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本編
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3学期は、母さんの実家から登校をする。
じいちゃんとばあちゃんしか住んでいないから、短い間だけど僕がいるだけで楽しいと言ってくれた。
弁当は自分で作ると言ったけど、ばあちゃんが朝食ついでと言ってくれた。
でもさ、ばあちゃん、おでんで、おかずは埋めないでね。
保温性のない弁当箱だから。
渡辺と上村と瀬下は見た瞬間、大笑いしていたよ。
冷たい白米と冷たいおでん…きちんと完食したよ。
本格的な冬に入ると、一面真っ白になる。
少し吹雪くだけで、視界が悪くなり、車にも障害物にも気をつけて歩かないといけない。
瀬下の家に寄る回数も自然と減った。
でも、クリスマスから、少しずつだけど、瀬下とそういう行為をするようになった。
本当に、少しずつだけど。
瀬下から触られるだけで、頭の神経が焼き切れそうになる。
「瑞樹、今度、泊まりに来ないか?」
今日は土曜日で、瀬下の家に遊びに来ている。
「?なんかあったっけ?」
「いや、なんもないよ。でも、瑞樹が足りない。」
いつものバッグハグ状態。
首筋に顔を埋められながら、スマホで予定を確認する。
「ん~。来週、母さん達が来るし、再来週はテスト期間にはいるし、3月に入ってからかな。」
「3月かぁ。」
と、残念そうな声の瀬下。
「あ、忘れないうちに、渡すね。」
と、チョコを渡した。
「バレンタインまでまだ一週間以上はあるぞ?」
「だって、…学校で渡せないし。」
「ま、そうだなよな。食べてもいいか?」
と、瀬下は包装紙をビリビリに破いて、箱を開けて食べ出した。
聞いてきた意味なくない?
瀬下は、美味しそうに食べてくれるが、ペースが早い。
高いヤツだから、もうちょっと味わって食べて欲しいな。
と、僕は何かのマンガでみたことをしたくなった。
箱からチョコを一つ摘む。
「あっ、こら!」
瀬下は怒ったが、
「ん。」
と、僕はチョコの端っこを咥えて、瀬下に手を広げる。
「瑞樹?」
「ん!」
「……ったく。」
と、瀬下がチョコごと、僕の唇を食べる。
瀬下の熱い舌が、チョコと僕を溶かす。
チョコを挟んで絡めた舌が甘くて、チョコがなくなっても、離れようとはしなかった。
「瑞樹が煽ったんだからな。」
欲情した瀬下の顔で、キュンとしてしまった。
瀬下をこんな顔にさせているのが僕だと思うと、嬉しくなる。
チョコの残りの数だけ、瀬下と甘いキスを交わした。
翌々週明けの月曜日。
今日はバレンタインで、女子も男子も浮き足立っている。
教室に入り、瀬下達に挨拶したら、2ℓのペットボトル6本が入るレジ袋を3人に渡す。
「ハッピーバレンタイン。」
と、3人に袋を渡した。
「瑞樹?」
と、ハテナな瀬下。
「「ありがとう!」」
と、喜ぶ上村と渡辺。
「母さんからだよ。職場の人達用に作ったついでに、瀬下達の分もって、くれたんだよ。」
「「「さすが、母ちゃん!」」」
と、3人は早速、小袋を開けていく。
「マカロンだ!」
「オレンジピールにチョコがかかっている。」
「ラングドシャもある。」
「『残りものを詰めたので悪いけど』って言っていたよ。」
小袋を開けて食べ出した3人は、
「美味い!」
「サックサク!」
「これ、本当に残り物なの?」
「うん。残り物だから、3人で1袋なんだよ。」
と、僕は笑う。
「おまえら、美味そうなの食っているな?」
と、江波が言う。
「江波ちゃんもお一ついかが?」
と、上村が言う。
江波は、迷わずマカロンを食べた。
「美味いな。どこのだ?」
「「「瑞樹(の母ちゃん)から!」」」
「日下部、良い嫁さんになるぞ!って、朝のHRの時間だ!没収するぞ!」
と、言われてしまったから、慌てて上村が袋をしまう。
「バレンタインだからって、お前らも浮かれてんなよ!」
と、他のクラスメイトに言う。
どっと、笑いが起こった。
「江波ちゃんだって、真っ先にマカロン食べたクセに!」
と、渡辺が言う。
「高そうなのから、食べるのは常識だろ。いや、マジ美味かった。」
そんな常識は知らないよ。
大人の常識なの?
マカロンを食べて、満足気な江波は、今週の予定を伝えて、職員室に戻って行った。
その後、大量にあるお菓子は、江波の『美味かった』で、クラスメイトにより強奪されながらも、綺麗に消えた。
永井が『日下部!嫁に来い!』なんて冗談で言うから、その後の瀬下の機嫌が悪かった。
だから、『母さんが作ったもので、僕は作ってない!』と、何回も説明することになった。
昼休みに、屋上の踊り場で、瀬下の機嫌が治るまで、唇を貪られたけど。
「日下部君、料理部入らない?」
と、女子から言われたのには驚いた。
だから、母さん作だって!
