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サプライズをキミに

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🔵:(独り言、小さめの声で)そろそろかな。

🔴:ねぇ、さっきから時計ばっかり見てどうしたの?

🔵:ううん、何でもないよ。

(花火の効果音、小さめ・ドンドドン)

🔴:ん?

🔵:どうした?

🔴:ねえ、なんか音しない?

🔵:(とぼけた感じで)そっかぁ?

(花火の効果音、小さめ)ヒュードンドン

🔴:やっぱり音するってー
(障子と窓を開ける効果音・シャー、ガラガラ)
(花火の効果音、大きめ・ドンドンドンドン)

🔴:(驚き)えっ!花火!

🔵:えへへ!ビックリした?

🔴:えっ?ってこの花火…

🔵:そう。実はね、キミには内緒で用意したんだけど、、、今日何の日か忘れちゃった?

🔴:うーん??あっ!今日って付き合い始めた記念日だったね!でも最近なんかコソコソしてたから、浮気してるんじゃないかって心配してたんだよー

🔵:なんだぁ、そんな事思ってたの?今日の事で打ち合わせとかあったし、心配させちゃってゴメン。…それじゃあ花火、見よう。

🔴:うん。わー!キレイー

🔵:次、ちゃんと見てて。

🔴:え?あれって…

🔵:ちゃんと読めた?…俺と、結婚してくれますか?

🔴:はい!

🔵:ありがとう!3年も待たせてごめん。
しかも最近淋しい思いをさせちゃってごめん。
今日はたっぷり愛してあげるから覚悟してね。
(フェードアウト)
🔵それじゃあ服脱がすよ。…寒くない?

🔴:うん、大丈夫。

🔵:花火の光がキミの白い肌に当たって、とってもキレイだよ。
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