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脈動
破れ幻惑、祓え幻想
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「おい。大丈夫か。レオンハルト、おい」
ヴィクターは血を吐きうなだれるレオンハルトに近づき、くねくねと動き回る触手の一部を忌々しそうに蹴り飛ばす。
「ケホッ、ゲホッ、ゲホッ」
地面に右手をついてレオンハルトはゆっくりとゆっくりと体を起こした。
「これのおかげだ」
レオンハルトが指をさすところを見ると、無理やり隠していた騎士団の紋章が丸見えになっているばかりか、激しく損傷していた。
「どうやら紋章のところは固い素材でできていたみたいだ」
(そんなテンプレみたいなことが)
「Gooo...」
「どうやら、ゆっくり感動もさせてもらえないみたいだぞ」
体を地面から完全に出したスライムは、二メートルと少ししかない体からは考えられない量の触手を伸ばし、二人に襲い掛かった。
「おいしょ」
右から迫る触手をヴィクターが切り捨てる。
「まだまだぁ」
左、右、また左、上、右、下。
「太陽よ敵を燃やし尽くせ『火球』」
ヴィクターは近づいてくる触手にただひたすら攻撃を続ける。
「風よ敵を切り裂け『鎌鼬』、大地よ爆ぜろ『土爆』」
爆発すると同時に地面は砂や石を巻き上げて視界を悪化させた。
「魔力で感知していなければ防げまい。いまだ!!レオンハルト」
すこし痛む体を身体強化で無理にでも動かしながらレオンハルトはヴィクターの作った隙を無駄にしまいと、スライムに全力で近づく。ヴィクターへの対処、辺り一面の土煙がレオンハルトの存在を隠しきった。
「ハァッ」
完全に無防備な状態に振るわれる、多重身体強化の重い重い一撃。
「「やった」」
二人の確信とは反対に、そのひと振りは敵に数センチの切り傷をつけるにとどまった。
「うっそだろ」
「構えろ、何か来る」
スライムの周囲がぼやけたと思うと、竜に恐竜、ブラッディベア、生首、知らない魔物が合わせて五十体ほど現れた。
「剣で戦えば一体一体はそこまで強くない。二人でなら」
「ああ、雑魚がいくら集まろうと、雑魚は雑魚。ボスへの道を開けてもらおうか」
言葉通り息の合った連携で、二人は一方的な殲滅を始める。竜はヴィクターが胴体を一撃で、恐竜はレオンハルトの横薙ぎで、大きな牙をはやしたトラのような魔物もブラッディベアも敵ではないと数秒で狩られていく。
最後に残ったのは黒い鱗を持つ巨大な竜であったが、ヴィクターが飛び上がり首を、レオンハルトが加速し腹を、真っ二つにしたことであっけなく霧散した。
「大量の雑魚は時間稼ぎってわけか」
ヴィクターは十メートル近くまで巨大化したスライムを見上げる。
「デカ過ぎんだろ」
周囲の草木は消え去って、天然のコロシアムはさらに広さを増していた。
「大きくなったら防御は弱くなるのがお約束!臆せず畳みかける」
「お約束?よくわからないけど、わかった」
レオンハルトは地を蹴り敵との距離を詰める。剣に魔力を込め終えたヴィクターもそれに続く。
スライムの巨体に一閃、一閃。
触手による反撃は間に合わず、その体にふたつの大きな切り傷を残す。
「この調子で続ければ勝てるッ」
初めて明確なダメージを与えられたことでレオンハルトは勝利の可能性を見出す。
(フラグにならなきゃいいけど)
傷を負った獣ほど気をつけろ。その言葉通り、敗北、死の可能性を本能で感じ取ったスライムは、その中心に魔力を集めだす。魔力の動きに気づいたのはヴィクターだった。
「レオンハルト!!防御姿勢」
「GYOOOO!!」
地を抉り、極太の光線が放たれる。
「不可視の不可侵を此処に『魔力防壁』」
絶対の攻撃、絶対の防壁、両者の最大出力が真っ向から衝突する。レオンハルトも守るためふたつに分割された魔力防壁は性能が下がっていた。一秒、一秒時間が経てば経つほどジリジリと押されていく。全体にヒビ入りパキンと割れたと同時にスライムは光線を止めた。
「魔力切れか、危ないところだった」
「俺一人だったら死ぬところだった。助かったぜ。ヴィクター、こっちも反撃といこう。お前の最大火力を出すのに何秒必要だ?」
「六十秒」
実戦どころか初めて魔力を使った日以来、超威力の魔法なんて使ってこなかった。自身はなかったが、戦場で背中を合わせる戦友が求めているのだ、不可能も可能にしてみせる。
「いや五十だ」
「分かった。その間俺がお前を守りきる」
人間の魔力総量はほぼ同じだ。鍛錬によって上昇するものでもない。ただ効率は上げられる。ロスも減らせる。相性で威力も上がる。
