8 / 10
会いたい気持ち
しおりを挟む
カフェではお客様のための理想のイケメン兄弟であった碧人と健人が、実は「あお兄」「ケン」と呼び合ってお互いを愛していた。本当の2人は‥‥今でも両親のことを‥‥
幸成はそんな2人を見て自分に何かできないかと考えたが、兄弟や家庭の事情に首を突っ込むのも良くないと思い、しばらく様子を見ていた。
あれ以降、2人のカフェでの様子は変わらず桜シリーズの売れ行きも好調であった。
「僕はアルバイトとしてやるべきことをやっておこう。そうだ‥‥もう少しこのカフェのために何か出来ることはあるかな」
幸成は家に帰ってスマホを見る。カフェに関するSNSを見つけることができた。今人気のカフェや、全国のカフェを巡っている投稿もある。
「すごい‥‥こんなに色々なカフェがあるんだ」
その中で気になる投稿があった。
『セプタンブルはイケメン兄弟だが、あの顔面偏差値の高さはこっちが緊張する。アヴリルの岳さんは、格好よくてかつ人生経験の豊富な大人のおじ様でリラックスできる』
『わかる、あの兄弟はいつも一緒で見飽きてくる。岳さんはいつ行っても話が面白くて珈琲も飽きずに飲める』
『兄弟のカードでいちいち騒ぐファンが騒がしくて落ち着かない。アヴリルはそんな常識のないファンはいない』
幸成は驚く。
「何だよこれ‥‥アヴリルと比較する投稿ばかり。最近出来たカフェか。隣町だけど割と近いから比べられるんだ。あれ、雑誌も売ってる‥‥?」
早速幸成は雑誌を購入し、次のアルバイトの時に兄弟の所に持っていくことにした。
そして、事前に幸成から兄弟に「相談がある」と連絡していたため、ある日の営業時間終了後に時間を取ってもらえた。
「ゆきくん、相談って何?」と碧人が尋ねる。
「もしかして、アルバイトがしんどい?」と健人が心配そうである。
2人とも優しいな‥‥と思いながら幸成は言う。
「あの‥‥このSNSサイト、知っていますか?」
幸成は「アヴリル」と比較された「セプタンブル」の投稿を見せた。
ちらっとだけ見た兄弟。
「ゆきくん、ありがとう。こういうのはよくあるんだよ。それだけ認知されているってことだから」と碧人。
「そうそう、気にしていたらキリがない」と健人も言う。
「そうなんですね‥‥僕はちょっと悔しくて。アヴリルって最近出来たカフェなんですよ。雑誌にも載ってたんです」と幸成が言って雑誌を広げて特集ページを見せた。
※※※
「ダンディな経営者の大人でシックなカフェ~あなたと素敵なひとときを~アヴリル」
50代でセンターパートのミディアムルーズヘアに髭が似合う経営者、岳のインタビューが掲載されている。
それを見た碧人と健人の顔色が変わる。
「こっちはもっと大人向けのカフェだから、確かにうちと比べるものでもなさそうですよね」と幸成が言う。
しかし、碧人も健人も雑誌の中で微笑む岳を凝視したまま‥‥動かない。
「あの‥‥どうかされましたか?」と幸成。
「‥‥」
「‥‥」
「この人は、僕達の父さんだ‥‥」
碧人がふぅとため息をついて言った。
「えっ‥‥あの‥‥ここをお2人に託して出て行かれた‥‥お父さん?」と幸成が驚く。
どうりで格好よくてオーラがあって、写真映えもする。よく見ると兄弟と顔つきも何となく似ているような気が。
「父さん‥‥どうして‥‥? うちに帰って来てくれても良かったのに‥‥」と健人。
「ケン、母さんとの思い出のあるこの店に父さんが戻ることはないって言っただろう? 父さんは父さんなりに新しい人生を歩むことを決めたんだよ‥‥まさかこんなに近くにカフェを出店するとは思わなかったけどね」と碧人。
「だけどさ‥‥アヴリルって‥‥確か‥‥」
アヴリルは4月、つまり‥‥
「母さんの誕生月だ」と碧人。
新しい人生を歩むと言っても‥‥母さんのことは忘れないということなのか。
「あお兄‥‥俺‥‥父さんに会いたいよ‥‥」
「ケン‥‥僕達が会いに行ったところで‥‥父さんがどう思うか‥‥」
それでもこの5年間、父親がどのような思いで過ごしていたのか、息子達のことを考えていたのか‥‥
幸成は思い切って2人に提案する。
「お父さんに会いに行ってもいいんじゃないでしょうか? もしかしたら‥‥お父さんも碧人さんと健人さんに会いたいと思って、あえて隣町にカフェを作ったのかもしれないですよ?」
