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気が付くとそこは………
しおりを挟む「・・・・・・ふぁッ!?………え、え?なに…ここ、ってか声が変っ…!?」
気が付くと視界いっぱいに広がる雲一つない青空!吹き抜ける爽やかな風!何処までも続く緑の絨毯!何故か高くなってる僕の声!いったいどうなってるの!?
「……と、とりあえず状況確認から……」
僕は目を閉じ深呼吸をして、今自分が分かっていることをゆっくり声に出してリストアップしてみた。
「えっと、まず僕の名前は悠木 要、普段はアルバイトをしていて今日明日はーAlternative world ONLINEーの第二陣枠で遊ぶ予定だった。それからキャラ作成の鍵を知らない人に交換(強制)されて、でも交換した鍵じゃゲームは出来ないって言われた所で記憶が途切れて………そしたらなんか知らない所にいるし、声変わってるし、まだ確認してないけどすごい身体の感覚変わってるし!」
僕はもう一度深呼吸をし現実を見る覚悟を決めて目を開け、まず先程から感じ続けている違和感の正体に目を向けた。
「う、うわぁ……、ちょ、ちょっと大き過ぎないかな……これは……、それに……」
違和感の正体、それは下手したらバレーボールかそれ以上有りそうな大きな胸と
「おぅ……グッバイマイジュニアァ……」
棒と玉(未使用)が綺麗さっぱり無くなってしまった股間であった。
「それにしても…、コレはそういうアバターって事でいいんだよね?なんやかんやゲームには入れたって事かな…?」
ーAlternative world ONLINEー
そのゲームは性別すらも質問の結果で決まる。
事実、発売直前公式生放送で明るく元気ハツラツな女性スタッフがキャラ作成したらにガチムチゴリラ男になってしまったという悲劇的ビフォーアフターな事件もあったりしたからだ。
あとついでに言うとゴリ男のスキルの中に『穴掘り』というのがあって、それを見ていた男達は皆お尻をガードした事だろう。コメントが野郎共の悲鳴ばっかりだったし。
という事なので僕が今女の子になっているのはそういう事なんだろうと思う。
それにあんな筋肉ムキムキマッチョマンの変態にはなりたくなかったからまだ女の子で良かったって所だね。
「まぁそれはそれとしてせっかくの女の子キャラだしちゃんと確認しとかないとね!って事で開けメニュー画面!」
美人さんだったら良いなぁと思いつつメニューを開くイメージをする。
でも何故かメニュー画面が開かない。
それからしばらく考え、僕はある致命的な事実に思い至った。
「・・・・・・ハッ!そういえば『女神様』に会えてなかったんだ!?」
『女神様』とはーAlternative world ONLINEーの世界を選んだ神様の1人である。
メメタく言えば運営側の1人で、その役割は僕が通る事の無かった扉の向こう側、そこにやって来たプレイヤー達の名前を決めたりメニュー機能の解放やチュートリアル等をする事。
そして僕はその『女神様』に会えていない。
つまりどういう事かと言えば、メニュー機能が使えずスキルも戦闘も何も分からない今の僕は無力な村人と言っても過言では無いのだ!
と言うか今女の子状態だし下手したら村人より弱い可能性も………。
「と、とにかく他のプレイヤーに会えたらその人経由で運営に連絡取って貰えるよう頼む事にしよう!その為にもまずはこのエリアを抜けないとだし、頑張るぞー!えいえいおー!」
今後の目標も決まった所で僕は改めてキャラ確認をする事にした。
メニュー画面が使えないから目視で確認出来る部分だけだけど。
髪は輝くような銀髪。長さは背中の中程まであり風に合わせてサラサラと揺れている。
服装は膝丈の真っ白な肩出しワンピース。首元が深めのVネックになってるからがっつり谷間が見えてかなりHな感じになってる。
腰には先端に花の蕾みたいな細工がされた木の杖とそれを挿しておく為の革ベルトが着いていた。
あと何故か靴も靴下も無くて素足である。揺れる草がすごくくすぐったい。
「とりあえず装備の感じ的には魔法系のキャラ…なのかな?」
まぁ魔法も何も使えないけどね!
現状出来るのは杖で殴るくらいだからそれが効かない相手からは逃げる事にしよう!うん。
「では、いざ他のプレイヤーを目指してレッツゴー!」
そうして僕は大きな1歩を
「いたっ!?」
石に気をつけながら小さな1歩を踏み出したのだった。
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