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食事
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何処に向かっているのか分からず、運ばれている。
廊下から見える窓には水滴が落ちていて、外は霧で覆われていた。
夜は明けたけど、まだ雨は止みそうにないな。
ディルスは何処かの部屋のドアを開けて入っていく。
壁も床も天井さえも真っ暗な部屋で、そういえばディルスの部屋って真っ黒だった事を思い出した。
何処になにがあるか分からないほどにディルスの空間が出来ている。
ディルスは突然俺を下ろしてビックリした。
全部黒いから床に叩きつけられたかと思った。
ふかふかの真っ黒なベッドの上で真っ黒な天井を見つめる。
ディルスはそんな事しない!…といいたいけど、断言も出来ない。
当然女の子に手を出すような男ではないが、この城に住む他の男達には乱暴者だ。
短気で一度暴れたら誰の声も届かないほど…
俺は男だから、絶対にディルスに殴られないという保証はない。
「さっさと尻出せ」
「ちょっ、引っ張らないで!俺が、俺がやるから!」
「あ?いいからさっさとしろ!」
うつ伏せにされて、ディルスにバスローブを上まで捲られた。
尻だけ出している恥ずかしい格好に、顔が熱くなる。
少し、少しだけの我慢だ…薬を塗ってもらえば終わるんだ。
後ろからディルスの舌打ちが聞こえるけど、顔が見えない。
冷たいぬるぬるしたものが付いた指で触られて、ビクッとした。
ゆっくりと中に指が入り、シーツを握りしめる。
薬は確かに普通の薬みたいで、変な感じはしない。
でも、指で敏感な場所に軽く触れると小さな声が出る。
さっきのキスで反応してしまったからかな、ディルスに気持ち悪がられても仕方ない。
快楽は自分ではコントロールが出来ないくらいどうしようもない。
「あー、腹減ったな」
「…んっ、ふ、えっ…?」
「飯食ってもいいよな」
ディルスの声にバスローブから顔を出そうとした。
片足を掴まれて仰向けにされ、完全に勃ち上がった俺のが見える。
ディルスは食事と言って、俺のを抵抗なく咥えた。
なにが起きたか分からず、固まっていたらじゅぶじゅぶと口と手で扱き出した。
さっきまで薬を塗っていただけなのに、なんでこうなったんだ!?
肩を押すが全く力が入らず、声は喘ぎ声しか出ない。
すると、ディルスの背中に真っ黒な羽根や頭にツノが生えていた。
よく見ないと見逃してしまいそうなほど同色だ。
確かにディルスは悪魔だ、でも食事で俺のを咥えるとかどういう事だ?
「や、やめっ…で、出るからっ!」
「………」
俺の声を無視して挑発するように激しく扱かれて、身体がビクビクと震える。
でも、イったような感じはしない…ずっとグルグルとイきそうになっている感覚だけ残る。
ディルスは口を離して、俺の中に指を入れた。
出し入れはせずに指だけを動かしてくすぐるように刺激を与える。
それはヤバい、中を思いっきり締め付けて痙攣する。
ディルスは身を乗り出して、俺と目を合わせた。
その瞬間、赤く光り身体が熱くなり絶頂した。
俺が出したものが腹に掛かり、丁寧に舐めていた。
「んんっ、な…なんで…食事じゃ…」
「だから今食ってんだろ」
「……ディルスは、悪魔なんじゃ…」
綺麗に舐め終わり、唇に付いたものを舐めて笑みを浮かべていた。
「俺はインキュバスなんだよ、だから人間の精気は俺の飯なんだよ」と言っていた。
いんきゅ…?全く分からないが、それって悪魔なのか?
首を傾げる俺に、仕方ないなと言いつつも教えてくれた。
インキュバスは淫魔、つまりエッチな事をする悪魔だと…
ゲームでは悪魔としか言われていなかったのに、そんな裏設定があったのか?
