5 / 7
第5章
しおりを挟む
昼休み。
その単語が意味する喧騒の渦に、俺は眩暈を覚えていた。
食堂は、まさにカオスのるつぼだ。
あちこちで巻き起こる馬鹿げた大声の会話、トレイの上で繰り広げられる炭水化物と脂質の茶色いパレード、そして時折、誰かがこぼした味噌汁の香りが、この空間の非効率性を高らかに宣言している。
未来では、昼食は五分以内。
メニューは、全栄養素を最適に配合した栄養調整ペースト一択。
会話は禁止。すべては、午後の生産性を最大化するために。
それに比べて、なんだ、この生命力に満ち溢れた無駄のオンパレードは。
「ユウト、メシ行こうぜ!今日はA定食のカツカレーがマジでヤバいらしいぜ!」
「……すまん、佐藤君。俺は、ちょっとパスだ」
タケシのありがたい誘いを断り、俺はポケットの中の一粒を固く握りしめた。
直径一センチほどの、灰色の錠剤。
これこそ未来人の昼食。
これを人前で嚥下すれば、騒ぎになるのは目に見えている。数学の二の舞はごめんだ。
静かな場所。誰にも見られず、この味気ない固形物を胃に流し込める場所……。
俺は、校舎の最上階、屋上へと続く階段を上っていた。
錆びついたドアノブが、ギシリと文句を言う。
太陽の光が目に痛い。静寂と、孤独を求めて、俺は扉を押し開けた。
「来たな、転入生」
だが、そこに広がっていたのは、俺が求めた平穏ではなかった。
屋上のフェンスを背に、一人の少女が仁王立ちしていた。
吹き抜ける風が、彼女の黒髪と制服のスカートを激しく揺らしている。
轟マキ。その手には木刀が握られていた。
「轟さん。何か用かな?俺はただ、静かな場所で昼食を摂りたいだけなんだが」
俺はあえて、手のひらの上の小さな錠剤を見せつける。
彼女の眉がピクリと動いた。
「昼食?そんな豆みてぇなのがか?笑わせんじゃねえよ」
マキの目が、俺を頭のてっぺんからつま先まで、舐めるように観察する。
「とぼけんじゃねぇよ、藤堂ユウト。アタシの勘が、朝からビンビンに警報を鳴らしてんだ。お前は何か、とんでもねぇ秘密を隠してるってな!」
会話をする気はないらしい。
次の瞬間、彼女の身体が沈み込み、地面を蹴った。
速い。だが、遅い。
俺の動体視力は、彼女の踏み込み、筋肉の収縮、木刀の軌道を、完璧に捉えていた。
ブンッ、と空気を切り裂く音が耳元をかすめる。
俺は最小限の動きでそれを避ける。
だが、身体が、脳の指令を無視して、勝手に最適化を図りやがった。
地球の重力は、俺が慣れ親しんだ未来コロニーのそれより、およそ30パーセントも重い。
だが、危機的状況下で、俺の筋肉は故郷の低重力を基準に出力を算出してしまったのだ。
「うわっ!」
地面を蹴った足が、俺の身体を冗談みたいに宙へと打ち上げた。
視界がぐんと高くなる。
眼下には、目を丸くして空を見上げるマキの顔。
俺は空中で体勢を制御し、屋上に設置された給水タンクの上に、音もなく着地した。まるで、猫のように。
一瞬の静寂。
「……ぷっ、あはははは!やっぱりな!」
マキは腹を抱えて笑い出したかと思うと、すぐに獣のような獰猛な笑みを浮かべた。
「普通の人間が、そんな動きできるわけねぇだろ!お前、さては忍者か何かの末裔か!?」
「断じて違う!」
俺がタンクの上から叫んだ、その時だった。
「おーい、ユウトー!こんな所にいたのかー……って、えええええええ!?」
屋上のドアが再び開き、間の悪いことに、佐藤君が顔を覗かせた。
彼は、給水タンクの上の俺と、木刀を構えて臨戦態勢のマキを交互に見て、完全に思考を停止させている。
「佐藤君!助けてくれ!見ての通りだ!彼女が一方的に襲いかかってきて……!」
「いや、見ての通りって言われても!状況がまったく理解できねえよ!なんでお前、そんなとこにいるんだ!?」
「話せば長くなる!今は彼女を止めてくれ!」
俺の必死の訴えも虚しく、佐藤君はオロオロと狼狽えるだけだ。
その隙に、マキが再び動き出す。
「無茶言うな!俺がマキに勝てるわけねえだろ!」
逃げる俺、追いかけるマキ、そして「やめろよー!」と叫びながら、なぜか俺とマキの間をうろちょろする佐藤。
完全にカオスだ。
これが、俺が求めていた「日常」だというのか?だとしたら、あまりにもハードすぎる!