ヴィクターの魔力残量はおよそ六割。その八割近くを右腕に集中させる。
目をつむる。
暗闇の中に響くのはレオンハルトの剣が切り裂く音のみ。
「遥か高みに鎮座する天の王、地を巡る龍、其方から此方へ天と地を結び破滅の火塊を此処に『火隕石』」
空が割れ轟音と共に赤く染った石塊がスライムの頭上に出現する。
「堕ちろ」
ヴィクターが手を下ろす動作をすると同時に石塊はスライムの体を抉りながら地面へと接触する。爆煙が立ち上り爆風が当たり一体に吹き荒れた。
あまりの規模に街でも騒ぎになるほどであったが、死闘を繰り広げる彼らには関係の無い話だった。
「ゴホッゴホッ。ヴィクターさすがにやりすぎじゃないか」
レオンハルトは、鎧に付いた塵を払いながら、あまりの威力に苦言を呈する。
「何があるか分からないんだ。それにレオンハルトが最大火力って言っただろ」
「言ったけどさぁ。まさかこんな非常識な威力の魔力を撃てるやつがいるとは思わねぇよ」
胸を張りヴィクターはお手本のようなドヤ顔を披露した。
「うぜぇけど、お前のおかげで勝てたのは事実だ。感謝する」
「レオンハルトが時間を稼いでくれなかったから撃つことすら叶わなかった魔法だ。ここは二人の成果って事でどうだろう?」
「そういうことにしとくか」
今度こそ本当に倒したと安堵する二人の背後から、一人の人間が大声を上げ近いてきた。
「お前ら、まだ終わってねぇぞ」
まさかの登場に二人が驚いている間に、ギルド長グスタフは十メートル近く飛び上がり、消滅を免れたスライムの一部を体重と重力の力を乗せて突き刺した。
「スライムは一片でも生き残れば、そこから周りのものを取り込んで再生しやがる。それとも、もう一ラウンドしたかったか?」
二人はブンブンと強く首を横に振る。
「本当に助かりました。それにしてもどうしてここへ?」
「すげぇ爆発があったもんだから、様子を見に来たんだ」
「街からここまで、そんな短時間で」
「バカ言うな、さすがに全盛期でもそりゃ無理ってもんだ。偶然森に入ってたんだ。魔の森の監視も仕事なもんでな」
グスタフは不敵に笑みを浮かべ、指を鳴らした。
「さぁ説明も済んだことだ。あとは無謀な戦いに挑んだお前さんらへの説教といこうか」
巨体に浮かび上がる燃え盛る怒りのオーラにヴィクターとレオンハルトは縮み上がった。
「「スライムより怖ぇよぉぉぉ」」
「真面目に聞けぇ!」
「「はひぃぃぃ」」
帰り道、魔物たちはグスタフを遠目に見るのみで近づいてくることはなかったという。
ヴィクターは血を吐きうなだれるレオンハルトに近づき、くねくねと動き回る触手の一部を忌々しそうに蹴り飛ばす。
「ケホッ、ゲホッ、ゲホッ」
地面に右手をついてレオンハルトはゆっくりとゆっくりと体を起こした。
「これのおかげだ」
レオンハルトが指をさすところを見ると、無理やり隠していた騎士団の紋章が丸見えになっているばかりか、激しく損傷していた。
「どうやら紋章のところは固い素材でできていたみたいだ」
(そんなテンプレみたいなことが)
「Gooo...」
「どうやら、ゆっくり感動もさせてもらえないみたいだぞ」
体を地面から完全に出したスライムは、二メートルと少ししかない体からは考えられない量の触手を伸ばし、二人に襲い掛かった。
「おいしょ」
右から迫る触手をヴィクターが切り捨てる。
「まだまだぁ」
左、右、また左、上、右、下。
「太陽よ敵を燃やし尽くせ『火球』」
ヴィクターは近づいてくる触手にただひたすら攻撃を続ける。
「風よ敵を切り裂け『鎌鼬』、大地よ爆ぜろ『土爆』」
爆発すると同時に地面は砂や石を巻き上げて視界を悪化させた。
「魔力で感知していなければ防げまい。いまだ!!レオンハルト」
すこし痛む体を身体強化で無理にでも動かしながらレオンハルトはヴィクターの作った隙を無駄にしまいと、スライムに全力で近づく。ヴィクターへの対処、辺り一面の土煙がレオンハルトの存在を隠しきった。
「ハァッ」
完全に無防備な状態に振るわれる、多重身体強化の重い重い一撃。
「「やった」」
二人の確信とは反対に、そのひと振りは敵に数センチの切り傷をつけるにとどまった。
「うっそだろ」
「構えろ、何か来る」
スライムの周囲がぼやけたと思うと、竜に恐竜、ブラッディベア、生首、知らない魔物が合わせて五十体ほど現れた。
「剣で戦えば一体一体はそこまで強くない。二人でなら」
「ああ、雑魚がいくら集まろうと、雑魚は雑魚。ボスへの道を開けてもらおうか」
言葉通り息の合った連携で、二人は一方的な殲滅を始める。竜はヴィクターが胴体を一撃で、恐竜はレオンハルトの横薙ぎで、大きな牙をはやしたトラのような魔物もブラッディベアも敵ではないと数秒で狩られていく。
