4 / 48
vs草刈①
しおりを挟む
ピンク髪の少女のようなおかしな人間にまた遭遇するのではと、内心怯えながらの帰宅となったが、何事もなく我が家に帰り着いた。
両親が共働きだから、自宅に自分一人だけという状況は腐るほど経験しているのに、屋内に漂っている空気がいつもとは違う気がする。六甲山で採水されたとかほざくミネラルウォーターを一気飲みして喉を潤し、制服から私服に着替えたが、どうも落ち着かない。
ベッドに寝転がって漫画を読み始めたものの、集中力を維持できず、内容が頭に入ってこない。無意味な読書を続けて時間を無駄にするくらいなら、用がなかったとしても外を出歩く方がましだ。雑誌を放り投げ、速やかに外出の支度を整える。
玄関ドアのノブに手をかけた瞬間、人の気配を感じた。ドアのすぐ外からだ。
まさか、ピンク髪の少女?
一瞬そう疑ったが、あいつが去ったのは俺の自宅とは反対方向。不合格だとか残念だとか、見切りをつけるような発言をしておいて、こっそり後をつけてくるとも思えない。
怪訝に思いながらもドアを開くと、人工的で甘美な芳香が鼻孔に雪崩れ込んできた。
玄関先の短い階段の最上段に、こちらに背を向けて少女が座っている。
「あっ、佐藤くん」
少女は肩越しに振り向いて俺と目を合わせ、八重歯を見せながら微笑む。
「……草刈さん」
クラスメイトの草刈みりあだった。制服ではなく、純白のブラウスにギンガムチェックのミニスカート、という服装に身を包んでいる。
草刈は立ち上がって俺に向き直り、栗色の髪の毛を掻き上げた。匂いの濃度が高まり、芳香の源泉は彼女の髪の毛だと気がつく。
「佐藤くんの私服姿、初めて見た。中々いけてるね。うん、いけてる。どこで買ったの? しまむら?」
「いや、ユニクロだけど。ていうか草刈さん、何で俺の家にいるの? いつの間に玄関先に……」
草刈みりあは俺に対して奇妙な親しさを見せた。共通の友人がいるわけでもないのに、休み時間になるたびに話しかけてくる、という形で。
ブラックなことも口にするが、ユーモアがあるし、何より明るい性格だから、草刈と過ごすひとときはいつだって楽しい。
その気持ちとは別に、「何で俺なんかと?」という疑問は常にあった。容姿端麗なわけでも、話が面白いわけでもない俺とつるんで、草刈に何のメリットがあるんだ、という疑問が。
「ぶらぶら歩いていたら、たまたま佐藤くんの家を見かけたから、一緒に遊ぼうかなって思って」
「たまたま見かけた? 佐藤なんて苗字、掃いて捨てるほどあると思うけど」
「細かいことは気にしないで。佐藤くんもどうせ、暇だから遊びに行こうとしていたところなんでしょ。みりあも暇だから、一緒に遊ぼうよ。行きたいところがあるんだ」
クラスで仲のいい女子が「一緒に遊ぼう」と誘ってくれて。私服もかわいくて。笑顔もいい感じで。
それなのに、なぜだろう。そんなに嬉しくない。むしろ不安で、落ち着かなくて、薄気味悪さを感じている。
女子から遊びに誘われることが滅多にないから? 早乙女が飛び降りて一時間も経っていないのに遊ぼうとしているから? それとも――。
「佐藤くん、どうしたの。あまり嬉しそうじゃないね」
「えっ? そう、かな」
図星を指されて、軽く狼狽えてしまう。
「いや、嬉しいよ。女子に誘われて嬉しくない男子なんていない。でも、ほら、今日学校であんな事件があったばかりでしょ。だから、はしゃぐ気分になれないっていうか」
「ああ、飛び降り!」
草刈は、食べていたアイスの棒に「あたり」と書いてあるのを見たような顔になった。
「びっくりだよね、学校で自殺だなんて。生で見られなかったのが残念――って、不謹慎だね。えへへ」
唇の隙間から八重歯がこぼれる。己の発言が不謹慎だとは芥子粒ほども思っていな顔だ。
「校舎の屋上から飛び降りた子がいるだけでもびっくりなのに、飛び降りたのがまさか同じクラスの女子とはね。えーっと、名前は確か……」
「早乙女さん」
「そうそう、早乙女さん。それにしても、なんで飛び降りたんだろうね。早乙女さんと話したことないから、全然分かんないや」
「そういえば、早乙女さんって亡くなったんだっけ?」
「んー、それは分からない。だって、消えちゃったから」
「は? 消えた?」
顔に驚きを露わにした俺に、草刈はさも愉快そうに説明する。