「そこまでだ、藤堂ユウト!」
マキがフェンスを蹴って三角飛びのような動きを見せ、俺のいる給水タンクへと跳躍する。
だが、濡れた配管の上に着地したのが運の尽きだった。
「あ、やべっ」
ツルリ、と彼女の足が滑る。
体勢を崩したマキの身体が、スローモーションのように屋上の縁へと傾いでいく。
フェンスの向こう側へ。校舎の五階。地面までは、絶望的な距離。
時間が、引き伸ばされる。
俺の脳が、再び、忌々しいほど効率的に計算を開始する。
落下速度、風の抵抗、俺の筋繊維が出せる最大出力、彼女の手を掴むべき最短座標――。
思考より先に、身体が動いていた。
俺は給水タンクの上から、ためらいなく身を躍らせた。
今度は失敗しない。
地球の重力を計算に入れ、最適化された、ただ一点への最短距離を飛ぶ。
風が顔を叩く。
眼下には、驚愕に目を見開くマキの顔。そして、伸ばされた彼女の白い手。
掴んだ。
指先が触れ、手首をがっちりと掴む。
落下しようとする彼女の体重が、俺の腕に衝撃となって突き刺さる。
だが、構うものか。俺は全体重を使い、空中ブランコのように彼女の身体を内側へと引き寄せ、二人分の衝撃を殺しながら、屋上のコンクリートに音もなく着地した。
そこには、言葉のない時間が流れた。
佐藤君が口をパクパクさせているのが視界の端に見える。
俺の腕にぶら下がるような形になっていたマキは、はっと我に返ると、勢いよく俺の手を振り払った。
「……大丈夫か、轟さん。怪我は?」
「……うるさい」
彼女は床に手をつき、ぜえぜえと息を切らしている。
助けられたことへの感謝はないらしい。
だが、俺を見上げるその瞳は、朝の好戦的な光とは違う、何か複雑な色を帯びていた。
驚き、困惑、そして、ほんの少しの……悔しさ?
