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再会 第一話

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俺は25才のサラリーマン。成人式以来の中学の同窓会を明日に控え、五年ぶりに地元に帰省した。

主人公:あ~久しぶりだなぁ。五年もたてば駅前くらいは変わってるかと思ったけど、田舎だからそんなに変わらないか。
あっ!もうこんな時間か。腹減ったけど、この時間じゃ開いてる店も限られるな。あっ!ここの居酒屋にするか。


居酒屋店員:へい!いらっしゃい!お一人様ですね!こちらへどうぞ~!新規一名様ご来店でーす!

主人公:えっと…じゃあとりあえず生と枝豆ください。


店員:はい、生1つ枝豆1つですね?ありがとうございまーす!
生一丁枝豆一丁入りました~…お待たせしましたー


主人公:ありがとう。ゴクゴクゴク。はぁ~ウマイ!
すみませーん!生ビールおかわり!

店員:はい、生一丁!ありがとうございまーす!

主人公:はぁ~疲れたなぁ。仕事終わって最終の新幹線でギリギリだったもんな。
それにしても明日は楽しみだなー。誰が来るんだろう。

店員:はい、生でーす!

主人公:ありがとう。ゴクゴクゴク。はぁ~。さすがにすきっ腹にビールはきくな~!あれ?ちょっと酔ってきたかな?
ん?同級生の加藤だよな?久しぶりー!
お前も同窓会出るから今日来たのか?じゃあこっち来て一緒に飲もうぜ!
あっすみませーん!生二つください!

店員:あっはい。生二つでいいですか?生二丁ありがとうございまーす!

主人公:何つったってんだよー。早くこっち来て座れよ。

店員:生ビールお待たせしましたー

主人公:久しぶりだし乾杯しようぜっ!かんぱーい!
ん?なんだよ、飲まないのか?なんか顔色も悪いしちょっとやせたみたいだけど大丈夫か?

加藤:…

主人公:なんだよ!緊張してんのか?何にもしゃべんないし。あっ!俺の事思い出せないとか?
まっ、しょうがないか。中学の時一緒のクラスになった事なかったもんなぁ。
お前はさ、野球部のピッチャーでエースだったし、女子にはモテモテだったもんな~
高校には野球の推薦で行けてたしさ、すっげーうらやましかったんだぜ。
夏の高校野球、テレビで応援してたなぁ、懐かしいなー。
高校卒業してからプロ野球で活躍とかスゲーよな!まさか同級生でプロ野球の選手がいるなんてさ!
結構自慢させてもらってたんだぜ!
でも最近は先発で出ないし、ケガでもしたんじゃないかって心配してたんだぞ!
元気なんだよな??本当に大丈夫か??

【携帯のバイブ音が鳴る】

~第二話へ続く~
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