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第2話
砂漠の国サンドリアの国土は、殆ど砂漠だそうです。オアシスが点在するそうですけれど、今は深刻な水不足なのだと、カラムさんから聞きました。
なので、セラフィーの力が必要なのだと仰ってました。
セラフィーの力は雨を降らせたり、傷ついた方達を癒したりです。
その位なら、ハイル様の力を借りて何とかこなせそうですから良かったです。
でも、龍神王様を呼べ……と言われたらどうしましょう?私には、龍神王様は呼べませんし。
セラフィーも契約はしてないので、呼べないとは思いますが……
砂漠の国に入り、乗り物を変えると言われました。馬車は使わないそうです。砂ばかりなので車輪が沈んで動けなくなるそうです。だからラクダと言う動物に乗るそうですけど……1人で乗るのでしょうか?
そう思ってたら……
「セラフィー様、私が同乗致しますのでご安心下さい」
と、物凄くいい笑顔でザインさんが言いました。
……安心……出来るはず無いですよね?あなた、暗殺者じゃないですか?!
(心配するでない。この男から殺気は感じられぬ)
(ハイル様がそう言うなら信じますけど…)
ザインさんは、私が乗りやすいように布やクッションを置いてくれて私を乗せてくれます。
意外と優しいです。
失敗したら、殺す対象なのに……
後ろから手を回して手網を握るのだけど……まるで後ろから抱き締められているみたい。
「大丈夫ですか?セラフィー様?辛いですか?」
いつも胡散臭そうな笑顔なのに、今は心配そうな顔で私を覗き込んで聞いてくるザインさん。
「大丈夫です……」
いつもの感じで俯いて返事を返したら……
「それらしく振る舞わなければ、バレてしまいますよ?ニィナ様…」
「!!」
ザインさんが耳元で囁きました。その言葉に勢い良く顔を上げれば、未だ心配そうな顔で私を見つめるザインさん。
どうして?
そう口が動いていました。
「私は、別に貴方を殺したい訳ではありませんから」
ザインさんの目的は、別の所にあるという事でしょうか?
そう言えば私は、ザインさんの事を何一つ知りません。ただ、お父様が雇われた凄腕の傭兵とだけ。
王都に行く途中、オアシスに寄りました。
ラクダさんに水を……と思っていたら、泉に水がありません?!
カラム様に事情を聞こうとしたら……
「ここも、もう限界ですか……」
「ええ、これで3つ目です。このオアシスも数ヶ月で砂漠に消えるでしょう」
そんな声が聞こえて来ます。
無くなっちゃうんですか?!このオアシスは……
砂漠に存在するオアシスは、サンドリアの民とって、とても大切な場所なのだと出発前にザインさんに教えて貰いました。
だから……甦らせられるなら、甦らせたいと心から思いました。
ですが……
ニィナは、小さく息をつき肩に乗る龍神に心の中で問いかけました。
(ハイル様、水の気配はしますか?)
(せぬな、既に枯れておる)
(甦らせられますか?)
(出来ぬことは無いが……ふむ、我の事を知られたくないのであろう?)
(はい、すみません)
(構わぬ)
ハイル様は水が涸れて、ただ窪んだ穴の中央に向かって飛んで行った。
(其方は泉に向かって祈っておれ。我を信じよ)
(はい)
手を組み合わせ、泉に向かって真摯に祈ると、契約印のある左手の甲が熱くなってきます。すると、泉の中央に空から龍神が降りてきたのです。
ハイル様と龍神様が、何やら会話しているように私は感じました。
すると、私の後ろにいたザインさんが、微かに息を飲む音が聞こえます。
驚いているのでしょうか?でもザインさんは、私がハイル様と契約してる事は知ってますし?
この時ザインさんが驚いていた理由が、ハイル様が居るのに龍神が降りてきた事と、空に多くの龍神様が現れていたからだそうです。
確かに、既に契約している私に新たな龍神様が降りてくることはありません。恐らく、ハイル様が呼んだのだと思います。
なぜ、ハイル様が呼べたのかは分かりませんけれど……
ハイル様が私の傍に戻ってくる頃には、泉の水は湧き上がってました。
(これで暫くは枯れぬ。あ奴が、この地の水脈に住み着く事になったからの)
「龍神様だ!セラフィー様が呼んで下さった!やはり、龍神の巫女様の異名は間違って無かった!」
「ありがとうございます、セラフィー様」
「い、いえ、甦って良かった、ですわ」
言葉使いをあの子に似せないとっ!
じゃないと、カラム様の鋭い目が……疑いの目がっ!怖いですっ!