最後に残ったのは黒い鱗を持つ巨大な竜であったが、ヴィクターが飛び上がり首を、レオンハルトが加速し腹を、真っ二つにしたことであっけなく霧散した。
「大量の雑魚は時間稼ぎってわけか」
ヴィクターは十メートル近くまで巨大化したスライムを見上げる。
「デカ過ぎんだろ」
周囲の草木は消え去って、天然のコロシアムはさらに広さを増していた。
「大きくなったら防御は弱くなるのがお約束!臆せず畳みかける」
「お約束?よくわからないけど、わかった」
レオンハルトは地を蹴り敵との距離を詰める。剣に魔力を込め終えたヴィクターもそれに続く。
スライムの巨体に一閃、一閃。
触手による反撃は間に合わず、その体にふたつの大きな切り傷を残す。
「この調子で続ければ勝てるッ」
初めて明確なダメージを与えられたことでレオンハルトは勝利の可能性を見出す。
(フラグにならなきゃいいけど)
傷を負った獣ほど気をつけろ。その言葉通り、敗北、死の可能性を本能で感じ取ったスライムは、その中心に魔力を集めだす。魔力の動きに気づいたのはヴィクターだった。
「レオンハルト!!防御姿勢」
「GYOOOO!!」
地を抉り、極太の光線が放たれる。
「不可視の不可侵を此処に『魔力防壁』」
絶対の攻撃、絶対の防壁、両者の最大出力が真っ向から衝突する。レオンハルトも守るためふたつに分割された魔力防壁は性能が下がっていた。一秒、一秒時間が経てば経つほどジリジリと押されていく。全体にヒビ入りパキンと割れたと同時にスライムは光線を止めた。
「魔力切れか、危ないところだった」
「俺一人だったら死ぬところだった。助かったぜ。ヴィクター、こっちも反撃といこう。お前の最大火力を出すのに何秒必要だ?」
「六十秒」
実戦どころか初めて魔力を使った日以来、超威力の魔法なんて使ってこなかった。自身はなかったが、戦場で背中を合わせる戦友が求めているのだ、不可能も可能にしてみせる。
「いや五十だ」
「分かった。その間俺がお前を守りきる」
人間の魔力総量はほぼ同じだ。鍛錬によって上昇するものでもない。ただ効率は上げられる。ロスも減らせる。相性で威力も上がる。
ヴィクターの魔力残量はおよそ六割。その八割近くを右腕に集中させる。
目をつむる。
暗闇の中に響くのはレオンハルトの剣が切り裂く音のみ。
「遥か高みに鎮座する天の王、地を巡る龍、其方から此方へ天と地を結び破滅の火塊を此処に『火隕石』」
空が割れ轟音と共に赤く染った石塊がスライムの頭上に出現する。
「堕ちろ」
ヴィクターが手を下ろす動作をすると同時に石塊はスライムの体を抉りながら地面へと接触する。爆煙が立ち上り爆風が当たり一体に吹き荒れた。
あまりの規模に街でも騒ぎになるほどであったが、死闘を繰り広げる彼らには関係の無い話だった。
「ゴホッゴホッ。ヴィクターさすがにやりすぎじゃないか」
レオンハルトは、鎧に付いた塵を払いながら、あまりの威力に苦言を呈する。
「何があるか分からないんだ。それにレオンハルトが最大火力って言っただろ」
「言ったけどさぁ。まさかこんな非常識な威力の魔力を撃てるやつがいるとは思わねぇよ」
胸を張りヴィクターはお手本のようなドヤ顔を披露した。
「うぜぇけど、お前のおかげで勝てたのは事実だ。感謝する」
「レオンハルトが時間を稼いでくれなかったから撃つことすら叶わなかった魔法だ。ここは二人の成果って事でどうだろう?」
「そういうことにしとくか」
今度こそ本当に倒したと安堵する二人の背後から、一人の人間が大声を上げ近いてきた。
「お前ら、まだ終わってねぇぞ」
まさかの登場に二人が驚いている間に、ギルド長グスタフは十メートル近く飛び上がり、消滅を免れたスライムの一部を体重と重力の力を乗せて突き刺した。
「スライムは一片でも生き残れば、そこから周りのものを取り込んで再生しやがる。それとも、もう一ラウンドしたかったか?」
二人はブンブンと強く首を横に振る。
「本当に助かりました。それにしてもどうしてここへ?」
「すげぇ爆発があったもんだから、様子を見に来たんだ」
「街からここまで、そんな短時間で」
「バカ言うな、さすがに全盛期でもそりゃ無理ってもんだ。偶然森に入ってたんだ。魔の森の監視も仕事なもんでな」
グスタフは不敵に笑みを浮かべ、指を鳴らした。
「さぁ説明も済んだことだ。あとは無謀な戦いに挑んだお前さんらへの説教といこうか」
巨体に浮かび上がる燃え盛る怒りのオーラにヴィクターとレオンハルトは縮み上がった。
「「スライムより怖ぇよぉぉぉ」」
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