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公都の城下町
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トレシア王国への出発もあと数日と迫った快晴の昼下がり。クレアに頼み込みなんとか時間を捻出したリリーはまたしても、エプロンにリボンをした鼠の姿で城下町を歩いていた。お城の中で挨拶をしておきたい人には無事お別れをし終えたリリーだったが、彼女の鼠としての行動範囲は何なら姫としてのそれを軽く超えるほど広かった。
全ては無理にしても少なくとも必ず挨拶をしておきたい人々はいたし、なによりベルンを出る前にこの街をもう一度歩いておきたかったのだ。
彼女が人にうっかり踏まれないよう、道の端をちょこちょこと歩くのは公都でも一番大きい市場だ。鼠であるがゆえにとんでもない目にあったことも一度や二度ではないが、リリーは人々の活気が感じられ、美味しい匂いが漂うこの市場が大好きだった。それにここでもこのリボン姿をするようになってからは実はお忍びの人であるという認識を持ってもらえるようになり相当動きやすくなった。
少しづつ魔法を進化させることで、安全にこっそりあちこち散策して回ることができるようになったリリーだが、ここまでになるのには結構な苦労もあった。
市場の中心あたりまできて思い出すのはまだ12歳の頃、鼠姿で部屋を抜け出すことを覚えたての頃のことだ。
その日初めて城下に降りたリリーは城で働く料理人たちが話していた市場の喧騒を見たい、と市場へやってきた。と、そこまでは良かったのだが、よく考えたら食べ物を扱う市場で鼠はズバリ厄介者。恰幅の良い肉屋の旦那に斧のような包丁をかざして追い回せれやっとのことで旦那を撒いたところだった。
ちょっとした路地裏に逃げ込んだリリーは、ようやく立ち上がれるかどうかくらいの赤ん坊が大きな野良猫と対峙しているのに遭遇した。今ついたばかりであろう土汚れ以外は汚れていないし、来ている服も清潔なのできっと市場の店の子なのだろう。こうした市場では夫婦揃って店に立つのが普通で赤ん坊も店先で皆で育てるような世界、と城の使用人たちの話で知っていた彼女は、きっとそんなどこかのお店の子だろう、と思ったが問題はそこではなかった。
おそらく両親の目を盗んで冒険に出たところで野良猫の縄張りに入ってしまったのだろう。明らかに怒った表情の猫は毛を逆立て赤ん坊を睨んでいる。まさに今にも飛びかかからんばかりだ。赤ん坊の方はそんな猫の恐ろしい姿に当てられて動くことすら出来なくなっている。
きっとすぐに両親が見つけてくれるだろうが、それを待っている時間すらなさそうだ。そう考えている暇すらあったか分からないが、とにかく気づいたときにはリリーは赤ん坊を守るように猫の前に立ちはだかった。
そこまでは良かったのだが、いざ猫の前に出てみてリリーは自分が鼠の姿だったことを思い出した。猫の格好の餌だ。実際猫は赤ん坊からは興味をなくしたようだったが、今度は明らかにリリーの方に狙いを移している。いっそ人に戻ってしまっても良かったのだが、まだ魔法を覚えたて、しかも教師もいない手探り状態で、この危機的状況の中とっさに魔法を解くことができるほどリリーはこの魔法が得意ではなかった。
どうしよう、食べられる、そう思った瞬間、新しい仲間がやってくる。そこに来たのは茶色のよく整った毛並みが美しい、ただし自分よりは少し大きい程度の子猫だった。新たに出てきた子猫に一瞬驚いた野良猫。しかし子猫にしたって野良猫にとっては恐れるべき相手ではない。すぐに牙を向き、まずは子猫の方にめがけ飛びかかろうとした。
だがリリーも子猫に野良猫の興味が移ったことで少し冷静になれた。リリーはとっさに覚えたての風の魔法を野良猫に向けて全力で放つ。とはいえ扇で強く仰いだ、という程度ではあるが猫騙しにはなったらしい。
