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明と暗
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誰も追ってこないと悟り、リズは走行から歩行に切り替える。
川に沿って真っすぐに続く、土手の上の未舗装の道。右手には住宅が疎らに建っている。下りる道が見当たらないが、道なりに進んでいれば、いずれ見つかるだろう。全力疾走したので少し疲れたが、こんな場所で体を休めたくないので、歩みは止めない。
船に乗せてくれた男性は、異端ではないものの極めて異端に近く、それ故に異端に対する理解もあった。会話の内容から、ダーティーな仕事に従事にしているのは明らかだった。だからこそ、歴とした異端であり、闇を苦にしないリズは、彼に少なからず親近感を抱いていた。
だからこそ、あのような形で永遠に別れなければならなくなったショックは、小さくなかった。
(闇の世界で生きる者にとって、あのような形の死は、ある意味必然なのだろうか?)
自問したが、答えは出ない。思案をする気力自体が湧かない、というべきか。
確かなのは、彼とは二度と会えない、ということ。
あれほどの数のダンボール箱を載せた船を、ゆっくりととはいえ、手を加えずとも進ませるだけの力強さを備えた流れだ。遺体は今頃、かなり遠い場所まで流れて行っているに違いない。
(ドロシーといい、彼といい、ぼくに関わった人間は不幸になる)
リズは考えるのを止め、歩くことに専念した。
太鼓の音が響く方へ。笛の音が鳴る方へ。
*
日差しに暑さを感じ始めた頃、下りる道を漸く見つけた。
道の先は住宅地。そこを抜けると民家と商家が混然と密集していて、さらにその先には広場が見える。太鼓と笛の音は、どうやらその広場から響いているらしい。
リズは迷いなく道を下りた。
あまり大きくはないが、新しく建てられ、玄関先や庭を小奇麗にしてある家が多い、閑静な住宅地だ。平らに均された舗装道路を、リズはフェンスすれすれに歩く。
買い物バッグを提げた若い母親と男児の親子。色鮮やかな羽飾りを散りばめた衣装を身にまとった若者のグループ。車椅子を押し、押されている、季節の割に厚着の老夫婦。様々な人間と擦れ違う。
犬の散歩をさせている中年女性と擦れ違ったこともある。リズは足早に横を抜けようとしたのだが、オオカミを祖先に持つと推察されるその大型犬は、親の仇を認めたかのように、異端の黒猫に向かってやかましく吠え立てた。飼い主はというと、微笑ましそうな表情を見せるばかりで、愛犬を注意しようとはしない。リズは止む無く、脇道を通らなければならなかった。
もっとも、大型犬は例外的な事例で、通行人はおおむねリズに好意的だった。子供の中には彼女に触ろうとする者もいたし、大人の二人に一人は猫撫で彼女を声で呼び寄せようと試みた。
彼らから送られてくるメッセージに、惹かれないわけではなかったが、リズはその全てを無視した。
意識を取り戻してから現在に至るまで、暗い道ばかり歩んできた。ドロシーや船頭の男性など、温かな交流はあったが、基本的にはそうだった。だから、明るい場所を歩くのが、どうにも落ち着かなかったのだ。
途中、空き地に打ち捨てられた浅い陶器に、昨日降った雨水が溜まっているのを認めた。それを飲みながら、男性が所持していた水筒の蓋の形との相似性を思う。男性を思い出したことで、切ない思いに駆られるかとも思ったが、リズの心に変動はない。
(悲しいはずはないのに、悲しみが湧かない。不思議なものだ。そういえば、目覚めた直後にぼくは涙を流したが、あれ以来、真の意味で悲しみを感じていない気がする)
ひたすら歩き続けると、土手の上の道から見た、雑多な建物が密集している区域に入ったらしく、道幅が狭くなった。日当たりが悪く、路傍に散らばるゴミが目立つ。野良猫の体臭を複数、しかもある程度色濃く感じる。
リズとしては、彼らの縄張りを荒らすつもりも、彼らと喧嘩をするつもりもない。なるべく匂いが薄い場所を選んで、やむを得ない場合はなるべく足早に、道を通行した。自分はよそ者なのだ、異端なのだという意識は、しっかりと持っていた。平穏無事に目的地に辿り着く、それが最優先だ。
