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斗宿曜星(ひつきぼし)

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彰「勇樹と美樹の生年月日は1993年(平成5年)1月18日(月)出生時間は2:05。出世地は岐阜県。生年数は④七赤金星。運命数は5。」

恕「これをホロスコープにすると・・・。」



恕「太陽星座は山羊座で、月星座は蠍座だから、大きな目標に集中し努力の末に成し遂げる人ね。サインの関係は60度。多大な努力、非常に忍耐強い、沈着冷静だが情が深い、忠誠心、頑固で厳格、自己抑制って所だね。」

恕「これを万年暦で紐解くと新暦の誕生日:1月18日で、自然と多勢を率いるリーダー。星座は山羊座の活動の地で、頂点を目指して努力を重ね続けるとなるね。」

恕「旧暦の誕生日:12月26日で、繊細さと度胸を備えた爽やかなリーダー。星座は山羊座の活動の地で、頂点を目指して努力を重ね続けるとなるね。」

彰「また、受胎年月日は1992年4月27日(月)。生年数は③八白土星。宿命数は9。」

恕「これを万年暦で紐解くと新暦の誕生日:4月27日で、知性と粘り強さで理想を実現出来る人。星座は牡牛座の不動の地で、現実的で強い安定志向を持つ。」

恕「旧暦の誕生日:3月25日で、自立心が旺盛で情熱的な完璧主義。星座は牡羊座の活動の火で、エネルギッシュに先頭切って突き進む。」

麻綾「宿曜星は大和名では、斗宿曜星(ひつきぼし)で、しなやかに勝ち誇るカリスマ。ヴェーダ名では、ウッタラアーシャダー。人徳と良識を兼ね備えた先導者。」



麻綾「目印となる星名は、水瓶座φ南斗六星。吉凶判断は、土掘り、造作、開店吉。」

麻綾「宿曜経原典は、此の宿に生まれし人、法に叶う鞍馬を愛で、山林を歴して、祈祷を祀りを好み、賢良なる交を結び、技能多くして銭財に足る。」

亜樹「宿曜星は全部で27通りあって、それらを二十七宿(ナクシャトラ)と言われ、それぞれの相性があるのよ。因みに、同じ斗宿曜星(ひつきぼし)同士は命の相性よ。」

叡知「へぇ・・・そうなんや。因みにこれが美樹や。」



叡知「笑顔が素敵やろ?」

麻綾「そうね。では、斗宿曜星(ひつきぼし)の観点からの宿曜星の相性について説明するわね。まずは、安の相性の宿曜星で・・・。」

麻綾「大和名は危宿曜星(うみやめぼし)。ヴェーダ名はシャタビシャー。安の近距離。」

麻綾「大和名は亢宿曜星(あみぼし)。ヴェーダ名はスヴァーティー。安の中距離。」

麻綾「大和名は参宿曜星(からすぎぼし)。ヴェーダ名はアールドラー。安の遠距離。」

亜樹「安の相性は、事を構えるのに安全って意味?」

麻綾「半分正解。残りの半分は、壊の相性の抑止力になってくれると言う意味よ。」

叡知「その壊の相性の宿曜星は?」

麻綾「大和名は心宿曜星(なかこぼし)。ヴェーダ名はジェーシュター。壊の近距離。」

麻綾「大和名は奎宿曜星(とかぎぼし)。ヴェーダ名はレヴァティー。壊の中距離。」

麻綾「大和名は柳宿曜星(ぬりこぼし)。ヴェーダ名はアシュレーシャ。壊の遠距離。」

彰「壊の相性は、その人の好き嫌いに関係なく、避けた方が良いと言う意味かな?」

麻綾「とは言っても、現実では誰がどの宿曜星かは、生年月日を聞かないことには分からないから、危の相性の宿曜星と同様に、自分の既存概念を壊して、新たな心境を開いてくれると捉えた方が良いわね。」

