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第二章 真の勇者は異世界人
想いの行方
しおりを挟む王子襲来から今日で2週間経った。
この二週間の間は全てメルウスの訓練に費やした。メルウスは以外に筋がよく、もう一人でもやっていけるほどに上達した。
卒業試験として魔物を狩りに行きたいのだけど。
最近、魔物の様子がおかしいという話がちらりほらり聞こえてくる。
なんでも腕が異様に長いゴブリンだったり、筋肉もりもりのゴリラのようなゴブリンがいたりするそうなのだ。
魔物は進化はするが突然変異したりしない。それが城塞都市周辺では異様に多いのだ。
不足の事態が起こるかもしれない状態ではメルウスは連れていけない。
今日の人生はゲームで、王子にちょっかいをかけること、ちょっかいをかけないと想い人に永遠に会えないと出た。
LVが100に上がってから、この神の祝福は行動を具体的に指示する時がある。
無視をしても生命に問題はないにだが、デメリットも書いてあるので無視することができない。
それが想い人であるガリウス様のことなら、なおさら無視できない。
王子と言えば、すっかりストーカーになってしまった。
流石にうざいなと思ってたところだったし、ちょうど良いか。
私はインビジブルの魔法で姿を消し、王子の前で現れた。
「王子様、何かようですか?」
王子はモジモジして、顔を下げる。
「用がないなら、私の後をつけないでください」
「好きです、結婚してください」
王子は顔を真っ赤にして告白をした。
脅迫してきた人物とは同じと思えない純朴さをみせる。
「だから妾の件は――」
「違います、正妻としてです」
「お断りします、私には心に決めた人がいるんです。だからあなたの物になることはできません」
そうガリウス様なら、素直に受精です。
『大和撫子とは……』
『好きな人の子供を産みたいと思うのは自然の摂理なので、セーフセーフ』
『そのガリウスという男が、他に女を作ってたらどうするんだ』
『その時はその時よ、潔くハーレム要員になるわよ』
『この世界は王族以外一夫一婦だぞ』
『なら王族と結婚してもらえばバッチおーけーじゃない』
『いやいや、そんな超展開あるわけ無いだろ』
『最悪メイドで、ガリウス様の側にいられれば良いわ』
『諦めないのか』
『諦めるわけ無いじゃない、彼は私の存在理由なんだから』
『偏執狂だな』
『……ケンケンうるさい』
――この間わずか0.1秒――
「なら僕が、王族を捨てます」
王子は平然と王族の地位を捨てると言う。
王族の人が庶民の生活なんかできるわけ無いでしょうに。
「もうなんなの」
この子はなんで私に執着するんだろう。
美少年に好かれても、興味がないと大根にしか見えない。
「立ち話もなんだし。どうだろう、落ち着ける場所でちゃんと話をしたら」
メルウスが仲裁に入ってくる。
彼はことなかれ主義なところがある。日本ならいざ知らず、ここではそんな甘い精神では生きていけない。
「はぁ、じゃあ一時間だけよ」
とは言え私も甘い性格の日本人。ついついメルウスの意見に賛成してしまう。
私たちは近くの酒場に入った。カフェとかあれば良いのだが、そう言うおしゃれなものはこの世界に無い、
「で、何で妾から正妻って話になるわけ?」
「僕は父王様から嫌われているのです」
なんか身の上話しをしだしたし……。
正直、面倒。
メルウスは真剣に聞いてあげてる。
ウンウンうなずいて涙まで流す。
何だかなぁ……。
要約すると。
自分は両親に似ていなく、美男子で国民に人気があった。
当然、次期王候補にと擁立しようとする貴族たちもいたと。
命を狙われる危機があったため性格が悪く我儘な態度をして国民からの人気を落としていたそうだ。
つまり、自分は私が思ってるような人間じゃないと言いたいのだ。
泣く要素ないよね?
メルウスさんどこで泣いたんですか?
涙腺ゆるみすぎじゃないですか?