「ゆきくん‥‥ごめん‥‥今すぐには決められない。もう少し考えるよ‥‥」と碧人。
健人は父親が出て行ったことを思い出したのか、碧人に抱きついている。
「あお兄‥‥」
「ケン‥‥大丈夫だ。ゆっくり考えよう。僕がついているから」
碧人が健人の背中をぽんぽんとして落ち着かせていた。
※※※
3月の中旬を過ぎた頃であった。兄弟と幸成は「セプタンブル」に来る客が徐々に減っていることに気づく。
よく来てくれる客達が急に来なくなってしまったのだ。そこで営業時間終了後に3人で話し合うことにした。
「3月って年度末で忙しいから‥‥皆さん来れないのですかね?」と幸成。
「いや‥‥ここまで来なくなったのは初めてだ」と碧人。
「まぁ‥‥ピークは秋以降のハロウィン、クリスマス、バレンタインだからね。それ以外の売りって、あのアップルパイぐらいだよね。けれどテイクアウトだから‥‥もうアップルパイを買う人はワンドリンク制にしちゃう?」と健人。
「駄目だ。これは昔からテイクアウトで、金曜日に自分へのご褒美や、お土産に買ってもらうためのものだから、ドリンクでお金を取るなんて‥‥」と碧人。
アップルパイ以外にも、兄弟の気まぐれプチデザート付きのランチなど、自分達なりに工夫はしてきたのだが‥‥5年も経つと飽きられるのかもしれない。
「もしかして‥‥」と幸成。
カフェのSNS投稿を確認する。そこには「アヴリル」の投稿がたくさんあった。
『アヴリルの珈琲とシンプルなショートケーキがレトロで好き♡』
『セプタンブルも良かったけど、今はアヴリルの気分♪ 珈琲の美味しさが桁違い!』
さらに前はセプタンブルのフォロワーの方が多かったのに、アヴリルがフォロワー数を上回っている。
「碧人さん、健人さん‥‥アヴリルにお客様が流れているような気がします‥‥」と幸成。
「えっ‥‥父さんの店に?」と健人。
幸成のスマホ画面を見る碧人。確かに‥‥アヴリルに関する投稿者の多くはセプタンブルにも通っていたお客様達。
「どうして‥‥やっぱり父さんにはかなわないのか‥‥?」と碧人。
すっかり自信をなくした兄弟。
そんな2人に幸成が言う。
「やっぱり一度‥‥お父さんに会いに行かれてはいかがでしょうか? アヴリルの特徴も掴むことができるかもしれませんし」
「あお兄、俺‥‥父さんに会いに行きたい。ここから出て行ったとはいえ、俺達にカフェの経営を教えてくれたのは父さんだよ? このまま悩むよりも、一度会いに行ってもいいんじゃない? 俺‥‥あお兄と一緒に行きたい」
しばらく考えていた碧人が言う。
「そうだな‥‥父さんに会いに行くか」
「あお兄‥‥!」
「ゆきくん‥‥一緒に来てくれる?」と碧人。
「えっ? 僕‥‥必要ですか?」
「ゆきくんがいると、僕達は落ち着くんだよ。忙しいところ悪いけど‥‥お願いしていいかい?」
「俺もゆきくんに来てほしい‥‥」と健人。
「‥‥分かりました。ご一緒させていただきます」と幸成が言った。
幸成はそんな2人を見て自分に何かできないかと考えたが、兄弟や家庭の事情に首を突っ込むのも良くないと思い、しばらく様子を見ていた。
あれ以降、2人のカフェでの様子は変わらず桜シリーズの売れ行きも好調であった。
「僕はアルバイトとしてやるべきことをやっておこう。そうだ‥‥もう少しこのカフェのために何か出来ることはあるかな」
幸成は家に帰ってスマホを見る。カフェに関するSNSを見つけることができた。今人気のカフェや、全国のカフェを巡っている投稿もある。
「すごい‥‥こんなに色々なカフェがあるんだ」
その中で気になる投稿があった。
『セプタンブルはイケメン兄弟だが、あの顔面偏差値の高さはこっちが緊張する。アヴリルの岳さんは、格好よくてかつ人生経験の豊富な大人のおじ様でリラックスできる』
『わかる、あの兄弟はいつも一緒で見飽きてくる。岳さんはいつ行っても話が面白くて珈琲も飽きずに飲める』
『兄弟のカードでいちいち騒ぐファンが騒がしくて落ち着かない。アヴリルはそんな常識のないファンはいない』
幸成は驚く。
「何だよこれ‥‥アヴリルと比較する投稿ばかり。最近出来たカフェか。隣町だけど割と近いから比べられるんだ。あれ、雑誌も売ってる‥‥?」
