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👩星に願いを込めて

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一週間前からソワソワして落ち着かなかったあなた。今日は待ちに待った流星群が見られる日。

『俺のお気に入りの場所なんだ』って言って、車で街の光が見えない山頂近くまで来た。

『空気が澄んでるから、きっと綺麗に見えるよ』って心踊らせているあなたがとても愛しく思えた。

『やっぱり冷えるね』とはぁ~と手に息を吹き掛けている。本当だ。息が白く見える位に冷えてきた。

用意してきたホットコーヒーを差し出すと『ありがとう。生き返る~』と言って飲んでくれた。

寒そうに首を縮めてるあなたに、フワッと赤いマフラーを巻いてあげた。
この日に間に合うようにこっそりとマフラーを編んでいたのだ。

『わぁ~あったかい。わざわざ俺の為に編んでくれたの?嬉しいよ。ありがとう』と喜んでくれた。

流星群を好きな人と見られるなんて本当に幸せだ。
[この人とこれからもずっと一緒にいたい]と思いながら満天の星空を見上げると、ちょうど星がスーっと流れて行った。
この願いが叶いますように。
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