「それで? 自分はかわいそうな身の上だから嫁になれって言うの?」
私は冷たく言い放つ。
「いえ、そう言う訳じゃ……」
「そもそもあなた、自己紹介もしてないんですけど?」
そう彼は王子としか言ってない。
理由は分かるけどね。
「すみません、第三王子というのを知られたく無くて」
第三王子は父親から疎まれ、国民からも疎まれている。
有名な話だ。つまり彼の話しに嘘はない。
「僕の名前はミリアス・グランヘイムです。この国の第三王子です」
「私はマイラです、家名はありません。こちらは私のパーティーメンバーのメルウスです」
「マイラさんは、そちらのかたと付き合ってるのですか?」
ミリアスはメルウスを指差して言う。
「あなたには関係ないことよ」
「そんな」
「だって考えても見なさいよ。あなたは最初、私に妾になれって脅迫したのよ? そんな人間に誰が好きって言えるわけ無いでしょ」
「私はあなたを嫌いだし、好きになることはないわ」
「……」
「話はそれだけだから、二度と私に付きまとわないで」
私はミリアスにそう言い捨てると、メルウスの手を取り酒場を出た。
「良いのか? 本当はそこまで嫌いなわけじゃないだろう?」
メルウスはなにげに鋭い。
「似た者同士って所で、嫌いじゃないわよ」
ラブじゃなくてライク未満位には好感がある。
「似た者同士?」
「言ってなかったけ? 私も好きな人を一途に思ってるから」
「ふふふ、聞かせてあげましょうか私の愛しい人の話を」
私はメルウスにガリウス様がいかに素晴らしいか話した。
「でも、何でそんなに素晴らしい人がS級指名手配されたんだろう」
「嵌められたに決まってる」
「信じてるんだね」
「当然よ、メルウスは信じてくれないの?」
「マイラの事は信じてるし、マイラが好きになった人だからその人の事も信じたいけど、会ったこと無いから分からないな」
私はメルウスに少しイライラしてる。メルウス相手でも、ガリウス様に対して、ネガティブな発言をされるとダメなようだ。
「だからさ、俺もその人を探す旅に付き合わせてよ」
「え!?」
予想外だった、てっきり彼の口からはガリウス様に対しての悪口が出ると思っていた。
彼はガリウス様を探す旅について来て来ると言う。
「俺にとってマイラは大事な人だから、その人にも会ってみたい」
この世界で好意を受けるのには慣れている。
自分で言うのもなんだが、私はかなりの美少女なのだ。
昔から好意を寄せてくる異性は多かった。
むしろ同姓からも好意を寄せられていた。
美貌も去ることながら大人っぽいところが魅力だそうだ。
さーせん、ロリBBAでさーせん。
彼もそう言う人たちと同じなのだろうか?
2週間以上つきあっていて、そんなそぶりはなかった。
この好意は仲間としてのものだろうか。
「考えさせてください」
連れて行ってもらえない悲しみは私にもよくわかる。
死ぬほど悲しいし、力無い自分が悔しかった。
今のメルウスじゃ、足手まといなのは確実だ。でも、彼はすでに私にとって大事な仲眞になってる。
思えば私はパーティーを組んだことがない。
私には急いでレベル上げをする必要があったのだ、仲間など足手まといでしかなかった。
しかし、メルウスは違った。戦力と言う面では当てにならないが、精神面でなにかと支えになってくれている。
メルウスを連れていくにしても、ガリウス様の居場所を知らなければ話になら無い。
だけど、怖い。ガリウス様がどこにもいなかったらと思うと震えが止まらない。
寝れない夜もあったほどだ。
だけど、これは良い機会かもしれない。人生はゲームのお告げは今日探さないと永遠に会えなくなると言う事なんだろうともとれる。
私達は部屋に戻るり椅子に座ると心を落ち着かせマップを開いた。
「どうか無事でいてください」
私は声に出して祈った。
何度も何度も祈ってガリウス様を探した。
だけど……。マップは無反応だった。
何度探しても、どんなに探してもガリウス様は居なかった。
どこにもいない。
いない。
いないのだ。
「ああ――。」
部屋のなかが暗くなる。息ができない、苦しい。
いない、いない、いない。
こんなの、嘘だ。嘘だ。
約束したのに。
側に居させてくれるって、言ったのに。
薄れ行く意識の中、一瞬メルウスがガリウス様に見えた。
闇の中で私は見た。ガリウス様が何人もの兵士に取り囲まれている。
ガリウス様は成すすべもなく、無数の槍に突かれた。
またこの夢だ、ガリウス様がS級指名手配から何度も同じ夢を見る。
夢なら覚めてよ!
いつまでも終わらぬ夢の中、温かな温もりが私を包んだ。
暗闇が開けるように目が覚めると、私はメルウスに抱きしめられていた。
私はメルウスを突き飛ばした。
「さわらないで!」
私は怖かった。
ガリウス様以外の優しさに心を満たされるのが。
「ごめん、急に倒れたから」
「一人にさせて」
険のこもった声でメルウスを威圧する。
「分かった、外にいるから何かあったら声かけて」
そう言い残し、メルウスは部屋を出た。
私は最低だ、自分の思いを守るためにメルウスを傷つけた。
だけど、今誰かの温もりを感じてしまったら、心が上塗りされてしまう。
それだけは絶対に嫌だ!
私は部屋の角に行き毛布にくるまる。
体を冷やしてしまうと、温もりが欲しくなってしまうから。
こうなる予感はしていた。
ガリウス様がいくら強いと言っても限界はある。
追われる身ではいつか死ぬかもしれないと……。
だから私は死に物狂いで頑張った。
でも、間に合わなかった。
死なせてしまった。
いやだ、なにも考えたくない。
私は悔恨の念を抱きながら、全てを忘れるように眠りについた。
深い深い眠りに。
目が覚めると、窓からは正午を示すほど高い太陽の日の光が、私を照らした。
なにもする気が起きない。
なにもかも面倒だ。
『主よ良いか?』
『良くない』
誰の声も聞きたくない。
『あのな主よ、マップとて完璧ではないのだぞ』
聞きたくない。
『例えば、メルウスはマップに映ってるか?』
『映ってない……』
いつも側にいたから気が付かなかった。
彼の言う天罰の影響だろうか?