ちなみに瀬下は、何個か女子から貰っていた。義理も、本命も。
でもどれも受け取らなかった。
じいちゃんとばあちゃんしか住んでいないから、短い間だけど僕がいるだけで楽しいと言ってくれた。
弁当は自分で作ると言ったけど、ばあちゃんが朝食ついでと言ってくれた。
でもさ、ばあちゃん、おでんで、おかずは埋めないでね。
保温性のない弁当箱だから。
渡辺と上村と瀬下は見た瞬間、大笑いしていたよ。
冷たい白米と冷たいおでん…きちんと完食したよ。
本格的な冬に入ると、一面真っ白になる。
少し吹雪くだけで、視界が悪くなり、車にも障害物にも気をつけて歩かないといけない。
瀬下の家に寄る回数も自然と減った。
でも、クリスマスから、少しずつだけど、瀬下とそういう行為をするようになった。
本当に、少しずつだけど。
瀬下から触られるだけで、頭の神経が焼き切れそうになる。
「瑞樹、今度、泊まりに来ないか?」
今日は土曜日で、瀬下の家に遊びに来ている。
「?なんかあったっけ?」
「いや、なんもないよ。でも、瑞樹が足りない。」
いつものバッグハグ状態。
首筋に顔を埋められながら、スマホで予定を確認する。
「ん~。来週、母さん達が来るし、再来週はテスト期間にはいるし、3月に入ってからかな。」
「3月かぁ。」
と、残念そうな声の瀬下。
「あ、忘れないうちに、渡すね。」
と、チョコを渡した。
「バレンタインまでまだ一週間以上はあるぞ?」
「だって、…学校で渡せないし。」
「ま、そうだなよな。食べてもいいか?」
と、瀬下は包装紙をビリビリに破いて、箱を開けて食べ出した。
聞いてきた意味なくない?
瀬下は、美味しそうに食べてくれるが、ペースが早い。
高いヤツだから、もうちょっと味わって食べて欲しいな。
と、僕は何かのマンガでみたことをしたくなった。
箱からチョコを一つ摘む。
「あっ、こら!」
瀬下は怒ったが、
「ん。」
と、僕はチョコの端っこを咥えて、瀬下に手を広げる。
「瑞樹?」
「ん!」
「……ったく。」
と、瀬下がチョコごと、僕の唇を食べる。
瀬下の熱い舌が、チョコと僕を溶かす。
チョコを挟んで絡めた舌が甘くて、チョコがなくなっても、離れようとはしなかった。
「瑞樹が煽ったんだからな。」
欲情した瀬下の顔で、キュンとしてしまった。
瀬下をこんな顔にさせているのが僕だと思うと、嬉しくなる。
チョコの残りの数だけ、瀬下と甘いキスを交わした。
翌々週明けの月曜日。
今日はバレンタインで、女子も男子も浮き足立っている。
教室に入り、瀬下達に挨拶したら、2ℓのペットボトル6本が入るレジ袋を3人に渡す。
「ハッピーバレンタイン。」
と、3人に袋を渡した。
「瑞樹?」
と、ハテナな瀬下。
「「ありがとう!」」
と、喜ぶ上村と渡辺。
「母さんからだよ。職場の人達用に作ったついでに、瀬下達の分もって、くれたんだよ。」
「「「さすが、母ちゃん!」」」
と、3人は早速、小袋を開けていく。
「マカロンだ!」
「オレンジピールにチョコがかかっている。」
「ラングドシャもある。」
「『残りものを詰めたので悪いけど』って言っていたよ。」
小袋を開けて食べ出した3人は、
「美味い!」
「サックサク!」
「これ、本当に残り物なの?」
「うん。残り物だから、3人で1袋なんだよ。」
と、僕は笑う。
「おまえら、美味そうなの食っているな?」
と、江波が言う。
「江波ちゃんもお一ついかが?」
と、上村が言う。
江波は、迷わずマカロンを食べた。
「美味いな。どこのだ?」
「「「瑞樹(の母ちゃん)から!」」」
「日下部、良い嫁さんになるぞ!って、朝のHRの時間だ!没収するぞ!」
と、言われてしまったから、慌てて上村が袋をしまう。
「バレンタインだからって、お前らも浮かれてんなよ!」
と、他のクラスメイトに言う。
どっと、笑いが起こった。
「江波ちゃんだって、真っ先にマカロン食べたクセに!」
と、渡辺が言う。
「高そうなのから、食べるのは常識だろ。いや、マジ美味かった。」
そんな常識は知らないよ。
大人の常識なの?
マカロンを食べて、満足気な江波は、今週の予定を伝えて、職員室に戻って行った。
その後、大量にあるお菓子は、江波の『美味かった』で、クラスメイトにより強奪されながらも、綺麗に消えた。
永井が『日下部!嫁に来い!』なんて冗談で言うから、その後の瀬下の機嫌が悪かった。
だから、『母さんが作ったもので、僕は作ってない!』と、何回も説明することになった。
昼休みに、屋上の踊り場で、瀬下の機嫌が治るまで、唇を貪られたけど。
「日下部君、料理部入らない?」
と、女子から言われたのには驚いた。
だから、母さん作だって!
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でもどれも受け取らなかった。
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