幸いにも、ちょっかいをかけてくる猫は現れない。視線や気配を間近から感じ、緊張を強いられたことは何度かあるが、彼らが目の前に姿を現すことはなかった。鋭敏な神経の持ち主である彼らは、リズが異端であることを察知し、接触を持たぬが吉と判断するらしい。
(異端者の悲しみ、か)
攻撃的なのは、むしろ人間の方だった。浮浪児らしき咥え煙草の少年たちが、石を投げつけてくる。売春婦らしき、殆ど下着といっていい薄い服をまとった太った女が、「汚い」「臭い」だのと罵る。
もっともリズは、彼らに脅威を感じたわけではなかった。逃げ込める場所はいくらでもあったし、彼らは決して深追いはしない。一種の同族嫌悪から、半ば形式的に攻撃的な言動を見せているに過ぎないのだ。
とはいえ、石に当たれば痛いし、嘲笑されると心は傷つく。見えない猫たちに気をつかいながら、隠れたり、回り道をしたりしながらの歩行なので、心身ともに疲れる。ドロシーには胸に抱かれ、船頭の男性には船に乗せてもらったが、自力で歩かなければ先へは進めない。
やがて奇跡的に、猫の匂いが一切しない場所に出た。人間は通るのもやっとという細道で、生ごみの臭いが強い。リズはゴミ箱の蓋の上に乗り、息をついた。
(ここを拠点に、この地区で暮らし始めようか? 近所付き合いが厄介そうだが、人間が生活している場所だから、少なくとも食事に困ることはあるまい。ドロシーのような親切な人間に飼育される、というのもいい。理想の飼い主を見つけるまでが大変そうだが)
今後のプランを自由奔放に妄想してみたが、どの案も現実感が伴わない。是非そうしたいと思うだけの魅力を感じない。
(一か所に留まるのは性分ではない。いつか歩みを止めるのだとしても、今しばらくはさ迷い歩こう)
結論し、ゴミ箱から飛び降りる。自身の安定した生活について考えた時間などなかったかのように、道を歩き出す。
現在の地区に入って以来、楽器の音量は一時的に低下していたが、目的地が近づいてきたらしく、徐々に大きくなっていく。音がする方へ、する方へと向かえばよかったので、初めての土地でも、道が複雑でも、迷子になる心配は抱かずに済んだ。
曲がりくねった道を抜けると、比較的幅が広い道に出た。音の聞こえ方が明瞭になり、行く手は明るい。リズは少し足を速め、道の先に出た。
視界いっぱいに光が広がった。
川に沿って真っすぐに続く、土手の上の未舗装の道。右手には住宅が疎らに建っている。下りる道が見当たらないが、道なりに進んでいれば、いずれ見つかるだろう。全力疾走したので少し疲れたが、こんな場所で体を休めたくないので、歩みは止めない。
船に乗せてくれた男性は、異端ではないものの極めて異端に近く、それ故に異端に対する理解もあった。会話の内容から、ダーティーな仕事に従事にしているのは明らかだった。だからこそ、歴とした異端であり、闇を苦にしないリズは、彼に少なからず親近感を抱いていた。
だからこそ、あのような形で永遠に別れなければならなくなったショックは、小さくなかった。
(闇の世界で生きる者にとって、あのような形の死は、ある意味必然なのだろうか?)
自問したが、答えは出ない。思案をする気力自体が湧かない、というべきか。
確かなのは、彼とは二度と会えない、ということ。
あれほどの数のダンボール箱を載せた船を、ゆっくりととはいえ、手を加えずとも進ませるだけの力強さを備えた流れだ。遺体は今頃、かなり遠い場所まで流れて行っているに違いない。
(ドロシーといい、彼といい、ぼくに関わった人間は不幸になる)
リズは考えるのを止め、歩くことに専念した。
太鼓の音が響く方へ。笛の音が鳴る方へ。
*
日差しに暑さを感じ始めた頃、下りる道を漸く見つけた。
道の先は住宅地。そこを抜けると民家と商家が混然と密集していて、さらにその先には広場が見える。太鼓と笛の音は、どうやらその広場から響いているらしい。
リズは迷いなく道を下りた。
あまり大きくはないが、新しく建てられ、玄関先や庭を小奇麗にしてある家が多い、閑静な住宅地だ。平らに均された舗装道路を、リズはフェンスすれすれに歩く。
買い物バッグを提げた若い母親と男児の親子。色鮮やかな羽飾りを散りばめた衣装を身にまとった若者のグループ。車椅子を押し、押されている、季節の割に厚着の老夫婦。様々な人間と擦れ違う。