『そのガリウスとやらがメルウスと同じ存在になったとか。後はあれだ、マップで探知ができないような空間、そうハコブネのような別空間に避難している可能性もあるだろ』
別空間、ハコブネ、神の住む場所。
勇者の記憶で場所はわかる。
だけど、そんな都合の良いことあるわけが無い。
アニメの世界じゃあるまいし。
『主らしくないぞ、主はウジウジ考える前に行動する、バカ女だろうが!』
『ひどい言われようね……』
『希望があるのに動かないのは馬鹿だろ? 悲劇のヒロインを気取るのはまだ早かろう』
ガリウス様が生きているかもしれない。
1%以下の可能性でもそれにすがりたい。
そうだ、私に悲劇のヒロインは似合わない。
今はその一縷の望みにかける。
『そうだね、バカ女だね』
私は自嘲ぎみに笑う。
『ごめんねケンケン、頑張ってみる』
『うむ、気にするな若輩者を導くのは年配者の役目だ』
くっ、悔しい今日は言い返せない。
でも、今はそれが楽しい。
『そうだな、今日から剣神様と読んでも良いんだぞ』
『調子に乗るな』
バキッ
『ぎゃああああ』
『あ、ごめん』
『主ヒビ、ヒビが入ったぞ。』
『ごめんて』
『筋肉ゴブリンめ』
私は拳を握る
『すみません、調子にのりました』
『次はないからね』
『イエス・マム』
メルウスにも謝らないと。
『ちなみに、主が寝てから30時間経過してるぞ』
『そんなに寝てたの?』
『まあ、よほどショックだったんだろう』
これじゃメルウスも愛想つかしちゃったかな。
私は恐る恐るドアを開けた。
「おはよう」
メルウスが優しい笑顔で私を見る。
心が痛い。
「ごめんなさい」
「いいよ、俺も悪かったし」
事無かれ主義と言ったけど、今はその言葉に甘えよう。
「後もう一つごめんなさい、あなたを旅に連れていけない」
「どうして?」
「すごく危険な旅になると思うの」
「君が魔王を倒しに行くと言っても、ついていく気だけど?」
「メルウス……」
彼は優しい、私の心をかき乱すほどに。
「分かった、だけどこれだけは約束して、無理やムチャはしないって」
「分かった」
「後、私がピンチの時は逃げなさい」
「そんな事――」
「ダメ、これが出来ないようなら連れていけない」
大事な仲間である彼を、殺させる訳にはいかない。
「分かった」
彼は渋々了承する。
「じゃあ仲直りの握手」
私たちは絆を確かめるように、固い握手をした。
ぐ~
メルウスのお腹から腹の虫の音が聞こえた。
「ご飯食べてないの?」
「いや、うん」
「もしかしてずっとここにいたの?」
「何かあったら大変だからね」
「……ありがとう」
ぐ~♪
私のお腹からも軽やかに音がなる。
「私もお腹ペコペコだ」
「大合唱だね」
何だか可笑しくて二人で笑いあって、食堂に向かった。
◆◇◆◇◆
「何で、何でなんだよ!」
ミリアス王子は、失恋に打ちひしがれていた。
「ミリアス様、ストラトス公爵家のブカロティ様がお見えです」
「おお、ブカロティ姉様が来てくれたのか、直ぐに通せ」
第三王子とブカロティには血縁関係はないが、幼少より親しくしておりミリアスはブカロティを姉と慕っている。
「お久しぶりです、ミリアス殿下」
「そんな他人行儀な、ミリィとお呼びください」
「分かりましたミリィ」
「それで、今日はなぜこのような場所に?」
「ふふふ、聞きましたよ」
「お恥ずかしい限りです、フラれてしまいました」
ミリアスはマイラにご執心なのをブカロティに知られるのを恥ずかしかった。
姉に自分の恋愛関係を知られたくないのは、身分に関係なくどこの家でもよくあることだ。
「そうだと思いました、ですから私が来たのです」
「お力をお貸し願えるのですか?」
「当然です 、可愛い弟のためですからね」
そう言われて、ミリアスはブカロティの両手を掴みブンブンと振る。
「そうそう、貴方のために勇者ミスティアも連れてきたんですよ」
ブカロティが指をならすと、ミスティアが部屋に入ってくる。
「おお、勇者様もお力をお貸し願えるのですか!」
だがその言葉に聞いたミスティアは、虚ろな目をしながらニヤリと気持ち悪い笑顔を見せるだけであった。
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