異世界転生。異世界行ってゆるふわ投資を始めるぞー!

Uアルジュナ

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ヒロセ、ラメーンを食う2

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 「と、とんこつラーメンひとつくれ~~~~~~~」

 とんこつラーメンを食える日がまたくるなんて。。もうラーメンなんて一生食えないだろうなと思ってたから、俺は思わず叫んでしまった。
 
 「あいよ、とんこつラメーンいっちょー」
 
 美形エルフ店主が元気よく返してくる。

 この店主、、エルフのくせになんか言動がエルフっぽくないな。

 エルフと言えばプライドが高くて、つんつんしているイメージがあるけどな。この店主は元気いっぱいなラーメン屋という感じだ。
 
 「ヒロセー、ラメーンって、何ラメーンがあるのー?」

 ちみっこ妖精が首をこてんと聞いてくる。

 「え~~~と、てんちょー、この店は何ラメーンが置いてあるんだ?」

 「へい、しょうゆ、みそ、とんこつ、しおなどそろえてますよ。お嬢ちゃんは何が食べたいかなー?」

 美形エルフ店主がちみっこ妖精にほほえんで聞いた。ぴかぴかーん。ううーまぶしい。あれが噂のエルフのほほえみか。。

 幼女エルフタマはあんなほほえみはしないから、初めてみたな。エルフのほほえみ。

 「う~~~ん。よく分からないよー。ヒロセー、何がおいちいのー?」

 「そうだなー。全部うまいけどな。。俺はとんこつが好きだぞ」

 「えー、全部おいちいのー? 分かったー。わたちもヒロセと同じとんこつ?にするー」

 「まいどー、とんこつもういちょー。いや、もうちょっとー」

 キラリーンと美形エルフ店主は注文を受け付けて、ラーメンを作り始めた。いやー、本当に本物のエルフはまぶしいなー。

 「ヒロセー、楽しみだねー」

 「そうだな。ラメーンはうまいぞー」

 「わーい」

 ~しばらくして~

 「へい。とんこつラメーン。お待ち。お嬢ちゃんもお待ち―」
 
 「わーい。おいちそー」

 しばらく待っていると、俺の目の前に一杯のラーメン、ちみっこ妖精の前にちょっとのラーメンがやってきた。

 湯気がもくもくと上がりとんこつラーメン独特の香りが鼻いっぱいにひろがる。

 豚骨の白濁スープの上では、うまそうな特大チャーシューがこれでもかとものすごい存在感を放っている。そして、バランスをとるかのように乗っかった半熟卵とねぎの山。

 じゅるり。。

 こっちの世界にやってきてから、ずーっと夢に見たとんこつラーメンが目の前にある。

 「いただきま~~~~~~~す」

 俺は思わず久方ぶりに手を合わせて、いただきまーすとやってしまった。

 日本の食い物が出てきたんだ、日本のスタイルで行かせてもらうぞ。

 「ヒロセー、いただきまーすって何ー」

 「いただきまーすってのはな、俺の故郷で食事する前に言う言葉なんだ」

 「へー、でも、ヒロセが言ってるの初めて聞いたー」

 「まあな、こっちに来てからあまり使ってなかったからなー。それより、早く食わないと冷めるぞ。伸びるぞ」

 「そうだねー。よーし。食べるよー。いただきまーす」

 そう言って、ちみっこ妖精は器用にラーメンを食べ始めた。どうやらこの店には妖精用のフォークとかレンゲがあるようだ。

 「よーし。食べるぞ。いただきまーす」

 俺はまずレンゲでスープを一口すすった。

 ごくごく。。

 うま~~~い。これだこれ、パンチの効いたとんこつ味。

 日本にいたときは残業残業で死にかけていた時に、これを食べるのが娯楽のひとつだったなー。

 お次は麺をいただくぞ。

 ずるずる、ずるずる。

 やっぱり、とんこつ味にはこの細麺がよく合うなー。

 ずるずる、ずるずる。

 ずるずる、ずるずる。

 うま、うま。

 よし、今度はチャーシューを食べるぞ。
 
 むしゃり、むしゃり。

 おー、ひさびさだな。このやわらかくて、じわじわと出てくるタレと肉汁。何枚でも食べれるぞ。

 むしゃり、むしゃり。

 う~~~~~ん。うまい。

 やっぱり、とんこつラーメンはサイコーだな。。

 ずるずる、ごくごく、むしゃりむしゃり。

 ずるずる、ごくごく、むしゃりむしゃり。

 ずるずる、ごくごく、むしゃりむしゃり。

 最後に卵をパクリパクリ。

 ぷは~~~~~~~。

 ◇

 「ヒロセー、おいしかったねー」

 ちみっこ妖精がテーブルの上で、でっぷりとしたお腹をさすさすしている。初めてのラーメンで口に合うか分からなかったけど、気に入ったみたいだな。よかったよかった。

 「ああ、うまかったなー」

 ちょーうまかった。クリーミーでパンチの効いた豚骨スープはもちろんのこと、じっくり煮込んだチャーシューや半熟卵がサイコーだった。

 これだけうまいとんこつラーメンは日本でもなかなか食べれないぞ。

 そう考えると、なんかここでこのラーメン屋をリリースするのが惜しくなってきたな。。

 もちろんここのラーメンを食いたければ、ぴーひゃらーを追いかければ食える。だけど、食いたくなるたびにぴーひゃらーを追いかけるのは大変そうだな。

 なんとかならないかなー。

 う~~~~~~~~ん。

 ………………。

 …………。

 ……。

 …。

 う~ん?

 うん?

 !?

 そうだ。

 俺の超級マンションの一階でラーメン屋開いてもらったらいいんだ。そうだそうしよう。

 「ちょっと話いいか店主」

 俺は超級マンションでラーメン屋を開く件を美形エルフ店主に話すことにした。

 ◇

 「ヒロセー、残念だったねー」

 ラーメンを食って超級マンションへ帰る途中、ちみっこ妖精がいいこいいこと頭をなでてくれる。

 「そうだなー。いけると思ったんだけどなー」

 美形エルフ店主に俺の超級マンションでラーメン屋開かない?と提案したけど、あっさりと断られた。

 理由は「修行中ゆえ」らしい。

 ……、なんかかっこいいなあのエルフ。

 はあ~~~、ラーメン食いたいときに食えると思ったんだけどな。







 
 あ、スラちゃんとシアへのラーメンのお土産買い忘れたぞ。

 俺がそう思った時にはすでにぴーひゃらーの音は遠ざかってしまっていた。
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