叡知「その危の相性の宿曜星とは?」

麻綾「大和名は室宿曜星(はついぼし)。ヴェーダ名はプールヴァバートラパダ。危の近距離。」

麻綾「大和名は底宿曜星(ともぼし)。ヴェーダ名はヴィシャーカー。危の中距離。」

麻綾「大和名は井宿曜星(ちちりぼし)。ヴェーダ名はプナルヴァス。危の遠距離。」

恕「壊の相性ほど危険では無いけど、気が合わないから、適度に距離を取った方良いという意味かな?」

麻綾「それはどの相性に関わらず、出来るならそうした方が良いけど、現実では苦手な人とも旨くやって行かないといけないでしょ。中には、成長を促してくれる成の相性の宿曜星もあるし。」

叡知「その成の相性の宿曜星とは?」

麻綾「大和名は房宿曜星(そいぼし)。ヴェーダ名はアヌラーダー。成の近距離。」

麻綾「大和名は壁宿曜星(なまめぼし)。ヴェーダ名はウッタラヴァバートラパダ。成の中距離。」

麻綾「大和名は鬼宿曜星(たまのおぼし)。ヴェーダ名はプシャー。成の遠距離。」

亜樹「自分にとってはそうかもしれないけど、相手からしたらなるべく関わりたくないわね。」

麻綾「自分も相手も得する相性もあるわ。その1つが栄の相性の宿曜星よ。」

叡知「その栄の相性の宿曜星とは?」

麻綾「大和名は女宿曜星(うるきぼし)。ヴェーダ名はシュラヴァナー。栄の近距離。」

麻綾「大和名は軫宿曜星(みつかけぼし)。ヴェーダ名はハスタ。栄の中距離。」

麻綾「大和名は大和名は畢宿曜星(あめふりぼし)。ヴェーダ名はローヒニー。栄の遠距離。」

亜樹「確か、公私共に良好な相性だったわね。」

麻綾「そうよ。栄の相性の他にも、親の相性が公私共に良好な相性よ。」

叡知「その親の相性の宿曜星とは?」

麻綾「大和名は箕宿曜星(みぼし)。ヴェーダ名はプールヴァアーシャダー。親の近距離。」

麻綾「大和名は胃宿曜星(えきへぼし)。ヴェーダ名はバラニー。親の中距離。」

麻綾「大和名は張宿曜星(ちりこぼし)。ヴェーダ名はプールヴァバートラグニー。親の遠距離。」

彰「つまり、その栄・親の相性の宿曜師を仲間にすれば良いのかな?」

麻綾「発想としては、間違ってはいないけど、近距離は近すぎて見落とし易く、遠距離は遠すぎて疎遠になりがちなの。そこで、栄・親の相性同様に良い相性かつ中距離や遠距離の距離感を縮めてくれる相性が、業・胎の相性の宿曜星よ。」

叡知「その業・胎相性の宿曜星とは?」

麻綾「大和名は昂宿曜星(すばるぼし)。ヴェーダ名はクリッティカー。業。」

麻綾「栄の遠距離の畢宿曜星(あめふりぼし)や親の中距離の胃宿曜星(えきへぼし)との距離感を縮めてくれるわ。」

叡知「成る程。で?胎の相性の宿曜星とは?」

麻綾「大和名は翼宿曜星(たすきぼし)。ヴェーダ名はウッタラヴァバートラグニー。胎。」

麻綾「栄の中距離の軫宿曜星(みつかけぼし)や親の遠距離の張宿曜星(ちりこぼし)との距離感を縮めてくれて、安・壊の相性の宿曜星との緩衝材となる友・衰の相性の宿曜星との繋がりを持てるのよ。」

叡知「友・衰の相性の宿曜星?」

麻綾「先ずは、友の相性の宿曜星は・・・。」

麻綾「大和名は尾宿曜星(あしたれぼし)。ヴェーダ名はムーラ。友の近距離。」

麻綾「大和名は婁宿曜星(たたらぼし)。ヴェーダ名はアシュヴィニー。友の中距離。」

麻綾「大和名は星宿曜星(ほとほりぼし)。ヴェーダ名はマガー。友の遠距離。」

恕「友の相性が、壊の相性の緩衝材になる訳だね。」

麻綾「何かを頼みたい時は、親の相性から友の相性を経由するのが理想ね。」

叡知「成る程。で?衰の相性の宿曜星とは?」

麻綾「大和名は虚宿曜星(とみてぼし)。ヴェーダ名はダニシュター。衰の近距離。」

麻綾「大和名は角宿曜星(すぼし)。ヴェーダ名はチトラー。衰の中距離。」

麻綾「大和名は觜宿曜星(とろきぼし)。ヴェーダ名はムリガシラー。衰の遠距離。」

亜樹「衰の相性が、安の相性の緩衝材になる訳ね。」

恕「斗宿曜星(ひつきぼし)の相性は分かったけど、凌犯期間が発生した時に生じる六害宿(命宿、同宿、聚宿、克宿、事宿、意宿)に該当している宿曜星も説明した方が良くない?」

麻綾「それもそうね。斗宿曜星(ひつきぼし)にとっての六害宿(命宿、同宿、聚宿、克宿、事宿、意宿)は・・・。」

麻綾「命宿は命で、斗宿曜星(ひつきぼし)。」

麻綾「同宿は栄の中距離で、軫宿曜星(みつかけぼし)。」

麻綾「聚宿は壊の遠距離で、柳宿曜星(ぬりこぼし)。」

麻綾「克宿は安の遠距離で、参宿曜星(からすぎぼし)。」

麻綾「事宿は業で、昂宿曜星(すばるぼし)。」

麻綾「意宿は安の近距離で、危宿曜星(うみやめぼし)。」

麻綾「て所ね。また、インド神話タロットでは、21の森羅万象で、アルダナーリシュバラ。正位置は、完全。逆位置は不完全。」

叡知「美樹の固有技術の飛星流格闘術。」

叡知「その真髄は、自身の超人力無いし神人力と宿曜星の性力(シャクティー)による秘奥義やけど、この段階では亜里沙の助言に従って、第2チャクラ(スヴァディシュターナ)・・・丹田と鍛えつつ、共に水地比の熟練度を上げて行く。」

叡知「4歳の時に、第三の目(第6チャクラ(アージュニヤー))が開眼した事もあって、現実の領域(第1~第5チャクラ)を軽視・・・特に、丹田が発達する7歳から14歳の時は、直感頼みでの行動やった。」

叡知「物語(ストーリー)中、俺の年齢的に第4チャクラ(アナハータ)以上第5チャクラ(ヴィシュッダ)未満。」

叡知「幾ら力をつけて、心を磨いて、交流をはかろうとした所で、そもそもの共感性が無ければ文字通り話にならんな。しかも、セルフ界の俺も現実世界(リアル)の俺も丹田の弱さが共通してる事を考慮しての水地比なんやろけど・・・。」

叡知「これを7月17日(水)の山羊座の満月の日までの8日間徹底的にやる。ちょうど、彩夏、元春、亜里沙、美樹もおるし、みんなの新・旧暦の属性の波動術を見る良い機会。」

叡知「亜里沙と美樹の住んでる純高知は、龍神の八卦陣の開門(北西)に位置して、水晶堂を中心とした集落で、夏でも雪が降る地勢。俺ら(彩夏、元春)は、亜里沙の経営する宿(雪見荘)で宿泊する事になったんや。」

叡知「朝は丹田の鍛錬で始まり、夜は丹田の鍛錬で終わる以外は、スキーを楽しんだり、天然の冷蔵庫でお馴染みの水晶の洞窟で肝試しをしたりと、みんなでワイワイやる事で、丹田がより活性化されたって所やな。」

麻綾「そう言うことよ。以上が斗宿曜星(ひつきぼし)についてよ。」
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