犬の散歩をさせている中年女性と擦れ違ったこともある。リズは足早に横を抜けようとしたのだが、オオカミを祖先に持つと推察されるその大型犬は、親の仇を認めたかのように、異端の黒猫に向かってやかましく吠え立てた。飼い主はというと、微笑ましそうな表情を見せるばかりで、愛犬を注意しようとはしない。リズは止む無く、脇道を通らなければならなかった。
もっとも、大型犬は例外的な事例で、通行人はおおむねリズに好意的だった。子供の中には彼女に触ろうとする者もいたし、大人の二人に一人は猫撫で彼女を声で呼び寄せようと試みた。
彼らから送られてくるメッセージに、惹かれないわけではなかったが、リズはその全てを無視した。
意識を取り戻してから現在に至るまで、暗い道ばかり歩んできた。ドロシーや船頭の男性など、温かな交流はあったが、基本的にはそうだった。だから、明るい場所を歩くのが、どうにも落ち着かなかったのだ。
途中、空き地に打ち捨てられた浅い陶器に、昨日降った雨水が溜まっているのを認めた。それを飲みながら、男性が所持していた水筒の蓋の形との相似性を思う。男性を思い出したことで、切ない思いに駆られるかとも思ったが、リズの心に変動はない。
(悲しいはずはないのに、悲しみが湧かない。不思議なものだ。そういえば、目覚めた直後にぼくは涙を流したが、あれ以来、真の意味で悲しみを感じていない気がする)
ひたすら歩き続けると、土手の上の道から見た、雑多な建物が密集している区域に入ったらしく、道幅が狭くなった。日当たりが悪く、路傍に散らばるゴミが目立つ。野良猫の体臭を複数、しかもある程度色濃く感じる。
リズとしては、彼らの縄張りを荒らすつもりも、彼らと喧嘩をするつもりもない。なるべく匂いが薄い場所を選んで、やむを得ない場合はなるべく足早に、道を通行した。自分はよそ者なのだ、異端なのだという意識は、しっかりと持っていた。平穏無事に目的地に辿り着く、それが最優先だ。
幸いにも、ちょっかいをかけてくる猫は現れない。視線や気配を間近から感じ、緊張を強いられたことは何度かあるが、彼らが目の前に姿を現すことはなかった。鋭敏な神経の持ち主である彼らは、リズが異端であることを察知し、接触を持たぬが吉と判断するらしい。
(異端者の悲しみ、か)
攻撃的なのは、むしろ人間の方だった。浮浪児らしき咥え煙草の少年たちが、石を投げつけてくる。売春婦らしき、殆ど下着といっていい薄い服をまとった太った女が、「汚い」「臭い」だのと罵る。
もっともリズは、彼らに脅威を感じたわけではなかった。逃げ込める場所はいくらでもあったし、彼らは決して深追いはしない。一種の同族嫌悪から、半ば形式的に攻撃的な言動を見せているに過ぎないのだ。
とはいえ、石に当たれば痛いし、嘲笑されると心は傷つく。見えない猫たちに気をつかいながら、隠れたり、回り道をしたりしながらの歩行なので、心身ともに疲れる。ドロシーには胸に抱かれ、船頭の男性には船に乗せてもらったが、自力で歩かなければ先へは進めない。
やがて奇跡的に、猫の匂いが一切しない場所に出た。人間は通るのもやっとという細道で、生ごみの臭いが強い。リズはゴミ箱の蓋の上に乗り、息をついた。
(ここを拠点に、この地区で暮らし始めようか? 近所付き合いが厄介そうだが、人間が生活している場所だから、少なくとも食事に困ることはあるまい。ドロシーのような親切な人間に飼育される、というのもいい。理想の飼い主を見つけるまでが大変そうだが)
今後のプランを自由奔放に妄想してみたが、どの案も現実感が伴わない。是非そうしたいと思うだけの魅力を感じない。
(一か所に留まるのは性分ではない。いつか歩みを止めるのだとしても、今しばらくはさ迷い歩こう)
結論し、ゴミ箱から飛び降りる。自身の安定した生活について考えた時間などなかったかのように、道を歩き出す。
現在の地区に入って以来、楽器の音量は一時的に低下していたが、目的地が近づいてきたらしく、徐々に大きくなっていく。音がする方へ、する方へと向かえばよかったので、初めての土地でも、道が複雑でも、迷子になる心配は抱かずに済んだ。
曲がりくねった道を抜けると、比較的幅が広い道に出た。音の聞こえ方が明瞭になり、行く手は明るい。リズは少し足を速め、道の先に出た。
視界いっぱいに光が広がった。
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