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さん
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「メリア殿下、アレス王子殿下がいらっしゃっておりますが。」
あの日以来、週末になるとアレス様は私の家に来るようになった。別に用事があるって訳では無い。ただ会いに来るのだ。
『アレス王子。今宵はどのような用件でいらしたのですか?』
もてなさないといけないので、失礼のないように接する。
私これでも王女ですから、そこの礼儀はわきまえておりますわ。
「いや、別に用はない。顔を見に来ただけだ。」
イラッとなんてしてませんよ。このクソ王子!なんて、一切思ってませんから。私は王女ですよ!そんなことないです!
『それはそれは、それでは私はこの辺で失礼致しますね。お邪魔してもいけませんので、用事が済みましたら、お好きにお帰りになられて結構です。』
そういうと、私はアレス様に礼をしてその場を去ろうとしたのだが、アレス様によってそれはできなかった。
「ちょっと待ってくれるか、メリア嬢。」
アレス様は私の腕を掴み、私がその場からいなくなることを出来なくしたのだ。
『なんでしょうか、アレス王子。』
「わざわざこちらに来たのだ、まだ一緒にいてくれてもいいだろう?それとも、この俺に負けそうで怖いのか?」
アレス様ってこんなに性格悪かったかしら??これが本性ってこと??
私を怒らす天才なのかしら?この方は、
『怖い?そんなことある訳ないじゃないですか!いいでしょう、まだお近くにいますわ。』
アレスにイライラしていたメリアは自分が罠に嵌められたことに気づいていなかった。
あの日以来、週末になるとアレス様は私の家に来るようになった。別に用事があるって訳では無い。ただ会いに来るのだ。
『アレス王子。今宵はどのような用件でいらしたのですか?』
もてなさないといけないので、失礼のないように接する。
私これでも王女ですから、そこの礼儀はわきまえておりますわ。
「いや、別に用はない。顔を見に来ただけだ。」
イラッとなんてしてませんよ。このクソ王子!なんて、一切思ってませんから。私は王女ですよ!そんなことないです!
『それはそれは、それでは私はこの辺で失礼致しますね。お邪魔してもいけませんので、用事が済みましたら、お好きにお帰りになられて結構です。』
そういうと、私はアレス様に礼をしてその場を去ろうとしたのだが、アレス様によってそれはできなかった。
「ちょっと待ってくれるか、メリア嬢。」
アレス様は私の腕を掴み、私がその場からいなくなることを出来なくしたのだ。
『なんでしょうか、アレス王子。』
「わざわざこちらに来たのだ、まだ一緒にいてくれてもいいだろう?それとも、この俺に負けそうで怖いのか?」
アレス様ってこんなに性格悪かったかしら??これが本性ってこと??
私を怒らす天才なのかしら?この方は、
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