早速幸成は雑誌を購入し、次のアルバイトの時に兄弟の所に持っていくことにした。
そして、事前に幸成から兄弟に「相談がある」と連絡していたため、ある日の営業時間終了後に時間を取ってもらえた。
「ゆきくん、相談って何?」と碧人が尋ねる。
「もしかして、アルバイトがしんどい?」と健人が心配そうである。
2人とも優しいな‥‥と思いながら幸成は言う。
「あの‥‥このSNSサイト、知っていますか?」
幸成は「アヴリル」と比較された「セプタンブル」の投稿を見せた。
ちらっとだけ見た兄弟。
「ゆきくん、ありがとう。こういうのはよくあるんだよ。それだけ認知されているってことだから」と碧人。
「そうそう、気にしていたらキリがない」と健人も言う。
「そうなんですね‥‥僕はちょっと悔しくて。アヴリルって最近出来たカフェなんですよ。雑誌にも載ってたんです」と幸成が言って雑誌を広げて特集ページを見せた。
※※※
「ダンディな経営者の大人でシックなカフェ~あなたと素敵なひとときを~アヴリル」
50代でセンターパートのミディアムルーズヘアに髭が似合う経営者、岳のインタビューが掲載されている。
それを見た碧人と健人の顔色が変わる。
「こっちはもっと大人向けのカフェだから、確かにうちと比べるものでもなさそうですよね」と幸成が言う。
しかし、碧人も健人も雑誌の中で微笑む岳を凝視したまま‥‥動かない。
「あの‥‥どうかされましたか?」と幸成。
「‥‥」
「‥‥」
「この人は、僕達の父さんだ‥‥」
碧人がふぅとため息をついて言った。
「えっ‥‥あの‥‥ここをお2人に託して出て行かれた‥‥お父さん?」と幸成が驚く。
どうりで格好よくてオーラがあって、写真映えもする。よく見ると兄弟と顔つきも何となく似ているような気が。
「父さん‥‥どうして‥‥? うちに帰って来てくれても良かったのに‥‥」と健人。
「ケン、母さんとの思い出のあるこの店に父さんが戻ることはないって言っただろう? 父さんは父さんなりに新しい人生を歩むことを決めたんだよ‥‥まさかこんなに近くにカフェを出店するとは思わなかったけどね」と碧人。
「だけどさ‥‥アヴリルって‥‥確か‥‥」
アヴリルは4月、つまり‥‥
「母さんの誕生月だ」と碧人。
新しい人生を歩むと言っても‥‥母さんのことは忘れないということなのか。
「あお兄‥‥俺‥‥父さんに会いたいよ‥‥」
「ケン‥‥僕達が会いに行ったところで‥‥父さんがどう思うか‥‥」
それでもこの5年間、父親がどのような思いで過ごしていたのか、息子達のことを考えていたのか‥‥
幸成は思い切って2人に提案する。
「お父さんに会いに行ってもいいんじゃないでしょうか? もしかしたら‥‥お父さんも碧人さんと健人さんに会いたいと思って、あえて隣町にカフェを作ったのかもしれないですよ?」
「ゆきくん‥‥ごめん‥‥今すぐには決められない。もう少し考えるよ‥‥」と碧人。
健人は父親が出て行ったことを思い出したのか、碧人に抱きついている。
「あお兄‥‥」
「ケン‥‥大丈夫だ。ゆっくり考えよう。僕がついているから」
碧人が健人の背中をぽんぽんとして落ち着かせていた。
※※※
3月の中旬を過ぎた頃であった。兄弟と幸成は「セプタンブル」に来る客が徐々に減っていることに気づく。
よく来てくれる客達が急に来なくなってしまったのだ。そこで営業時間終了後に3人で話し合うことにした。
「3月って年度末で忙しいから‥‥皆さん来れないのですかね?」と幸成。
「いや‥‥ここまで来なくなったのは初めてだ」と碧人。
「まぁ‥‥ピークは秋以降のハロウィン、クリスマス、バレンタインだからね。それ以外の売りって、あのアップルパイぐらいだよね。けれどテイクアウトだから‥‥もうアップルパイを買う人はワンドリンク制にしちゃう?」と健人。
「駄目だ。これは昔からテイクアウトで、金曜日に自分へのご褒美や、お土産に買ってもらうためのものだから、ドリンクでお金を取るなんて‥‥」と碧人。
アップルパイ以外にも、兄弟の気まぐれプチデザート付きのランチなど、自分達なりに工夫はしてきたのだが‥‥5年も経つと飽きられるのかもしれない。
「もしかして‥‥」と幸成。