(ふむ、あの男、気付いていそうな)
(なら何故、言及しないのでしょうか?)
(思惑があるのであろう。ニィナよ、我が守る故、今は様子見だ)
(は、はい)
オアシスで泉を甦らせたら皆さんに崇められましたが、無事に王都に着きました。
セラフィーなら、崇められて「当然ね」とか言いそうです。
残念ながら私には言えません……!
宮殿に着いて、ルーファス陛下との謁見です。すっごく緊張しますが、セラフィーの様に堂々としてないとバレてしまいますね。
いや、もうバレてて王様にも報告がいってるかも知れませんが……
「よく来たな、セラフィー嬢。前に一度会っていると思うが覚えてるか?」
「……え?」
聞いてません!
セラフィーから、そんな話は聞きませんでした!どういう事でしょうか?!
そういう事は、話しておいてくれないと困ります!話の辻褄が合わなくなります!
「覚えてないか」
「すみません」
ルーファス陛下は、眉間に皺を寄せ私を睨むように見てきます。
バレた……絶対にバレました!
どうしましょうか…どうやったら逃げ……られませんでした!後ろにはザインさんが居るのでした!
絶対絶命と言うやつですか!?
(ニィナよ、落ち着くのだ。奴に、その気は無いようだぞ)
(え?!)
「覚えてなくても構わん、今日からお前にはこの国の事を知ってもらい、一月後後に式を行う予定だ」
「はい」
「それから……」
「……っ」
また、眉間に皺を寄せてます!今度は何ですか!?
「ここに来る途中で、オアシスを甦らせてくれたそうだな?感謝する」
「え?」
「なんだ?俺が感謝するのはおかしいか?」
「い、いえ……」
陛下の感謝の言葉を聞いて、初めてまともに顔を見てしまいました。
今までは眉間にばかり目がいってた為、顔全体を見たのは初めてなのです。
蛮族と噂された隣国の国王様は、精悍な顔つきの偉丈夫だった。右目には大きな傷跡があり、目は開けられないようだった。
眉間に皺を寄せるのは、癖なのでしょうか。
もしかして、思ってるほど怖い方では無いのでしょうか?
「そう、萎縮するな。俺が悪いみたいじゃないか」
「陛下が、怖い顔をしてるからですよ」
「この顔は生まれつきだ!」
「あ、あの……」
こう言う時は、どうしたらいいのでしょうか?!
(なんだ、意外と親しみやすい奴ではないか。我は気に入ったぞ。この男ならニィナの相手に不足はない)
(ハイル様?!)
(ニィナよ、楽にせよ。何度言わせるつもりだ?其方は我が守る故、何も心配する必要はないのだ)
ハイル様……でも、私にはなんの力も無いのです。奇跡を起こすのは、龍神様であって私じゃない…。
あの子のように、美しい容姿という訳じゃない……双子だけれど…。
同じ色の髪を持っていても、同じ色の瞳を持っていても、私はあの子にはなりきれない。
「ゆっくりしていけ、セラフィー。お前は俺の嫁になるのだからな。ここは既にお前の家でもあるのだから」
ルーファス陛下が優しいのは、私がニィナだと知らないからなのかもしれない……バレていないから、こんな風に砕けた態度を見せてくれるのかも……
私は微かな希望を抱いた。
バレていないのなら、セラフィーとしてルーファス陛下と関係を築けるかも知れないと……
「ありがとうございます。ルーファス陛下」
「ルースで構わんぞ、俺もフィーと呼ぶ」
!!
でも、セラフィーとして過ごすなら、私は誰にもニィナと呼ばれることは無いという事。
それが少し悲しいかな……
「フィー、勉強の合間に、俺と一緒にオアシスに行き、泉を甦らせてはくれないか?」
「は、はい!」
「……」
私の緊張が抜けないせいか、ルーファス陛下は表情を幾分か和らげ……ようとしてくれました。
余計怖くなってるので、出来れば元に戻して欲しいです。
「陛下、そっちの方が怖いので元に戻した方が良いのでは?」
私の言葉をカラムさんが代弁してくれました!この方も怖いですが、今は感謝です!
「……はぁ。その、フィーよ。直ぐにとは言わん。一度会ってるとはいえ、覚えていないのでは、初対面と変わらんからな。だから、少しづつでもいいから、その、俺を好きになって貰えたら嬉しいんだがな」
なんですか……
その、初々しい感じの乙女的な思考は?!
顔はアレなのに、言ってる事は乙女ですよ?
ギャップが凄すぎませんか?!
「…努力します」
「あぁ、そうしてくれ」
そう言ってニカッと笑ったルーファス陛下の笑顔は、太陽の様に明るかった。
なので、セラフィーの力が必要なのだと仰ってました。
セラフィーの力は雨を降らせたり、傷ついた方達を癒したりです。
その位なら、ハイル様の力を借りて何とかこなせそうですから良かったです。
でも、龍神王様を呼べ……と言われたらどうしましょう?私には、龍神王様は呼べませんし。
セラフィーも契約はしてないので、呼べないとは思いますが……
砂漠の国に入り、乗り物を変えると言われました。馬車は使わないそうです。砂ばかりなので車輪が沈んで動けなくなるそうです。だからラクダと言う動物に乗るそうですけど……1人で乗るのでしょうか?
そう思ってたら……
「セラフィー様、私が同乗致しますのでご安心下さい」
と、物凄くいい笑顔でザインさんが言いました。
……安心……出来るはず無いですよね?あなた、暗殺者じゃないですか?!
(心配するでない。この男から殺気は感じられぬ)
(ハイル様がそう言うなら信じますけど…)
ザインさんは、私が乗りやすいように布やクッションを置いてくれて私を乗せてくれます。
意外と優しいです。
失敗したら、殺す対象なのに……
後ろから手を回して手網を握るのだけど……まるで後ろから抱き締められているみたい。
「大丈夫ですか?セラフィー様?辛いですか?」
いつも胡散臭そうな笑顔なのに、今は心配そうな顔で私を覗き込んで聞いてくるザインさん。
「大丈夫です……」
いつもの感じで俯いて返事を返したら……
「それらしく振る舞わなければ、バレてしまいますよ?ニィナ様…」
「!!」
ザインさんが耳元で囁きました。その言葉に勢い良く顔を上げれば、未だ心配そうな顔で私を見つめるザインさん。
どうして?
そう口が動いていました。
「私は、別に貴方を殺したい訳ではありませんから」
ザインさんの目的は、別の所にあるという事でしょうか?
そう言えば私は、ザインさんの事を何一つ知りません。ただ、お父様が雇われた凄腕の傭兵とだけ。
王都に行く途中、オアシスに寄りました。
ラクダさんに水を……と思っていたら、泉に水がありません?!
カラム様に事情を聞こうとしたら……
「ここも、もう限界ですか……」
「ええ、これで3つ目です。このオアシスも数ヶ月で砂漠に消えるでしょう」
そんな声が聞こえて来ます。
無くなっちゃうんですか?!このオアシスは……
砂漠に存在するオアシスは、サンドリアの民とって、とても大切な場所なのだと出発前にザインさんに教えて貰いました。
だから……甦らせられるなら、甦らせたいと心から思いました。
ですが……
ニィナは、小さく息をつき肩に乗る龍神に心の中で問いかけました。
(ハイル様、水の気配はしますか?)
(せぬな、既に枯れておる)
(甦らせられますか?)
(出来ぬことは無いが……ふむ、我の事を知られたくないのであろう?)
(はい、すみません)
(構わぬ)
ハイル様は水が涸れて、ただ窪んだ穴の中央に向かって飛んで行った。
(其方は泉に向かって祈っておれ。我を信じよ)
(はい)
手を組み合わせ、泉に向かって真摯に祈ると、契約印のある左手の甲が熱くなってきます。すると、泉の中央に空から龍神が降りてきたのです。
ハイル様と龍神様が、何やら会話しているように私は感じました。
すると、私の後ろにいたザインさんが、微かに息を飲む音が聞こえます。
驚いているのでしょうか?でもザインさんは、私がハイル様と契約してる事は知ってますし?
この時ザインさんが驚いていた理由が、ハイル様が居るのに龍神が降りてきた事と、空に多くの龍神様が現れていたからだそうです。
確かに、既に契約している私に新たな龍神様が降りてくることはありません。恐らく、ハイル様が呼んだのだと思います。
なぜ、ハイル様が呼べたのかは分かりませんけれど……
ハイル様が私の傍に戻ってくる頃には、泉の水は湧き上がってました。
(これで暫くは枯れぬ。あ奴が、この地の水脈に住み着く事になったからの)
「龍神様だ!セラフィー様が呼んで下さった!やはり、龍神の巫女様の異名は間違って無かった!」
「ありがとうございます、セラフィー様」
「い、いえ、甦って良かった、ですわ」
言葉使いをあの子に似せないとっ!
じゃないと、カラム様の鋭い目が……疑いの目がっ!怖いですっ!
(ふむ、あの男、気付いていそうな)
(なら何故、言及しないのでしょうか?)
(思惑があるのであろう。ニィナよ、我が守る故、今は様子見だ)
(は、はい)
オアシスで泉を甦らせたら皆さんに崇められましたが、無事に王都に着きました。
セラフィーなら、崇められて「当然ね」とか言いそうです。
残念ながら私には言えません……!
宮殿に着いて、ルーファス陛下との謁見です。すっごく緊張しますが、セラフィーの様に堂々としてないとバレてしまいますね。
いや、もうバレてて王様にも報告がいってるかも知れませんが……
「よく来たな、セラフィー嬢。前に一度会っていると思うが覚えてるか?」
「……え?」
聞いてません!
セラフィーから、そんな話は聞きませんでした!どういう事でしょうか?!
そういう事は、話しておいてくれないと困ります!話の辻褄が合わなくなります!
「覚えてないか」
「すみません」
ルーファス陛下は、眉間に皺を寄せ私を睨むように見てきます。
バレた……絶対にバレました!
どうしましょうか…どうやったら逃げ……られませんでした!後ろにはザインさんが居るのでした!
絶対絶命と言うやつですか!?
(ニィナよ、落ち着くのだ。奴に、その気は無いようだぞ)
(え?!)
「覚えてなくても構わん、今日からお前にはこの国の事を知ってもらい、一月後後に式を行う予定だ」
「はい」
「それから……」
「……っ」
また、眉間に皺を寄せてます!今度は何ですか!?
「ここに来る途中で、オアシスを甦らせてくれたそうだな?感謝する」
「え?」
「なんだ?俺が感謝するのはおかしいか?」
「い、いえ……」
陛下の感謝の言葉を聞いて、初めてまともに顔を見てしまいました。
今までは眉間にばかり目がいってた為、顔全体を見たのは初めてなのです。
蛮族と噂された隣国の国王様は、精悍な顔つきの偉丈夫だった。右目には大きな傷跡があり、目は開けられないようだった。
眉間に皺を寄せるのは、癖なのでしょうか。
もしかして、思ってるほど怖い方では無いのでしょうか?
「そう、萎縮するな。俺が悪いみたいじゃないか」
「陛下が、怖い顔をしてるからですよ」
「この顔は生まれつきだ!」
「あ、あの……」
こう言う時は、どうしたらいいのでしょうか?!
(なんだ、意外と親しみやすい奴ではないか。我は気に入ったぞ。この男ならニィナの相手に不足はない)
(ハイル様?!)
(ニィナよ、楽にせよ。何度言わせるつもりだ?其方は我が守る故、何も心配する必要はないのだ)
ハイル様……でも、私にはなんの力も無いのです。奇跡を起こすのは、龍神様であって私じゃない…。
あの子のように、美しい容姿という訳じゃない……双子だけれど…。
同じ色の髪を持っていても、同じ色の瞳を持っていても、私はあの子にはなりきれない。
「ゆっくりしていけ、セラフィー。お前は俺の嫁になるのだからな。ここは既にお前の家でもあるのだから」
ルーファス陛下が優しいのは、私がニィナだと知らないからなのかもしれない……バレていないから、こんな風に砕けた態度を見せてくれるのかも……
私は微かな希望を抱いた。
バレていないのなら、セラフィーとしてルーファス陛下と関係を築けるかも知れないと……
「ありがとうございます。ルーファス陛下」
「ルースで構わんぞ、俺もフィーと呼ぶ」
!!
でも、セラフィーとして過ごすなら、私は誰にもニィナと呼ばれることは無いという事。
それが少し悲しいかな……
「フィー、勉強の合間に、俺と一緒にオアシスに行き、泉を甦らせてはくれないか?」
「は、はい!」
「……」
私の緊張が抜けないせいか、ルーファス陛下は表情を幾分か和らげ……ようとしてくれました。
余計怖くなってるので、出来れば元に戻して欲しいです。
「陛下、そっちの方が怖いので元に戻した方が良いのでは?」
私の言葉をカラムさんが代弁してくれました!この方も怖いですが、今は感謝です!
「……はぁ。その、フィーよ。直ぐにとは言わん。一度会ってるとはいえ、覚えていないのでは、初対面と変わらんからな。だから、少しづつでもいいから、その、俺を好きになって貰えたら嬉しいんだがな」
なんですか……
その、初々しい感じの乙女的な思考は?!
顔はアレなのに、言ってる事は乙女ですよ?
ギャップが凄すぎませんか?!
「…努力します」
「あぁ、そうしてくれ」
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