ディルスの食事は俺が気持ちよくなって出したもの。
そして、自分自身も興奮して勃ち上がったものをズボンから取り出して俺に見せつけていた。
廊下から見える窓には水滴が落ちていて、外は霧で覆われていた。
夜は明けたけど、まだ雨は止みそうにないな。
ディルスは何処かの部屋のドアを開けて入っていく。
壁も床も天井さえも真っ暗な部屋で、そういえばディルスの部屋って真っ黒だった事を思い出した。
何処になにがあるか分からないほどにディルスの空間が出来ている。
ディルスは突然俺を下ろしてビックリした。
全部黒いから床に叩きつけられたかと思った。
ふかふかの真っ黒なベッドの上で真っ黒な天井を見つめる。
ディルスはそんな事しない!…といいたいけど、断言も出来ない。
当然女の子に手を出すような男ではないが、この城に住む他の男達には乱暴者だ。
短気で一度暴れたら誰の声も届かないほど…
俺は男だから、絶対にディルスに殴られないという保証はない。
「さっさと尻出せ」
「ちょっ、引っ張らないで!俺が、俺がやるから!」
「あ?いいからさっさとしろ!」
うつ伏せにされて、ディルスにバスローブを上まで捲られた。
尻だけ出している恥ずかしい格好に、顔が熱くなる。
少し、少しだけの我慢だ…薬を塗ってもらえば終わるんだ。
後ろからディルスの舌打ちが聞こえるけど、顔が見えない。
冷たいぬるぬるしたものが付いた指で触られて、ビクッとした。
ゆっくりと中に指が入り、シーツを握りしめる。
薬は確かに普通の薬みたいで、変な感じはしない。
でも、指で敏感な場所に軽く触れると小さな声が出る。
さっきのキスで反応してしまったからかな、ディルスに気持ち悪がられても仕方ない。
快楽は自分ではコントロールが出来ないくらいどうしようもない。
「あー、腹減ったな」
「…んっ、ふ、えっ…?」
「飯食ってもいいよな」
ディルスの声にバスローブから顔を出そうとした。
片足を掴まれて仰向けにされ、完全に勃ち上がった俺のが見える。
ディルスは食事と言って、俺のを抵抗なく咥えた。
なにが起きたか分からず、固まっていたらじゅぶじゅぶと口と手で扱き出した。
さっきまで薬を塗っていただけなのに、なんでこうなったんだ!?
肩を押すが全く力が入らず、声は喘ぎ声しか出ない。
すると、ディルスの背中に真っ黒な羽根や頭にツノが生えていた。
よく見ないと見逃してしまいそうなほど同色だ。
確かにディルスは悪魔だ、でも食事で俺のを咥えるとかどういう事だ?
「や、やめっ…で、出るからっ!」
「………」
俺の声を無視して挑発するように激しく扱かれて、身体がビクビクと震える。
でも、イったような感じはしない…ずっとグルグルとイきそうになっている感覚だけ残る。
ディルスは口を離して、俺の中に指を入れた。
出し入れはせずに指だけを動かしてくすぐるように刺激を与える。
それはヤバい、中を思いっきり締め付けて痙攣する。
ディルスは身を乗り出して、俺と目を合わせた。
その瞬間、赤く光り身体が熱くなり絶頂した。
俺が出したものが腹に掛かり、丁寧に舐めていた。
「んんっ、な…なんで…食事じゃ…」
「だから今食ってんだろ」
「……ディルスは、悪魔なんじゃ…」
綺麗に舐め終わり、唇に付いたものを舐めて笑みを浮かべていた。
「俺はインキュバスなんだよ、だから人間の精気は俺の飯なんだよ」と言っていた。
いんきゅ…?全く分からないが、それって悪魔なのか?
首を傾げる俺に、仕方ないなと言いつつも教えてくれた。
インキュバスは淫魔、つまりエッチな事をする悪魔だと…
ゲームでは悪魔としか言われていなかったのに、そんな裏設定があったのか?
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そして、自分自身も興奮して勃ち上がったものをズボンから取り出して俺に見せつけていた。
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