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エピローグ
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コンペの結果は、落選だった。
通知メールを開いた遥は、一瞬、激しく失望した。あれほどの努力が無駄になったのか、と。
だが、すぐにその感情は消え去った。
落選はしたが、あの仕事を通じて遥は、自分の限界と、それを超えるための方法を知った。その経験は、ボタンを使って勝利を得るよりも、遥の未来にとって遥かに価値のあるものだった。
数日後、コンペの担当者からフィードバックの電話がかかってきた。
「佐倉さんの企画、非常に素晴らしかった。特に終盤のこのコンセプトには、強い意志を感じました。今回は予算の都合で見送らせていただきましたが、ぜひ、近いうちに他の案件でご一緒したい」
強い意志。それは、遥が25分のスキップを拒否し、自分の時間を生きた証だった。
遥は電話を切った後、深く息を吸い込んだ。窓の外では、25分後の未来へと向かって、時間はいつも通り、ゆっくりと流れている。一つ一つの雑務、一つ一つの小さな達成感、そして、妹とのたわいない会話。
遥はもう、それらを「いらない25分間」だとは思わなかった。
過ぎ去った25分間のすべてが、彼女自身の人生の残響となり、そして、未来を形作る確かな音色となることを、遥は知っていた。
彼女は、笑顔で、次の仕事に取り掛かるために、キーボードに指を置いた。自分の時間は、もう、誰にも盗ませない。
通知メールを開いた遥は、一瞬、激しく失望した。あれほどの努力が無駄になったのか、と。
だが、すぐにその感情は消え去った。
落選はしたが、あの仕事を通じて遥は、自分の限界と、それを超えるための方法を知った。その経験は、ボタンを使って勝利を得るよりも、遥の未来にとって遥かに価値のあるものだった。
数日後、コンペの担当者からフィードバックの電話がかかってきた。
「佐倉さんの企画、非常に素晴らしかった。特に終盤のこのコンセプトには、強い意志を感じました。今回は予算の都合で見送らせていただきましたが、ぜひ、近いうちに他の案件でご一緒したい」
強い意志。それは、遥が25分のスキップを拒否し、自分の時間を生きた証だった。
遥は電話を切った後、深く息を吸い込んだ。窓の外では、25分後の未来へと向かって、時間はいつも通り、ゆっくりと流れている。一つ一つの雑務、一つ一つの小さな達成感、そして、妹とのたわいない会話。
遥はもう、それらを「いらない25分間」だとは思わなかった。
過ぎ去った25分間のすべてが、彼女自身の人生の残響となり、そして、未来を形作る確かな音色となることを、遥は知っていた。
彼女は、笑顔で、次の仕事に取り掛かるために、キーボードに指を置いた。自分の時間は、もう、誰にも盗ませない。
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