海と銀河と私(美しい物語)

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再会

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私が高校生になってすぐの頃、大きいお姉ちゃんとあの彼氏が結婚する事になりました。
式に招待されましたが都合が付かず、残念ながら出席する事が出来ませんでした。

私は中学生から始めたピアノが大変好きになりました。
中学2年生の頃、大きいお姉ちゃんに、私ピアノの先生になれたら良いな、と言う話を打ち明けると、大きいお姉ちゃんは自分の事の様に喜んで、電話でいつも応援の言葉を掛けてくれたので、私のピアノはドンドン上達しました。
中学生からでは遅いと言う声も少なくありませんでしたが、家族の応援もあり、ピアノの先生を目標に音楽の大学に入る事が出来ました。
大学4年生の時、全国規模のピアノコンクールに出場するチャンスを得ました。
コンクールは、大きいホテルの附属施設で行われました。
優勝したのは、6歳からピアノを引き始めて神童と言われ続けていた、天才の男性でした。
私はなんと! 天才の後に続く準優勝を貰いました。
表彰が終わり、トロフィーは一旦控室に置いて、記念の花束だけを持って家族に会いに行きました。
待ち合わせのラウンジに行くと、お父さん、お母さん、一太、それに見覚えのある顔が並んでいました。
やや丸みを帯びた大きいお姉ちゃんと彼氏、それに小さな女の子と男の子もいました。
招待した時は行けないと断られてしまっていたのですが、それはどうやらサプライズの為だった様でした。
「あっ、お姉ちゃん!」
私は、貰った花束を投げ捨てて、お姉ちゃんに駆け寄って抱き着きました。
「一菜、頑張ったね、おめでとう!」
「うん」
一太も抱き着きたかったはずですが、出来ない感じでした。
私との抱擁が終わると、大きいお姉ちゃんはゆっくり一太に近付いて優しく抱擁してあげました。
サプライズで、私の家族と大きいお姉ちゃんの家族でディナーをする事になっていました。
子供達はそれぞれ、ニ菜、ニ太と名付けられていました。
ディナーが始まるとあの夏の日の思い出話になり、わずか数時間の出会いの絆がこんなに長く続くなんて、人生って素晴らしいねとか話しているうちに、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
いよいよお別れの時間になり、大きいお姉ちゃんがそうしてくれた様に、ニ菜とニ太を呼び寄せて、一太を含めて記念写真を撮りました。
「これから先、相談したい事があったら、私か一太お兄さんに電話をしなさい」

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