「……チッ」
マキは大きく舌打ちをすると、乱暴に立ち上がり、制服の埃を払った。
そして、落ちていた自分の木刀を拾い上げると、一度もこちらを振り返らずにドアへと向かう。
だが、ドアノブに手をかけたところで、ぴたりと足を止めた。
そして、肩越しに、射抜くような視線を俺に送る。
「藤堂ユウト。お前、面白いヤツだな。また、すぐにでも相手してやるよ」
バタン!と、まるで彼女の激情を代弁するかのように、ドアが閉められた。
嵐が、去った。
屋上には、俺と、まだ幽体離脱している佐藤君と、そして床にぽつんと転がった、俺の哀れな昼食だけが残された。
「あーあ……」
ようやく魂が身体に戻ってきたらしい佐藤君が、ふらふらと俺の元へ歩いてきた。
そして、その手で、俺の肩を力なくポンと叩く。
「……完全にロックオンされちまったな、マキに。ご愁傷様」
その言葉を締めくくるかのように、昼休みの終わりを告げるチャイムが、やけに間延びした音で、学園中に響き渡った。
その単語が意味する喧騒の渦に、俺は眩暈を覚えていた。
食堂は、まさにカオスのるつぼだ。
あちこちで巻き起こる馬鹿げた大声の会話、トレイの上で繰り広げられる炭水化物と脂質の茶色いパレード、そして時折、誰かがこぼした味噌汁の香りが、この空間の非効率性を高らかに宣言している。
未来では、昼食は五分以内。
メニューは、全栄養素を最適に配合した栄養調整ペースト一択。
会話は禁止。すべては、午後の生産性を最大化するために。
それに比べて、なんだ、この生命力に満ち溢れた無駄のオンパレードは。
「ユウト、メシ行こうぜ!今日はA定食のカツカレーがマジでヤバいらしいぜ!」
「……すまん、佐藤君。俺は、ちょっとパスだ」
タケシのありがたい誘いを断り、俺はポケットの中の一粒を固く握りしめた。
直径一センチほどの、灰色の錠剤。
これこそ未来人の昼食。
これを人前で嚥下すれば、騒ぎになるのは目に見えている。数学の二の舞はごめんだ。
静かな場所。誰にも見られず、この味気ない固形物を胃に流し込める場所……。
俺は、校舎の最上階、屋上へと続く階段を上っていた。
錆びついたドアノブが、ギシリと文句を言う。
太陽の光が目に痛い。静寂と、孤独を求めて、俺は扉を押し開けた。
「来たな、転入生」
だが、そこに広がっていたのは、俺が求めた平穏ではなかった。
屋上のフェンスを背に、一人の少女が仁王立ちしていた。
吹き抜ける風が、彼女の黒髪と制服のスカートを激しく揺らしている。
轟マキ。その手には木刀が握られていた。
「轟さん。何か用かな?俺はただ、静かな場所で昼食を摂りたいだけなんだが」
俺はあえて、手のひらの上の小さな錠剤を見せつける。
彼女の眉がピクリと動いた。
「昼食?そんな豆みてぇなのがか?笑わせんじゃねえよ」
マキの目が、俺を頭のてっぺんからつま先まで、舐めるように観察する。
「とぼけんじゃねぇよ、藤堂ユウト。アタシの勘が、朝からビンビンに警報を鳴らしてんだ。お前は何か、とんでもねぇ秘密を隠してるってな!」
会話をする気はないらしい。
次の瞬間、彼女の身体が沈み込み、地面を蹴った。
速い。だが、遅い。
俺の動体視力は、彼女の踏み込み、筋肉の収縮、木刀の軌道を、完璧に捉えていた。
ブンッ、と空気を切り裂く音が耳元をかすめる。
俺は最小限の動きでそれを避ける。
だが、身体が、脳の指令を無視して、勝手に最適化を図りやがった。
地球の重力は、俺が慣れ親しんだ未来コロニーのそれより、およそ30パーセントも重い。
だが、危機的状況下で、俺の筋肉は故郷の低重力を基準に出力を算出してしまったのだ。
「うわっ!」
地面を蹴った足が、俺の身体を冗談みたいに宙へと打ち上げた。
視界がぐんと高くなる。
眼下には、目を丸くして空を見上げるマキの顔。
俺は空中で体勢を制御し、屋上に設置された給水タンクの上に、音もなく着地した。まるで、猫のように。
一瞬の静寂。
「……ぷっ、あはははは!やっぱりな!」
マキは腹を抱えて笑い出したかと思うと、すぐに獣のような獰猛な笑みを浮かべた。
「普通の人間が、そんな動きできるわけねぇだろ!お前、さては忍者か何かの末裔か!?」
「断じて違う!」
俺がタンクの上から叫んだ、その時だった。
「おーい、ユウトー!こんな所にいたのかー……って、えええええええ!?」
屋上のドアが再び開き、間の悪いことに、佐藤君が顔を覗かせた。
彼は、給水タンクの上の俺と、木刀を構えて臨戦態勢のマキを交互に見て、完全に思考を停止させている。
「佐藤君!助けてくれ!見ての通りだ!彼女が一方的に襲いかかってきて……!」
「いや、見ての通りって言われても!状況がまったく理解できねえよ!なんでお前、そんなとこにいるんだ!?」
「話せば長くなる!今は彼女を止めてくれ!」
俺の必死の訴えも虚しく、佐藤君はオロオロと狼狽えるだけだ。
その隙に、マキが再び動き出す。
「無茶言うな!俺がマキに勝てるわけねえだろ!」
逃げる俺、追いかけるマキ、そして「やめろよー!」と叫びながら、なぜか俺とマキの間をうろちょろする佐藤。
完全にカオスだ。
これが、俺が求めていた「日常」だというのか?だとしたら、あまりにもハードすぎる!
