想い想われ恋い焦がれ

周乃 太葉

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22.予言

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「それより、ずっと気になっていたんだけど、2人は恋人?」

ゴホッゴホッ
「な、な、な…」

「あら、違うの?」

ライラは2人をじっと見て、

「あー…焦れったい状態なのね」

「え?」
ライラの呟きにイーサンが反応した。

「あなた達の…」

ライラは店員の視線に気付き、チラッと見た。
店員は“そっとしといてやれ”といっているような顔をした。察したライラはやれやれと息をつき、

「そうだ、お詫びに予知してあげるわ」

「予知?」

「そう。占いみたいなものよ。私の得意技」

「面白そう!お願いします」

若干酔っ払っているジュリがノリノリで前のめりになった。

「じゃあ、私の目を見て」

ライラはジュリの目をじっと見つめた。
ジュリは吸い込まれるような感覚に陥った。
ライラが「はい、もういいわよ」と言ったことで、ジュリの意識も戻った。

「ジュリ、うん、仕事はこのまま順調にいくわね。問題ないわ。頑張って。次に、恋愛は…言いたいけど、言わないでおくわ。これはあなたの心次第なとこもあるし。手助けは…したら面白くないもんね。応援だけしとく。最後に…今後とんでもない大騒動が起こるわ。あなたはあなたの心の赴くままに行動しなさいね」

ライラは今度はイーサンに向かって言った。

「あなたも見てあげる」

「いや、俺はい…」

ライラはイーサンの断りの言葉を遮って、イーサンの頬を抑え、強引に目を合わせた。

「はい、見ちゃいました」

ライラはイーサンの頬をパッと離し、告げた。

「イーサン、残念だけど、隠し事は全部バレるわ。覚悟なさい。あと、あなたはある一点において今より能動的に動いたほうがいいわ。絶対に。最後に、あなたも大騒動に巻き込まれるけど、パウラを信じて」

「パウラを?」

「そう。パウラは特別なの」

ライラの崇拝っぷりにイーサンは困惑したが、さっきのライラの発言で気になったことを聞いた。

「大きな騒動ってなんだ?」

「そこはモヤがかかってるのよね。私レベルだとまだ視えないのよね。ごめんなさいね」

と言い、水晶玉とブレスレットを指差し、

「パウラからもらったソレらは必ず肌見離さず持ち歩いてね。絶対よ。じゃあ、ごちそうさま。パウラが起きたときいなかったらウルサイからもう戻るわ」

と席を立った。

「ライラ、色々教えてくれてありがとう」

「ライラさん、ありがとう。またご一緒しましょう」

「えぇ、また」

ライラは別れを告げるとさっさと帰っていった。
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