転生悪役兄と秘密の箱庭でxxx生活

かなめのめ

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温まる

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「こ、こんにちは」

「こんにちは、珍しいね…男性がここに訪れるのは」

「そ、そうなんですね…さ、さようなら」

銀髪の男に背を向けて、歩き出そうとした。

こんなところに長くいるわけにはいかない。
俺は、ただ森の中を見たかっただけで当事者になりたいわけではない。

後はヒロインと仲良くしてくれ、俺は普通の日常に戻る。

一歩二歩と踏み出して、足を止めた。

雨音に混ざって、獣のような唸り声が聞こえる。

そうだ、ここは俺がいた世界の森に似ているが違う場所。
人を喰らう魔物が生息する魔界の森だった。

一人で出口も分からず歩いていたら、魔物のいい餌だ。

もう一度近くで声が聞こえて近付いてきているのが分かる。

後ろに後ずさると、腰を掴まれてビクッと身体が跳ねた。

「冷えているね、雨宿りでもしていくかい?」

「いや、俺は…」

薄い森の中からこちらを睨みつける無数の目が見えて、小さな悲鳴を上げた。
銀髪の男は俺の耳に近付いて「君さえ良ければ雨が止むまで」と言われた。

その声は妙に艶っぽくて、男の俺でもドキドキした。

雨は長くは降らない気がするし、明るくなったら帰ればいいか。

魔物は昼間は眠っているからな、昼なら一人でも大丈夫だ。

半日だけお世話になる事にして、城の中に入った。

まるで聖地巡礼のように、ゲームでよく見たエントランスがそこにあった。

灯りは壁に掛けられたランタンと大きなシャンデリアだけだ。
外は暗いからか、城の中も薄暗くて雰囲気がある。

「先にお風呂に入ろうか、雨で冷えたようだから」

「ありがとう、ございます」

薄暗いから、迷わないように腰を抱かれて風呂まで案内される。

腰の手は少し気になるが、俺…もしかして警戒し過ぎか?

そうだよな、俺はきっとゲーム前に迷い込んだだけなんだからなにかあるわけがない。

連れて行ってもらった風呂は銭湯のように広かった。

銀髪の男は脱衣所から出ていき、俺は一人になった。

水を吸って重くなった服を脱いで、風呂場で絞った。
意外と水滴が出てきて、明日帰る予定だけど乾くのか不安になる。

とりあえず絞った服を籠の中に入れて、広い大浴場に足を踏み出した。

洗い場の前に立ち、頭の上から温かいお湯を浴びる。
シャワーはちょっと蛇口に苦戦したけど出て良かった。

このお湯も魔力で出ているんだよな、どんな仕組みなんだろう。

シャワーヘッドを見つめていたら、大浴場の扉が開いた。

入り口を見ると、全裸の銀髪の男が入ってきた。
驚いて固まっていると俺の前で足を止めた。

俺の目の前にあるのは、見た目は中性的で華奢なくせにデカい。

全年齢のゲームでは当然なかった、見たいわけではないけど…

「これ、渡すのを忘れていてね」

「あ、りがとうございます…でもなんで裸…」

「背中を流してあげようと思ってね」

悪意が一切感じられない笑顔を向けられた…悪意があっても困るからいいけど…

銀髪の男はふわふわのスポンジと小瓶を渡された。
この小瓶がシャンプーの代わりになるようだ。

小瓶から液体を垂らして、スポンジで泡立てる。

腕に滑らせると、とてもいいにおいがする。

銀髪の男は背中を洗う番が来るまでジッと待っていた。
そんなに見られるのは恥ずかしいんだけど…

筋肉もないし、大学生にもなって顔は童顔でたまに高校生に間違われる。
男らしくないから、何処も自慢出来る顔ではない。

早く洗って服を着たいと、身体をスポンジで擦った。

するといつの間にか後ろに回った銀髪の男は俺の手に手を重ねた。

「そんなに強く擦ったら赤くなってしまう」

「あっ、えっと…」

「俺が洗ってあげる」

スポンジを簡単に奪われて、背中を優しくスポンジが滑る。

身体が温かくなってきたな、このシャンプーのおかげか?

両腕を後ろから回して、後ろから抱きしめられた。
片方の手は俺の腰に触れて、もう片方の手は俺の胸に触れていた。

指がほんの少し乳首に触れた、普段なら気にもしないぐらいだ。
そもそも誰にも、自分ですら触った事はないんだ…感じるはずはない。

全身が雷に打たれたかのように身体が大きく跳ねた。

それは暴力的なほど強烈な感じた事がない快楽だった。

「あぁぁっ!!!!」

「やはり、人間にはこの薬草は毒だったのか」

銀髪の男は床に置いた空の小瓶を手に取っていた。

毒?…毒って悪意がないんじゃないのか!?

自分の身体を見ると、さっきまで身体を洗っていたから泡がくっついていた。
その隙間から見えるのは真っ赤になっている乳首と、完全に勃ち上がった俺の欲望だった。

なんでだ?普通にいつも通り身体を洗っていただけなのに…

やっぱりこの謎のシャンプーか?色は普通の透明だったのに…

手の動きは止まる事なく、俺の乳首を弄っていた。
もう片方は俺のを扱いて、絶頂へと誘うように快感を与え続けた。

怖いくらいの快楽に男の腕を掴んで、必死に首を横に振った。
しかし、それだけで男は止まる気配がなかった。

「あっ、ひっ、やだっ、離せっ…お願い…だからっ」

「こうなったのも俺のせいだ、俺が面倒を見よう」

言ってる意味が分からない、面倒なんて見なくていい。
誰も俺に触らないで、放置していればしばらくしたら落ち着くから。

俺の願いは聞いてくれる事はなく、絶頂した。

出したのに、指を弄る手も俺のを弄る手も止まらなかった。
さっきまでの快感が残っていて、すぐに絶頂を迎えそうになった。

しかし、すぐに両手が離れて俺の快楽は吐き出す事なく中途半端になった。

ここまでして放置とか、ゲームでもヒロインに意地悪な一面があったがなんで俺なんだ!?

男だし、ゲームのメインキャラクターでも何でもない序盤にしか登場しない悪役。

それなのに、なんで俺…足を開かされて尻の穴を触られているのか理解出来なかった。

「んんっ、何して…」

「こちらでイかないと意味がない」

「い、み?」

「こちらの方が、きっと気にいるよ」

そう言った銀髪の男の指が俺の中に入ってきた。
指になにか付いていたのか、ぬるぬると滑りが良くなる。

身体が内側からも火が付いたように熱くなる。

中を擦られるだけでイったような感覚になる。
でも、俺のからは何も出ていないがまだ元気に勃ち上がって主張した。
こんなところ、気持ちいいはずなんてない。
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