「そこまでだ、藤堂ユウト!」
マキがフェンスを蹴って三角飛びのような動きを見せ、俺のいる給水タンクへと跳躍する。
だが、濡れた配管の上に着地したのが運の尽きだった。
「あ、やべっ」
ツルリ、と彼女の足が滑る。
体勢を崩したマキの身体が、スローモーションのように屋上の縁へと傾いでいく。
フェンスの向こう側へ。校舎の五階。地面までは、絶望的な距離。
時間が、引き伸ばされる。
俺の脳が、再び、忌々しいほど効率的に計算を開始する。
落下速度、風の抵抗、俺の筋繊維が出せる最大出力、彼女の手を掴むべき最短座標――。
思考より先に、身体が動いていた。
俺は給水タンクの上から、ためらいなく身を躍らせた。
今度は失敗しない。
地球の重力を計算に入れ、最適化された、ただ一点への最短距離を飛ぶ。
風が顔を叩く。
眼下には、驚愕に目を見開くマキの顔。そして、伸ばされた彼女の白い手。
掴んだ。
指先が触れ、手首をがっちりと掴む。
落下しようとする彼女の体重が、俺の腕に衝撃となって突き刺さる。
だが、構うものか。俺は全体重を使い、空中ブランコのように彼女の身体を内側へと引き寄せ、二人分の衝撃を殺しながら、屋上のコンクリートに音もなく着地した。
そこには、言葉のない時間が流れた。
佐藤君が口をパクパクさせているのが視界の端に見える。
俺の腕にぶら下がるような形になっていたマキは、はっと我に返ると、勢いよく俺の手を振り払った。
「……大丈夫か、轟さん。怪我は?」
「……うるさい」
彼女は床に手をつき、ぜえぜえと息を切らしている。
助けられたことへの感謝はないらしい。
だが、俺を見上げるその瞳は、朝の好戦的な光とは違う、何か複雑な色を帯びていた。
驚き、困惑、そして、ほんの少しの……悔しさ?
「……チッ」
マキは大きく舌打ちをすると、乱暴に立ち上がり、制服の埃を払った。
そして、落ちていた自分の木刀を拾い上げると、一度もこちらを振り返らずにドアへと向かう。
だが、ドアノブに手をかけたところで、ぴたりと足を止めた。
そして、肩越しに、射抜くような視線を俺に送る。
「藤堂ユウト。お前、面白いヤツだな。また、すぐにでも相手してやるよ」
バタン!と、まるで彼女の激情を代弁するかのように、ドアが閉められた。
嵐が、去った。
屋上には、俺と、まだ幽体離脱している佐藤君と、そして床にぽつんと転がった、俺の哀れな昼食だけが残された。
「あーあ……」
ようやく魂が身体に戻ってきたらしい佐藤君が、ふらふらと俺の元へ歩いてきた。
そして、その手で、俺の肩を力なくポンと叩く。
「……完全にロックオンされちまったな、マキに。ご愁傷様」
その言葉を締めくくるかのように、昼休みの終わりを告げるチャイムが、やけに間延びした音で、学園中に響き渡った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる