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28話 再会、ついでにメイド
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「あー! えっと、ドロシーとギャルゲ主人公! 」
「エルヴィンっすよ! 何っすかぎゃるげ主人公って! 」
「ごめんごめん。いやーお久ー」
和也が脅迫して協力を強要した2人組、エルヴィンとドロシー。
字面にすると酷く物騒だが、余り恨まれてないらしく安堵する和也。
「実はあの後変な事があって、ドロシーの奴倒れちゃって。一時は息も心臓も止まって、もうダメだってなってたんっすよ。いやぁ貴方も無事で良かったっす」
「うっ……ごめん」
「え? 何がっすか? 」
「な、何でもねぇ……あ、そう言えばちゃんと自己紹介して無かったでしょ。進藤和也って言います、進藤の方が苗字ね。仕事は魔王」
「またまたー、魔王って……マジすか? 」
「マジマジ」
再会を喜び、今更な自己紹介をしていると、突然鋭く睨む者が尻尾で和也を絡め取る。
「おっ? 」
「魔王あまり他の人間と話すなこの私が許さんぞ伴侶たるこの私がな」
鋭く睨む者、ドラゴンは基本人間嫌いである。
和也は特別だが、その和也が人間と話しているのは気に食わない。
ぎゅむぎゅむと尻尾で締め付けながら、和也とエルヴィンを引き離す。
「おいおい、こらこら。失礼でしょー、この人達君を助けるのに協力してくれたんだよ? 失敗したけど」
「うぉー!カズヤさん! それ言っちゃ不味いっすよ! 俺ら死刑になっちゃいます! 」
「あのお爺ちゃんの事だし、何かバレてる気がするんだけどなー。わざわざ2人を選んできた訳だし」
「うっ、じゃあ、見逃されたんっすかね」
「それは知らんけど」
鋭く睨む者は和也とエルヴィン、ドロシーを交互に見詰め、と言うより睨み付けてむむむと唸る。
「ふむ魔王が世話になったようだから特別に会話を許してやろう触れるのは禁止だ一緒にご飯を食べるのも駄目だそれは私のお仕事だ獲物を取ってくるのは許してやる」
「こ、この子が本当にあのドラゴンなんっすか? 普通に喋ってるし、何だか可愛いし……」
「むっ」
当然のように褒める言葉が出るエルヴィン、ドロシーがむくれて腕をつねる。
「ほらほらドロシーちゃんも怒ってるじゃん、彼女の前で他の女の子にちょっかい出しちゃダメよ」
「か、彼女じゃないっすよ! な、何言ってんすか! 」
「そ、そうだよ! まだ、彼女じゃ……でも私は何時でも……」
「え? 何か言ったか? 」
「もう耳鼻科行けお前」
ドロシーが不憫でならない。
多分何回か告白してるが気付かれてないぞドロシー。
頑張れドロシー。
多分そろそろライバルが現れるぞ負けるなドロシー。
「でお前ら何しに来たの? 」
「あ! そうそう、俺ら皆さんのお目付け役です! 定期的に報告を上げる役目を任されました! 同行しますね! 」
「うん、任されました」
むん! と胸を貼るエルヴィン。
むん、と控えめに拳を上げるドロシー。
気合いは充分のようだ。
「おー! ……止めといた方がいいと思う」
「仕事なんで……」
「兵役終えるまでどのくらいだった? 」
「半年切ってますね……」
「そっか……若いのに残念だ」
「カズヤさんの居たところって、そんなにヤバいんですか」
明らかに老練な雰囲気を醸し出している、実際強い爺やこと緑の刃率いるゴブリン。
ゴリラかよ、って位鍛え上げられたムキムキの鉄の猪率いるオーク。
爆裂猛進娘、春の息吹と草原でお留守番中のケンタウロス達
後は人類の天敵鋭く睨む者。
人類絶対弄ぶウーマン邪なる瞳の王。
ぱっと思い付いただけで、かなりヤバい面子である。
「……」
「な、何で何も言ってくれないんっすか! 」
「大丈夫、エルヴィンは私が守るよ」
「はいはい、じゃあ俺のこの後の予定ってどうなってんの? 教えてよ」
イチャイチャしだすエルヴィンとドロシーを適当に流し、とりあえずの予定を聞く。
和也は一刻も早く村に帰りたかった。
「あ、はい。えっと、とりあえず今夜、色んな人と会って頂くっす。ドロシー」
「あーそう言えば……お爺ちゃんがそんな事言ってたな……」
「うん。まず、勇者教大司教様、並びに異端審問官長様。続いて皇家特別顧問兼ねて帝国十二勇士の……」
つらつらと、字面だけで偉いと分かる肩書きが沢山並べられていく。
「ちょっ! 聞いてない聞いてない! 俺、そんな偉い人と会うなんて聞いてない! 」
「いや……言っときますけど序の口ですからね。カズヤさん、今自分がどんだけ注目されてるか知ってるっすか? 」
エルヴィンが珍しく真顔になった。
和也は若干気圧される。
「えっ……まぁ皇女様に来てもらったくらいだし……あれ、お忍びじゃないの? 」
「お忍びっすよ、でも宝具を使うとなると、話を通しとかなきゃいけない偉い人も沢山いるんです。その偉い人が、みーんなカズヤさんを品定めしに来ます」
「そ、そんな大袈裟にせんでも……」
「あのっすねカズヤさん、魔王ですよ? 次代の魔王が、どういう考えなのか皆気になるっすよ。最悪、その場で暗殺とかも全然有り得るっすからね」
「ひょぉぉ」
精々名刺交換とか、その程度の認識でしか無かった和也は、ここで初めて魔王という肩書きの重さを実感する。
味方は少なく、敵は圧倒的に多い。
アークライトは理由が有れば和也を殺すし、エルヴィンやドロシーもその決定に従うだろう。
邪なる瞳の王はどちらかと言うと敵だ。
和也を損得抜きで助けてくれるのは、この場だと鋭く睨む者と愛歌くらいだろう。
「腹芸得意そうじゃないですし、とにかく無難にやり過ごすっすよ。流石に、問答無用で殺そうとしてくる人も居ないはずっすから」
「お、おう」
ますます、活力を与える謎の力を隠さなければならなくなった。
魔王と同じ力を持ってるとなれば、同じように人類と敵対すると見なされて殺されるかもしれない。
「夜までとりあえず大人しくしてて下さいね。もう、監視の目は山ほどついてるっすよ」
「え、君らだけじゃないの? 」
「当たり前じゃないっすか! 牽制目的で明ら様に監視しているのだけで、数個。俺なんかじゃ見つけれない、巧妙に隠れているのも含めたらもっとっす」
「馬鹿な事も出来ないな……」
「監視以前の問題っす」
一先ず、時間を潰そう。
今は昼過ぎ、安全の為部屋から出たくない以上、暇潰しの手段は限られてくる。
「……叫び過ぎたかな」
……喉が乾いた。
「ルームサービスみたいなのってないの? 」
「えーと、多分お世話の事っすよね? あるんじゃないっすか? お城ですし」
「……あ、何かお金持ちが鳴らしそうなベルが置いてある……」
控えめな装飾が施された金色のベルがテーブルの上に置いてあった。
ゴクリ……
和也とエルヴィンが同時に互いを見る。
庶民代表エルヴィン、面白い物好きの和也。
居てもたってもいられなくなり、和也は持ち上げてベルを鳴らす。
目立つ行動や馬鹿らしい行動は避けなければならない、そんな考えは好奇心の前に掠れて消えていく。
「失礼いたします」
ベルを鳴らして数秒後、かしこまったメイドが応接室に現れた。
「おっおぉ……すげぇ、本当に来た」
「ちょ、和也さん俺にも! 俺にもやらせて欲しいっす! 」
今度はエルヴィンがベルを鳴らした。
「失礼いたします」
「うおー! もう1人来た! 」
「ちょ、次俺俺! 」
「失礼いたします」
「3人目来たー! 」
ドアの前に3人のメイドが並び、かしこまって和也とエルヴィンの指示を待ち続けている。
何だか、いけない事をしているみたいで和也はゾクゾクしてきた。
「おい魔王に人間お前たちばかりズルいぞ私にもやらせろリンリンさせろ」
「失礼いたします」
「負けるかよ! 」
「失礼いたします」
「あっズルい! 1人1回っすよ! くっそー! 俺だって! 」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「3人同時に呼んでんじゃねえよ! 」
1列で並べなくなったメイドが2列目を作り、指示を待ち続ける。
「くっそー。今は8人か、何かキリ悪いな」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
とうとう10人に増えたメイド達、部屋から溢れて廊下にまで列を作り始める。
「私はまだ1人しか呼んでないのにずるいぞ貸せ」
「あー! 馬鹿そんなに! 」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「しつれ……えっ」
「わっ」
「えっ何でこんなに居るの」
「ちょっと押さないで」
「きゃっどこ触ってんの」
「たすけてー! 」
和也はアークライトにまたゲンコツを振るわれる事となった。
「エルヴィンっすよ! 何っすかぎゃるげ主人公って! 」
「ごめんごめん。いやーお久ー」
和也が脅迫して協力を強要した2人組、エルヴィンとドロシー。
字面にすると酷く物騒だが、余り恨まれてないらしく安堵する和也。
「実はあの後変な事があって、ドロシーの奴倒れちゃって。一時は息も心臓も止まって、もうダメだってなってたんっすよ。いやぁ貴方も無事で良かったっす」
「うっ……ごめん」
「え? 何がっすか? 」
「な、何でもねぇ……あ、そう言えばちゃんと自己紹介して無かったでしょ。進藤和也って言います、進藤の方が苗字ね。仕事は魔王」
「またまたー、魔王って……マジすか? 」
「マジマジ」
再会を喜び、今更な自己紹介をしていると、突然鋭く睨む者が尻尾で和也を絡め取る。
「おっ? 」
「魔王あまり他の人間と話すなこの私が許さんぞ伴侶たるこの私がな」
鋭く睨む者、ドラゴンは基本人間嫌いである。
和也は特別だが、その和也が人間と話しているのは気に食わない。
ぎゅむぎゅむと尻尾で締め付けながら、和也とエルヴィンを引き離す。
「おいおい、こらこら。失礼でしょー、この人達君を助けるのに協力してくれたんだよ? 失敗したけど」
「うぉー!カズヤさん! それ言っちゃ不味いっすよ! 俺ら死刑になっちゃいます! 」
「あのお爺ちゃんの事だし、何かバレてる気がするんだけどなー。わざわざ2人を選んできた訳だし」
「うっ、じゃあ、見逃されたんっすかね」
「それは知らんけど」
鋭く睨む者は和也とエルヴィン、ドロシーを交互に見詰め、と言うより睨み付けてむむむと唸る。
「ふむ魔王が世話になったようだから特別に会話を許してやろう触れるのは禁止だ一緒にご飯を食べるのも駄目だそれは私のお仕事だ獲物を取ってくるのは許してやる」
「こ、この子が本当にあのドラゴンなんっすか? 普通に喋ってるし、何だか可愛いし……」
「むっ」
当然のように褒める言葉が出るエルヴィン、ドロシーがむくれて腕をつねる。
「ほらほらドロシーちゃんも怒ってるじゃん、彼女の前で他の女の子にちょっかい出しちゃダメよ」
「か、彼女じゃないっすよ! な、何言ってんすか! 」
「そ、そうだよ! まだ、彼女じゃ……でも私は何時でも……」
「え? 何か言ったか? 」
「もう耳鼻科行けお前」
ドロシーが不憫でならない。
多分何回か告白してるが気付かれてないぞドロシー。
頑張れドロシー。
多分そろそろライバルが現れるぞ負けるなドロシー。
「でお前ら何しに来たの? 」
「あ! そうそう、俺ら皆さんのお目付け役です! 定期的に報告を上げる役目を任されました! 同行しますね! 」
「うん、任されました」
むん! と胸を貼るエルヴィン。
むん、と控えめに拳を上げるドロシー。
気合いは充分のようだ。
「おー! ……止めといた方がいいと思う」
「仕事なんで……」
「兵役終えるまでどのくらいだった? 」
「半年切ってますね……」
「そっか……若いのに残念だ」
「カズヤさんの居たところって、そんなにヤバいんですか」
明らかに老練な雰囲気を醸し出している、実際強い爺やこと緑の刃率いるゴブリン。
ゴリラかよ、って位鍛え上げられたムキムキの鉄の猪率いるオーク。
爆裂猛進娘、春の息吹と草原でお留守番中のケンタウロス達
後は人類の天敵鋭く睨む者。
人類絶対弄ぶウーマン邪なる瞳の王。
ぱっと思い付いただけで、かなりヤバい面子である。
「……」
「な、何で何も言ってくれないんっすか! 」
「大丈夫、エルヴィンは私が守るよ」
「はいはい、じゃあ俺のこの後の予定ってどうなってんの? 教えてよ」
イチャイチャしだすエルヴィンとドロシーを適当に流し、とりあえずの予定を聞く。
和也は一刻も早く村に帰りたかった。
「あ、はい。えっと、とりあえず今夜、色んな人と会って頂くっす。ドロシー」
「あーそう言えば……お爺ちゃんがそんな事言ってたな……」
「うん。まず、勇者教大司教様、並びに異端審問官長様。続いて皇家特別顧問兼ねて帝国十二勇士の……」
つらつらと、字面だけで偉いと分かる肩書きが沢山並べられていく。
「ちょっ! 聞いてない聞いてない! 俺、そんな偉い人と会うなんて聞いてない! 」
