだ聞きたいことがあるみたいで
手に力を込めたのが、見えた。
「さっきの襲撃……花将軍の狙いは俺?」
私もそこは気になっていたから
だから、星将軍の回答を待っていたけど
星将軍は静かに首を横に振った。
「俺が裏切ったのかどうか…を、見に来たんだろう。お前はそのついでだ。ミスリはまぁ……かなり歪んだ女だからな。自分の気に入ったヤツは自分で壊したいタイプだからな」
「うっわ!悪趣味ッッ!!」
間髪入れずにスーが大きい声で叫んだけど、ギルバートさんたちは険しい表情に変わった。
「お前も…少し前に何があってどうなったかは、断片的にだが見てきた。あれから今、こうやって普通なのが意外だな」
「みんながいたから今があるけど……普通、、じゃないよ。普通のフリをしているだけ」
アゲハの言葉にみんながハッとしたけど誰もアゲハに声を掛けることはできなくて……
私も……言葉は掛けられなかったけど、代わりにアゲハの手を握った。
そうしないと……アゲハは壊れちゃうんじゃないかって、思ったから、、、
ぎゅって手を握ったら私の方を少しだけ泣きそうな顔で見てきたから……アゲハはだいぶ無理をしているって分かった。
アゲハも手を握り返して、手を離そうとはしなかった。
「そうか………」
星将軍はそれ以上何も言えなかったみたいだった。
**********
その後すぐ
アゲハは「行きたい場所がある」って言い出した。
ギルバートさんが「俺たちは残って星将軍とまだ話すから好きにしていい」って許可が降りたから、アゲハこの場から離れたんだけど、、、
アゲハの希望もあって、私もアゲハに同行する事になった。
「ごめんね。付き合わせちゃって」
両手を合わせながら謝られた……けど!
今いるこの場所
ここって、、、
「アイリーンさんの家に……行きたかったの?」
アイリーンさんの家のリビングで
私たち+アイリーンさんとでティータイムなう。
「そー。やっぱホラ、荒れた気持ちになると癒やしが欲しくなるでしょ?この家が一番落ち着くんだよ」
そう言いながらソファにあったクッションに顔を埋めて黙っちゃった。
実は……かなり無理していたのかな?
そっと手を伸ばして頭を撫でたら「子供扱い…」ってちょっと文句が出たけど振り払われなかった。
しばらくすると寝息が聞こえてきたから…うつ伏せのまま寝たな、これは。
私とアイリーンさんが無言で見つめ合ってから
アイリーンさんは小さくため息を吐いた。
「たまにあるのよ、アゲハくん。嫌なことがあるとふらっとやってきて、私と何でもない話をする……。アゲハくんは色々な事を溜め込む性格だから…心配よねぇ」
そう言いながらアゲハを見るアイリーンさんの顔はお母さんそのものだった。
星将軍はそう言って口を閉ざして
アゲハも納得した様子で……だけど、まだ聞きたいことがあるみたいで
手に力を込めたのが、見えた。
「さっきの襲撃……花将軍の狙いは俺?」
私もそこは気になっていたから
だから、星将軍の回答を待っていたけど
星将軍は静かに首を横に振った。
「俺が裏切ったのかどうか…を、見に来たんだろう。お前はそのついでだ。ミスリはまぁ……かなり歪んだ女だからな。自分の気に入ったヤツは自分で壊したいタイプだからな」
「うっわ!悪趣味ッッ!!」
間髪入れずにスーが大きい声で叫んだけど、ギルバートさんたちは険しい表情に変わった。
「お前も…少し前に何があってどうなったかは、断片的にだが見てきた。あれから今、こうやって普通なのが意外だな」
「みんながいたから今があるけど……普通、、じゃないよ。普通のフリをしているだけ」
アゲハの言葉にみんながハッとしたけど誰もアゲハに声を掛けることはできなくて……
私も……言葉は掛けられなかったけど、代わりにアゲハの手を握った。
そうしないと……アゲハは壊れちゃうんじゃないかって、思ったから、、、
ぎゅって手を握ったら私の方を少しだけ泣きそうな顔で見てきたから……アゲハはだいぶ無理をしているって分かった。
アゲハも手を握り返して、手を離そうとはしなかった。
「そうか………」
星将軍はそれ以上何も言えなかったみたいだった。
**********
その後すぐ
アゲハは「行きたい場所がある」って言い出した。
ギルバートさんが「俺たちは残って星将軍とまだ話すから好きにしていい」って許可が降りたから、アゲハこの場から離れたんだけど、、、
アゲハの希望もあって、私もアゲハに同行する事になった。
「ごめんね。付き合わせちゃって」
両手を合わせながら謝られた……けど!
今いるこの場所
ここって、、、
「アイリーンさんの家に……行きたかったの?」
アイリーンさんの家のリビングで
私たち+アイリーンさんとでティータイムなう。
「そー。やっぱホラ、荒れた気持ちになると癒やしが欲しくなるでしょ?この家が一番落ち着くんだよ」
そう言いながらソファにあったクッションに顔を埋めて黙っちゃった。
実は……かなり無理していたのかな?
そっと手を伸ばして頭を撫でたら「子供扱い…」ってちょっと文句が出たけど振り払われなかった。
しばらくすると寝息が聞こえてきたから…うつ伏せのまま寝たな、これは。
私とアイリーンさんが無言で見つめ合ってから
アイリーンさんは小さくため息を吐いた。
「たまにあるのよ、アゲハくん。嫌なことがあるとふらっとやってきて、私と何でもない話をする……。アゲハくんは色々な事を溜め込む性格だから…心配よねぇ」
そう言いながらアゲハを見るアイリーンさんの顔はお母さんそのものだった。
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