「先生が目を離した隙に消えちゃったんだって。救急車の到着を待っている間、ほんのちょっと目を離した隙に。もしかすると、実際は飛び降りていないのかもしれないね」
そんなはずはない。早乙女が校舎屋上の金網フェンスをよじ登る光景を、飛び降りる瞬間を、朝礼台の横に横たわる姿を、俺は確かにこの目で見た。
そう反論しかけたが、それよりも一瞬早く、草刈は俺の手を握った。同性の親友の手を取るかのように、一切の躊躇なく。十五年と少しの人生で数えるほどしか味わったことがない、温かく柔らかな感触。
「学校の話はもうおしまい。いい加減、遊びに行こうよ。行きたいところっていうのは、みりあがバイトしてる店。今日は定休日だけど、こっそり忍び込んで遊ぼう。そういうのって、楽しくない? 佐藤くんもそう思うでしょ?」
指が指に絡みついてくる。草刈の褐色の瞳の奥に、正体不明の強い感情が秘められているのを俺は見た。
「暇を持て余してぶらぶらしていた時に、たまたま佐藤くんの家を見つけて、佐藤くんも暇そうだったから一緒に遊ぶ。これっておかしいこと?」
「いや、おかしくはないけど、でも――」
草刈は急に手を離した。その手ともう一方の手でスカートの裾をつまみ、大きくめくり上げた。
下着を穿いていなかった。
ギンガムチェックの幕が下りる。草刈は俺の右腕に両腕を絡みつけ、耳元でささやく。
「特別サービスしてあげる。さ、行こう」
草刈は歩き出した。腕を捉えられているので、必然的に俺も移動を強いられる。
いったい、何が起きようとしているんだ?
両親が共働きだから、自宅に自分一人だけという状況は腐るほど経験しているのに、屋内に漂っている空気がいつもとは違う気がする。六甲山で採水されたとかほざくミネラルウォーターを一気飲みして喉を潤し、制服から私服に着替えたが、どうも落ち着かない。
ベッドに寝転がって漫画を読み始めたものの、集中力を維持できず、内容が頭に入ってこない。無意味な読書を続けて時間を無駄にするくらいなら、用がなかったとしても外を出歩く方がましだ。雑誌を放り投げ、速やかに外出の支度を整える。
玄関ドアのノブに手をかけた瞬間、人の気配を感じた。ドアのすぐ外からだ。
まさか、ピンク髪の少女?
一瞬そう疑ったが、あいつが去ったのは俺の自宅とは反対方向。不合格だとか残念だとか、見切りをつけるような発言をしておいて、こっそり後をつけてくるとも思えない。
怪訝に思いながらもドアを開くと、人工的で甘美な芳香が鼻孔に雪崩れ込んできた。
玄関先の短い階段の最上段に、こちらに背を向けて少女が座っている。
「あっ、佐藤くん」
少女は肩越しに振り向いて俺と目を合わせ、八重歯を見せながら微笑む。
「……草刈さん」
クラスメイトの草刈みりあだった。制服ではなく、純白のブラウスにギンガムチェックのミニスカート、という服装に身を包んでいる。
草刈は立ち上がって俺に向き直り、栗色の髪の毛を掻き上げた。匂いの濃度が高まり、芳香の源泉は彼女の髪の毛だと気がつく。
「佐藤くんの私服姿、初めて見た。中々いけてるね。うん、いけてる。どこで買ったの? しまむら?」
「いや、ユニクロだけど。ていうか草刈さん、何で俺の家にいるの? いつの間に玄関先に……」
草刈みりあは俺に対して奇妙な親しさを見せた。共通の友人がいるわけでもないのに、休み時間になるたびに話しかけてくる、という形で。
ブラックなことも口にするが、ユーモアがあるし、何より明るい性格だから、草刈と過ごすひとときはいつだって楽しい。
その気持ちとは別に、「何で俺なんかと?」という疑問は常にあった。容姿端麗なわけでも、話が面白いわけでもない俺とつるんで、草刈に何のメリットがあるんだ、という疑問が。
「ぶらぶら歩いていたら、たまたま佐藤くんの家を見かけたから、一緒に遊ぼうかなって思って」
「たまたま見かけた? 佐藤なんて苗字、掃いて捨てるほどあると思うけど」
「細かいことは気にしないで。佐藤くんもどうせ、暇だから遊びに行こうとしていたところなんでしょ。みりあも暇だから、一緒に遊ぼうよ。行きたいところがあるんだ」
クラスで仲のいい女子が「一緒に遊ぼう」と誘ってくれて。私服もかわいくて。笑顔もいい感じで。
それなのに、なぜだろう。そんなに嬉しくない。むしろ不安で、落ち着かなくて、薄気味悪さを感じている。