カフェのSNS投稿を確認する。そこには「アヴリル」の投稿がたくさんあった。
『アヴリルの珈琲とシンプルなショートケーキがレトロで好き♡』
『セプタンブルも良かったけど、今はアヴリルの気分♪ 珈琲の美味しさが桁違い!』
さらに前はセプタンブルのフォロワーの方が多かったのに、アヴリルがフォロワー数を上回っている。
「碧人さん、健人さん‥‥アヴリルにお客様が流れているような気がします‥‥」と幸成。
「えっ‥‥父さんの店に?」と健人。
幸成のスマホ画面を見る碧人。確かに‥‥アヴリルに関する投稿者の多くはセプタンブルにも通っていたお客様達。
「どうして‥‥やっぱり父さんにはかなわないのか‥‥?」と碧人。
すっかり自信をなくした兄弟。
そんな2人に幸成が言う。
「やっぱり一度‥‥お父さんに会いに行かれてはいかがでしょうか? アヴリルの特徴も掴むことができるかもしれませんし」
「あお兄、俺‥‥父さんに会いに行きたい。ここから出て行ったとはいえ、俺達にカフェの経営を教えてくれたのは父さんだよ? このまま悩むよりも、一度会いに行ってもいいんじゃない? 俺‥‥あお兄と一緒に行きたい」
しばらく考えていた碧人が言う。
「そうだな‥‥父さんに会いに行くか」
「あお兄‥‥!」
「ゆきくん‥‥一緒に来てくれる?」と碧人。
「えっ? 僕‥‥必要ですか?」
「ゆきくんがいると、僕達は落ち着くんだよ。忙しいところ悪いけど‥‥お願いしていいかい?」
「俺もゆきくんに来てほしい‥‥」と健人。
「‥‥分かりました。ご一緒させていただきます」と幸成が言った。
12
あなたにおすすめの小説
冷血宰相の秘密は、ただひとりの少年だけが知っている
春夜夢
BL
「――誰にも言うな。これは、お前だけが知っていればいい」
王国最年少で宰相に就任した男、ゼフィルス=ル=レイグラン。
冷血無慈悲、感情を持たない政の化け物として恐れられる彼は、
なぜか、貧民街の少年リクを城へと引き取る。
誰に対しても一切の温情を見せないその男が、
唯一リクにだけは、優しく微笑む――
その裏に隠された、王政を揺るがす“とある秘密”とは。
孤児の少年が踏み入れたのは、
権謀術数渦巻く宰相の世界と、
その胸に秘められた「決して触れてはならない過去」。
これは、孤独なふたりが出会い、
やがて世界を変えていく、
静かで、甘くて、痛いほど愛しい恋の物語。
【完結】我が兄は生徒会長である!
tomoe97
BL
冷徹•無表情•無愛想だけど眉目秀麗、成績優秀、運動神経まで抜群(噂)の学園一の美男子こと生徒会長・葉山凌。
名門私立、全寮制男子校の生徒会長というだけあって色んな意味で生徒から一目も二目も置かれる存在。
そんな彼には「推し」がいる。
それは風紀委員長の神城修哉。彼は誰にでも人当たりがよく、仕事も早い。喧嘩の現場を抑えることもあるので腕っぷしもつよい。
実は生徒会長・葉山凌はコミュ症でビジュアルと家柄、風格だけでここまで上り詰めた、エセカリスマ。実際はメソメソ泣いてばかりなので、本物のカリスマに憧れている。
終始彼の弟である生徒会補佐の観察記録調で語る、推し活と片思いの間で揺れる青春恋模様。
本編完結。番外編(after story)でその後の話や過去話などを描いてます。
(番外編、after storyで生徒会補佐✖️転校生有。可愛い美少年✖️高身長爽やか男子の話です)
ある日、人気俳優の弟になりました。
雪 いつき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
うちの前に落ちてたかわいい男の子を拾ってみました。 【完結】
まつも☆きらら
BL
ある日、弟の海斗とマンションの前にダンボールに入れられ放置されていた傷だらけの美少年『瑞希』を拾った優斗。『1ヵ月だけ置いて』と言われ一緒に暮らし始めるが、どこか危うい雰囲気を漂わせた瑞希に翻弄される海斗と優斗。自分のことは何も聞かないでと言われるが、瑞希のことが気になって仕方ない2人は休みの日に瑞希の後を尾けることに。そこで見たのは、中年の男から金を受け取る瑞希の姿だった・・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる