ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ~皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます!~

南田 此仁@書籍発売中

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81~90話

87a、私は行為の手順をわかっていない4 ※

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「くっ……!」

 ドクッ、ドクッ……

 強い脈動と共に、下腹にじわりと熱が広がっていく。

「んんっ……、っはぁ、っはぁ」

「っは、マヤ……」

 精魂尽き果てぱたりとガルの上に倒れれば、するりとお腹に回った逞しい腕に捉われた。

「はぁ……、はぁ……」

 触れた耳を通してドクンドクンとガルの鼓動が伝わってくる。
 早かった鼓動が段々と落ち着いてくるのを聞いていると、同時に気怠い眠気が全身を包み……、意識ごと飲み込まれそうになる寸前で、なんとか頭を起こした。

「ガル…………っ」

 慌てて口を閉じる。
 心地よさそうに瞳を閉ざしたガルからは、すうすうと規則的な呼吸が聞こえていた。

 寝てしまった……。

 よっぽど疲れていたのだろう、それはいい。疲れているガルを少しでも寝かせておいてあげたい。
 けれど、安眠を妨げないようガルの上から下りようにも、お腹に回されたガルの腕ががっちりと私を捉えて放してくれない。

 ちょっと上体を起こそうとしてみても、巻き付いた腕は力強くて、重たくて。
 無理に全力で振りほどこうものなら、せっかく気持ちよさそうに寝ているガルを起こしてしまうだろう。
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