「いや……言っときますけど序の口ですからね。カズヤさん、今自分がどんだけ注目されてるか知ってるっすか? 」
エルヴィンが珍しく真顔になった。
和也は若干気圧される。
「えっ……まぁ皇女様に来てもらったくらいだし……あれ、お忍びじゃないの? 」
「お忍びっすよ、でも宝具を使うとなると、話を通しとかなきゃいけない偉い人も沢山いるんです。その偉い人が、みーんなカズヤさんを品定めしに来ます」
「そ、そんな大袈裟にせんでも……」
「あのっすねカズヤさん、魔王ですよ? 次代の魔王が、どういう考えなのか皆気になるっすよ。最悪、その場で暗殺とかも全然有り得るっすからね」
「ひょぉぉ」
精々名刺交換とか、その程度の認識でしか無かった和也は、ここで初めて魔王という肩書きの重さを実感する。
味方は少なく、敵は圧倒的に多い。
アークライトは理由が有れば和也を殺すし、エルヴィンやドロシーもその決定に従うだろう。
邪なる瞳の王はどちらかと言うと敵だ。
和也を損得抜きで助けてくれるのは、この場だと鋭く睨む者と愛歌くらいだろう。
「腹芸得意そうじゃないですし、とにかく無難にやり過ごすっすよ。流石に、問答無用で殺そうとしてくる人も居ないはずっすから」
「お、おう」
ますます、活力を与える謎の力を隠さなければならなくなった。
魔王と同じ力を持ってるとなれば、同じように人類と敵対すると見なされて殺されるかもしれない。
「夜までとりあえず大人しくしてて下さいね。もう、監視の目は山ほどついてるっすよ」
「え、君らだけじゃないの? 」
「当たり前じゃないっすか! 牽制目的で明ら様に監視しているのだけで、数個。俺なんかじゃ見つけれない、巧妙に隠れているのも含めたらもっとっす」
「馬鹿な事も出来ないな……」
「監視以前の問題っす」
一先ず、時間を潰そう。
今は昼過ぎ、安全の為部屋から出たくない以上、暇潰しの手段は限られてくる。
「……叫び過ぎたかな」
……喉が乾いた。
「ルームサービスみたいなのってないの? 」
「えーと、多分お世話の事っすよね? あるんじゃないっすか? お城ですし」
「……あ、何かお金持ちが鳴らしそうなベルが置いてある……」
控えめな装飾が施された金色のベルがテーブルの上に置いてあった。
ゴクリ……
和也とエルヴィンが同時に互いを見る。
庶民代表エルヴィン、面白い物好きの和也。
居てもたってもいられなくなり、和也は持ち上げてベルを鳴らす。
目立つ行動や馬鹿らしい行動は避けなければならない、そんな考えは好奇心の前に掠れて消えていく。
「失礼いたします」
ベルを鳴らして数秒後、かしこまったメイドが応接室に現れた。
「おっおぉ……すげぇ、本当に来た」
「ちょ、和也さん俺にも! 俺にもやらせて欲しいっす! 」
今度はエルヴィンがベルを鳴らした。
「失礼いたします」
「うおー! もう1人来た! 」
「ちょ、次俺俺! 」
「失礼いたします」
「3人目来たー! 」
ドアの前に3人のメイドが並び、かしこまって和也とエルヴィンの指示を待ち続けている。
何だか、いけない事をしているみたいで和也はゾクゾクしてきた。
「おい魔王に人間お前たちばかりズルいぞ私にもやらせろリンリンさせろ」
「失礼いたします」
「負けるかよ! 」
「失礼いたします」
「あっズルい! 1人1回っすよ! くっそー! 俺だって! 」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「3人同時に呼んでんじゃねえよ! 」
1列で並べなくなったメイドが2列目を作り、指示を待ち続ける。
「くっそー。今は8人か、何かキリ悪いな」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
とうとう10人に増えたメイド達、部屋から溢れて廊下にまで列を作り始める。
「私はまだ1人しか呼んでないのにずるいぞ貸せ」
「あー! 馬鹿そんなに! 」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「失礼いたします」
「しつれ……えっ」
「わっ」
「えっ何でこんなに居るの」
「ちょっと押さないで」
「きゃっどこ触ってんの」
「たすけてー! 」
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