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デジャヴ
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比屋定夏織、2年2組。
水瀬佑香、2年2組。
茅野風美、1年1組。
3人の名前は、名簿の中から見つかった。
しかし、何度探しても、種田心愛の名前は見つからなかった。
念のため、教師の欄も見てみたが、そんな名前は存在していなかった。
まさか、またバグなのか……?
「愛梨は1年1組だったよ!」
「いや愛梨、今はそんなことどうでもいい。なんで、種田心愛の名前だけ、名簿に載ってないんだ!!」
「さあ? 違う学校なんじゃない?」
愛梨はとぼけてそう言った。
そうだ、愛梨は物語に関することは一切教えてくれないんだったな。
いきなり後ろから肩を叩かれた。
「よう、カイ! 今年も同じクラスだな!!」
瞬間、ものすごい既視感、いわゆるデジャヴというものを感じた。
当たり前だ、数時間前に同じことが起きたんだから。
「あ、あぁ。おはよ、アキ」
「どうした、カイ? なんか顔色良くないぞ?」
「いや、大丈夫大丈夫! それより、早く教室行こうぜ?」
「なんか、あったら言ってくれよ?」
「う、うん」
俺は、愛梨に手だけ振って、また後で、という合図を送った。
愛梨も笑って手を振りかえしてくれた。
玄関から、俺は教室に向かって歩き出す。
「ちょ、ちょっと! カイ、お前まだ土足だろ、内履きに履き替えるぞ」
「あ、悪い、忘れてたよ」
「お前、ほんとに大丈夫か? 今だって……」
「ほんと大丈夫!身体はぴんぴんしてるから!!」
アキが言い終わる前に、自分は元気だということをアピールした。
アキは不思議そうな目をしたが、何も言わなかった。
今度は、アキに場所を聞くことなく、内履きに履き替えた。
そして2人で、何事もなく3組の教室に向かった。
「カイとは席が離れたなー」
気持ち悪い。一度起きたはずの出来事が、またやってくる。
さっきもアキと交わした会話だ。頭がおかしくなりそうだ。
俺はスルーして、教室の中に入った。
「カイ、席順見ないと、どこ座ればいいかわかんないだろ?」
アキはそう言い、引き止めてきた。
「わ、悪い、そうだったな……」
当たり前だが、周りの人との記憶の齟齬が頻繁に起きる。
俺は適当に、席順を眺めて、一番左の前の席に座った。
「ねー海人」
悠が話しかけてきた。
今度は、前より少し早かった。
「今年も、あんたと同じクラスね、よろしく!」
そう言って、また手を差し出してきた。
今度は、悠の手をためらわずに握った。
「あ、あぁ。よろしく悠……」
「どうしたの? 顔色悪いけど」
悠は目を丸くして、俺の顔を覗き込んできた。
そういう仕草は男心を刺激するからやめてくれ……
「なんでもないよ」
精一杯作り笑いをして、俺は悠にそう言った。
これまでの出来事だけで、なるべくセーブとロードは使わない方がいいと、俺の中で結論が出た。
慣れていないだけかもしれないが、こんなに頻繁にデジャヴが起こると、本当に頭がどうにかしてしまいそうだった、
水瀬佑香、2年2組。
茅野風美、1年1組。
3人の名前は、名簿の中から見つかった。
しかし、何度探しても、種田心愛の名前は見つからなかった。
念のため、教師の欄も見てみたが、そんな名前は存在していなかった。
まさか、またバグなのか……?
「愛梨は1年1組だったよ!」
「いや愛梨、今はそんなことどうでもいい。なんで、種田心愛の名前だけ、名簿に載ってないんだ!!」
「さあ? 違う学校なんじゃない?」
愛梨はとぼけてそう言った。
そうだ、愛梨は物語に関することは一切教えてくれないんだったな。
いきなり後ろから肩を叩かれた。
「よう、カイ! 今年も同じクラスだな!!」
瞬間、ものすごい既視感、いわゆるデジャヴというものを感じた。
当たり前だ、数時間前に同じことが起きたんだから。
「あ、あぁ。おはよ、アキ」
「どうした、カイ? なんか顔色良くないぞ?」
「いや、大丈夫大丈夫! それより、早く教室行こうぜ?」
「なんか、あったら言ってくれよ?」
「う、うん」
俺は、愛梨に手だけ振って、また後で、という合図を送った。
愛梨も笑って手を振りかえしてくれた。
玄関から、俺は教室に向かって歩き出す。
「ちょ、ちょっと! カイ、お前まだ土足だろ、内履きに履き替えるぞ」
「あ、悪い、忘れてたよ」
「お前、ほんとに大丈夫か? 今だって……」
「ほんと大丈夫!身体はぴんぴんしてるから!!」
アキが言い終わる前に、自分は元気だということをアピールした。
アキは不思議そうな目をしたが、何も言わなかった。
今度は、アキに場所を聞くことなく、内履きに履き替えた。
そして2人で、何事もなく3組の教室に向かった。
「カイとは席が離れたなー」
気持ち悪い。一度起きたはずの出来事が、またやってくる。
さっきもアキと交わした会話だ。頭がおかしくなりそうだ。
俺はスルーして、教室の中に入った。
「カイ、席順見ないと、どこ座ればいいかわかんないだろ?」
アキはそう言い、引き止めてきた。
「わ、悪い、そうだったな……」
当たり前だが、周りの人との記憶の齟齬が頻繁に起きる。
俺は適当に、席順を眺めて、一番左の前の席に座った。
「ねー海人」
悠が話しかけてきた。
今度は、前より少し早かった。
「今年も、あんたと同じクラスね、よろしく!」
そう言って、また手を差し出してきた。
今度は、悠の手をためらわずに握った。
「あ、あぁ。よろしく悠……」
「どうしたの? 顔色悪いけど」
悠は目を丸くして、俺の顔を覗き込んできた。
そういう仕草は男心を刺激するからやめてくれ……
「なんでもないよ」
精一杯作り笑いをして、俺は悠にそう言った。
これまでの出来事だけで、なるべくセーブとロードは使わない方がいいと、俺の中で結論が出た。
慣れていないだけかもしれないが、こんなに頻繁にデジャヴが起こると、本当に頭がどうにかしてしまいそうだった、
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