それに加えて動物たちは魔力、というものに割と敏感らしい。リリーの変身魔法にはあまり頓着しなかった野良猫も流石に魔法を直接ぶつけられては気色悪かったらしく、ぱっとその場を逃げ出しいていった。
猫が戻らないうちに逃げなければ、と彼女が思う前に赤ん坊は大通りの方へ、向かってヨチヨチと歩き出しており、その先には両親と思しき二人が見えた。ホッとした2匹はそれぞれ通りや屋根の方へ向けて駆け出し、なんとか野良猫に食べられずに済んだのだ。
結局そのことをクレアに隠し通せなかったリリーは、それはそれは怒られ、安全が確保できるまで城下へのお忍びを禁じられた。その後、リリーがなんとか完成させたのが現在のリボンスタイルだった。
それはそうと、城に戻って冷静になって考えると、おそらくあの子猫は人だ。あの当時の貴族達には猫に変身する、という人はいなかったからおそらく一般市民だろうけど、あの子猫からは確かに魔力を感じた。もう一度あってなんとかお礼を言いたいとは思っているのだが、誰だったのかということは検討もつかない(一般市民の中では猫に変身できるのは結構一般的だ)
どこかで会うことは出来ないかしら、そう思いながら彼女はたくさんの荷馬車が止まる市場の中心部を歩く。国の規模は小さいとはいえ、ここは公都で一番大きな市場。各国から商品を載せた荷馬車がやってきていた。
「やっぱりトレシアから来る馬車は多いわね。あとはトレヴァーズにグレーホルンからも来ているのね。」
商売の都として知られ、また隣国でもある彼女の嫁ぎ先トレシア王国はベルンにとっても最大の貿易相手だ。他にも大きな港を持つことで知られるトレヴァーズや芸術の先端を行くグレーホルンも比較的身近な国だ。
「あら、こちらはライセルから、それにロベリアからも来ているのね。やっぱり商人達の行動範囲は広がっているのね。」
うっかり馬車に轢かれたりしないよう気をつけつつ、ごった返す馬車を見上げるリリーはあまり見ない国からの馬車に目を瞠る。ライセルはここからはやや遠いが大国であり、この国でもその影響力は大きい。
そしてロベリアはトレシアやグレーホルンよりも更に東に位置する商業国家だ。トレシア同様商人達の力で一気に国力を上げた国だが、その活動範囲は東の方のイメージで、ベルンではあまりその名を聞かず、リリー自身もあまり詳しくはない。そんな国の馬車が市場にある、ということはロベリアもこの付近にまでその活動範囲を広げてきているのだろう。世の中は変わっていくのね、そう考えつつ荷馬車が集まる付近を抜けたリリーは食材を扱うお店が軒を連ねる通りにやってきた。ちょうどリリーが猫に追われたあたりである。
そうして向かうのは乾燥させた果物やナッツ類を取り扱うお店だ。ちょうどお客さんが途切れたあたりを見計らいチューチュー、となくと、店先にいた女将さんの顔が一瞬引きつり、それからすぐにほころぶ。
「あらぁ、リボンの鼠さん。最近見なかったわね。ちょっとまってねおやつをあげるわ。」
流石に城下でいくら変装していても姫が突然護衛もなしに現れたら大変だから、ここでは鼠のままでいる。なので市場の人達は私のことを人が変身した姿、そして着ている服の質からある程度のお嬢さんだと認識しているようだが、リリー姫だとは知らない。
いや、正確には数人、魔力の探知力が高い人は大公家の末娘が鼠に変身する、という話を思い浮かべて薄々真実に気づいている人もいるが、あえて言わないでいてくれている。リリーもその気持ちにありがたく甘えさせて貰っていた。
少し店の中に入った女将さんはすぐにいくつかの木の実が入ったお椀を出してくれる。「ありがとうございますっ」と実際には鳴き声にしかならないのだがお礼を言うとありがたくおやつをいただく。声を出せない以上お別れを言うことも出来ないが、少なくとも国を出る前に一度はここを訪れて置きたかったのだ。
その後は、女将さんや他のお店の人達の手のひらに乗り、撫でてもらって、みんなと久しぶりに触れ合った私は向こうでもこんなことができるかしら?と思いつつお城に帰ったのだった。
全ては無理にしても少なくとも必ず挨拶をしておきたい人々はいたし、なによりベルンを出る前にこの街をもう一度歩いておきたかったのだ。
彼女が人にうっかり踏まれないよう、道の端をちょこちょこと歩くのは公都でも一番大きい市場だ。鼠であるがゆえにとんでもない目にあったことも一度や二度ではないが、リリーは人々の活気が感じられ、美味しい匂いが漂うこの市場が大好きだった。それにここでもこのリボン姿をするようになってからは実はお忍びの人であるという認識を持ってもらえるようになり相当動きやすくなった。
少しづつ魔法を進化させることで、安全にこっそりあちこち散策して回ることができるようになったリリーだが、ここまでになるのには結構な苦労もあった。
市場の中心あたりまできて思い出すのはまだ12歳の頃、鼠姿で部屋を抜け出すことを覚えたての頃のことだ。
その日初めて城下に降りたリリーは城で働く料理人たちが話していた市場の喧騒を見たい、と市場へやってきた。と、そこまでは良かったのだが、よく考えたら食べ物を扱う市場で鼠はズバリ厄介者。恰幅の良い肉屋の旦那に斧のような包丁をかざして追い回せれやっとのことで旦那を撒いたところだった。
ちょっとした路地裏に逃げ込んだリリーは、ようやく立ち上がれるかどうかくらいの赤ん坊が大きな野良猫と対峙しているのに遭遇した。今ついたばかりであろう土汚れ以外は汚れていないし、来ている服も清潔なのできっと市場の店の子なのだろう。こうした市場では夫婦揃って店に立つのが普通で赤ん坊も店先で皆で育てるような世界、と城の使用人たちの話で知っていた彼女は、きっとそんなどこかのお店の子だろう、と思ったが問題はそこではなかった。
おそらく両親の目を盗んで冒険に出たところで野良猫の縄張りに入ってしまったのだろう。明らかに怒った表情の猫は毛を逆立て赤ん坊を睨んでいる。まさに今にも飛びかかからんばかりだ。赤ん坊の方はそんな猫の恐ろしい姿に当てられて動くことすら出来なくなっている。
きっとすぐに両親が見つけてくれるだろうが、それを待っている時間すらなさそうだ。そう考えている暇すらあったか分からないが、とにかく気づいたときにはリリーは赤ん坊を守るように猫の前に立ちはだかった。
そこまでは良かったのだが、いざ猫の前に出てみてリリーは自分が鼠の姿だったことを思い出した。猫の格好の餌だ。実際猫は赤ん坊からは興味をなくしたようだったが、今度は明らかにリリーの方に狙いを移している。いっそ人に戻ってしまっても良かったのだが、まだ魔法を覚えたて、しかも教師もいない手探り状態で、この危機的状況の中とっさに魔法を解くことができるほどリリーはこの魔法が得意ではなかった。
どうしよう、食べられる、そう思った瞬間、新しい仲間がやってくる。そこに来たのは茶色のよく整った毛並みが美しい、ただし自分よりは少し大きい程度の子猫だった。新たに出てきた子猫に一瞬驚いた野良猫。しかし子猫にしたって野良猫にとっては恐れるべき相手ではない。すぐに牙を向き、まずは子猫の方にめがけ飛びかかろうとした。
だがリリーも子猫に野良猫の興味が移ったことで少し冷静になれた。リリーはとっさに覚えたての風の魔法を野良猫に向けて全力で放つ。とはいえ扇で強く仰いだ、という程度ではあるが猫騙しにはなったらしい。
それに加えて動物たちは魔力、というものに割と敏感らしい。リリーの変身魔法にはあまり頓着しなかった野良猫も流石に魔法を直接ぶつけられては気色悪かったらしく、ぱっとその場を逃げ出しいていった。
猫が戻らないうちに逃げなければ、と彼女が思う前に赤ん坊は大通りの方へ、向かってヨチヨチと歩き出しており、その先には両親と思しき二人が見えた。ホッとした2匹はそれぞれ通りや屋根の方へ向けて駆け出し、なんとか野良猫に食べられずに済んだのだ。
結局そのことをクレアに隠し通せなかったリリーは、それはそれは怒られ、安全が確保できるまで城下へのお忍びを禁じられた。その後、リリーがなんとか完成させたのが現在のリボンスタイルだった。
それはそうと、城に戻って冷静になって考えると、おそらくあの子猫は人だ。あの当時の貴族達には猫に変身する、という人はいなかったからおそらく一般市民だろうけど、あの子猫からは確かに魔力を感じた。もう一度あってなんとかお礼を言いたいとは思っているのだが、誰だったのかということは検討もつかない(一般市民の中では猫に変身できるのは結構一般的だ)
どこかで会うことは出来ないかしら、そう思いながら彼女はたくさんの荷馬車が止まる市場の中心部を歩く。国の規模は小さいとはいえ、ここは公都で一番大きな市場。各国から商品を載せた荷馬車がやってきていた。
「やっぱりトレシアから来る馬車は多いわね。あとはトレヴァーズにグレーホルンからも来ているのね。」
商売の都として知られ、また隣国でもある彼女の嫁ぎ先トレシア王国はベルンにとっても最大の貿易相手だ。他にも大きな港を持つことで知られるトレヴァーズや芸術の先端を行くグレーホルンも比較的身近な国だ。
「あら、こちらはライセルから、それにロベリアからも来ているのね。やっぱり商人達の行動範囲は広がっているのね。」
うっかり馬車に轢かれたりしないよう気をつけつつ、ごった返す馬車を見上げるリリーはあまり見ない国からの馬車に目を瞠る。ライセルはここからはやや遠いが大国であり、この国でもその影響力は大きい。
そしてロベリアはトレシアやグレーホルンよりも更に東に位置する商業国家だ。トレシア同様商人達の力で一気に国力を上げた国だが、その活動範囲は東の方のイメージで、ベルンではあまりその名を聞かず、リリー自身もあまり詳しくはない。そんな国の馬車が市場にある、ということはロベリアもこの付近にまでその活動範囲を広げてきているのだろう。世の中は変わっていくのね、そう考えつつ荷馬車が集まる付近を抜けたリリーは食材を扱うお店が軒を連ねる通りにやってきた。ちょうどリリーが猫に追われたあたりである。
そうして向かうのは乾燥させた果物やナッツ類を取り扱うお店だ。ちょうどお客さんが途切れたあたりを見計らいチューチュー、となくと、店先にいた女将さんの顔が一瞬引きつり、それからすぐにほころぶ。
「あらぁ、リボンの鼠さん。最近見なかったわね。ちょっとまってねおやつをあげるわ。」
流石に城下でいくら変装していても姫が突然護衛もなしに現れたら大変だから、ここでは鼠のままでいる。なので市場の人達は私のことを人が変身した姿、そして着ている服の質からある程度のお嬢さんだと認識しているようだが、リリー姫だとは知らない。
いや、正確には数人、魔力の探知力が高い人は大公家の末娘が鼠に変身する、という話を思い浮かべて薄々真実に気づいている人もいるが、あえて言わないでいてくれている。リリーもその気持ちにありがたく甘えさせて貰っていた。
少し店の中に入った女将さんはすぐにいくつかの木の実が入ったお椀を出してくれる。「ありがとうございますっ」と実際には鳴き声にしかならないのだがお礼を言うとありがたくおやつをいただく。声を出せない以上お別れを言うことも出来ないが、少なくとも国を出る前に一度はここを訪れて置きたかったのだ。
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