女子から遊びに誘われることが滅多にないから? 早乙女が飛び降りて一時間も経っていないのに遊ぼうとしているから? それとも――。
「佐藤くん、どうしたの。あまり嬉しそうじゃないね」
「えっ? そう、かな」
図星を指されて、軽く狼狽えてしまう。
「いや、嬉しいよ。女子に誘われて嬉しくない男子なんていない。でも、ほら、今日学校であんな事件があったばかりでしょ。だから、はしゃぐ気分になれないっていうか」
「ああ、飛び降り!」
草刈は、食べていたアイスの棒に「あたり」と書いてあるのを見たような顔になった。
「びっくりだよね、学校で自殺だなんて。生で見られなかったのが残念――って、不謹慎だね。えへへ」
唇の隙間から八重歯がこぼれる。己の発言が不謹慎だとは芥子粒ほども思っていな顔だ。
「校舎の屋上から飛び降りた子がいるだけでもびっくりなのに、飛び降りたのがまさか同じクラスの女子とはね。えーっと、名前は確か……」
「早乙女さん」
「そうそう、早乙女さん。それにしても、なんで飛び降りたんだろうね。早乙女さんと話したことないから、全然分かんないや」
「そういえば、早乙女さんって亡くなったんだっけ?」
「んー、それは分からない。だって、消えちゃったから」
「は? 消えた?」
顔に驚きを露わにした俺に、草刈はさも愉快そうに説明する。
「先生が目を離した隙に消えちゃったんだって。救急車の到着を待っている間、ほんのちょっと目を離した隙に。もしかすると、実際は飛び降りていないのかもしれないね」
そんなはずはない。早乙女が校舎屋上の金網フェンスをよじ登る光景を、飛び降りる瞬間を、朝礼台の横に横たわる姿を、俺は確かにこの目で見た。
そう反論しかけたが、それよりも一瞬早く、草刈は俺の手を握った。同性の親友の手を取るかのように、一切の躊躇なく。十五年と少しの人生で数えるほどしか味わったことがない、温かく柔らかな感触。
「学校の話はもうおしまい。いい加減、遊びに行こうよ。行きたいところっていうのは、みりあがバイトしてる店。今日は定休日だけど、こっそり忍び込んで遊ぼう。そういうのって、楽しくない? 佐藤くんもそう思うでしょ?」
指が指に絡みついてくる。草刈の褐色の瞳の奥に、正体不明の強い感情が秘められているのを俺は見た。
「暇を持て余してぶらぶらしていた時に、たまたま佐藤くんの家を見つけて、佐藤くんも暇そうだったから一緒に遊ぶ。これっておかしいこと?」
「いや、おかしくはないけど、でも――」
草刈は急に手を離した。その手ともう一方の手でスカートの裾をつまみ、大きくめくり上げた。
下着を穿いていなかった。
ギンガムチェックの幕が下りる。草刈は俺の右腕に両腕を絡みつけ、耳元でささやく。
「特別サービスしてあげる。さ、行こう」
草刈は歩き出した。腕を捉えられているので、必然的に俺も移動を強いられる。
いったい、何が起きようとしているんだ?
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
(学園 + アイドル ÷ 未成年)× オッサン ≠ いちゃらぶ生活
まみ夜
キャラ文芸
年の差ラブコメ X 学園モノ X オッサン頭脳
様々な分野の専門家、様々な年齢を集め、それぞれ一芸をもっている学生が講師も務めて教え合う教育特区の学園へ出向した五十歳オッサンが、十七歳現役アイドルと同級生に。
子役出身の女優、芸能事務所社長、元セクシー女優なども登場し、学園の日常はハーレム展開?
第二巻は、ホラー風味です。
【ご注意ください】
※物語のキーワードとして、摂食障害が出てきます
※ヒロインの少女には、ストーカー気質があります
※主人公はいい年してるくせに、ぐちぐち悩みます
第二巻「夏は、夜」の改定版が完結いたしました。
この後、第三巻へ続くかはわかりませんが、万が一開始したときのために、「お気に入り」登録すると忘れたころに始まって、通知が意外とウザいと思われます。
表紙イラストはAI作成です。
(セミロング女性アイドルが彼氏の腕を抱く 茶色ブレザー制服 アニメ)
題名が「(同級生+アイドル÷未成年)×オッサン≠いちゃらぶ」から変更されております
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる