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幼児期
お披露目会6
しおりを挟むーお披露目会当日
「グラン様、そろそろ馬車のお時間です。」
ベルが呼びに来た。
お披露目会や、貴族のパーティーには普通爵位の低い者から会場に入る。
有力平民→騎士爵→男爵→子爵→伯爵→辺境爵→三位議監→二位議監→一位議監→王族
騎士爵は領地を持たず騎士として貴族や王国に仕える。男爵は騎士爵から他貴族家からの推薦で叙爵
子爵から伯爵までは議監家からの推薦により王家から陞爵される。
辺境爵は他国との境界線に領地を持ち、他国からの侵略を受けた場合にだけ、戦闘行為が王国から許可されていて、伯爵の中から選出される。
議監家には三ヶ月に一度開かれる定例会議において議監家過半数もしくは王家の推薦で叙爵される。
貴族の当主は不敬罪を王国民に言い渡す事が出来るが議監家の当主は伯爵までの貴族の当主にも言い渡す事ができる。
平民の場合は直ちに処刑、貴族の場合は査問会議で処罰が言い渡される。
査問会議で無罪になると告発した議監家は議監家から伯爵に降爵する。
三位議監家である、クルセイド家の会場入りは遅く朝から始まっていたお披露目会も、もう昼になっていた。
クルセイド家の屋敷は王城からも近く、歩いてでも行ける。馬車で行くより歩いた方が早い。けど貴族は少しの距離でも外の移動は馬か馬車を使う。
町には王国直轄の騎士団、王城には王国の紋章が入った近衛隊が警備に当たっていた。
騎士団と近衛隊の違いは主に身分、近衛隊には上級貴族の次男や三男が多い。
結局この世界身分が全てみたいなとこあるんだよね、、、
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