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第1章 幼少期
洗礼式編 7話
しおりを挟む「2人ともスゴいな!全ての神から加護を貰うとは。それに魔力量と属性の種類も桁外れだ。自慢の息子を持ったな、私は」
「「ありがとうございます」」
俺たちはふたり揃って照れながら父上の言葉に返す。
「後でアルメリアとロベリアにも誉めて貰いなさい」
「はい」
俺は父上の言葉に返すか、隣からの返事がない。
隣を見るとシュンが少し怯えたような顔をしていた。
「シュン?大丈夫?」
声をかけるとシュンはハッとしたようにこちらを向いた。
「大丈夫、母様に誉めて貰うの楽しみだな」
「?そうだね」
何かはぐらかされたが深く追及はしないことにした。
そのまま来るときと同じように父上の膝の上にのせられて馬車が出発する。行きとちがうのは父上に撫でられ続けていることだろう。
…結構恥ずかしい。
城についてまず俺の住んでいるジャスミン宮の前に馬車が止まった。
俺を先に下ろしてからシュンの住んでいるイベリス宮でシュンを下ろして父上は城へ戻るらしい。
「ありがとうございます。また後で、父上、シュン」
そう言って馬車を降り、頭を下げて見送る。
頭を上げ中へ入ろうと振り向くと…
「スゴいですね!あのようなステータスは初めてみました!」
母上に力強く抱き締められた。
「ありがとうございます。母上」
そう返すと優しく頭を撫でられた。
…前世では撫でられることとは無縁だったから嬉しいな。
「それでは中に入りましょうか」
母上が口を開き、ドアの方へと歩きだした。
中へ入るとジャスミン宮のメイド長が近づいてきた。
「王妃殿下、レイハルト殿下、昼食の用意が終了しました」
玄関ホールにある大きい時計を見ると確かに昼食にちょうど良い時間になっていた。
「わかったわ、着替えてから行きます。レイハルトもそれで良いですか?」
「はい!」
母上にそう問われて返事を返し部屋に戻るとマリナが着替えをもって待っていた。
「お疲れ様です、レイハルト殿下。お着替えのお手伝いします」
…「俺、もう一人で着替えられるから大丈夫だよ?」
…普通なら着替えは手伝って貰うんだけどさすがに俺は恥ずかしい。
「わかりました。では扉のそとでお待ちしております」
マリナはすぐに頷き扉のそとへ出ていった。
ふぅっ、と息をつき、ベッドの上にきれいに畳まれた服に着替え始める。
さっきまで来ていた服より断然楽な格好だ。
脱いだ服を手に持ち、扉を開け、そとに待機しているマリナに声をかける。
「着替え終わったよ。これ、服」
そう伝えると驚いた様に目を見開かれた。
「持ってきてくださったのですか?ありがとうございます」
「?持ってこない方が良かった?」
俺はマリナの物言いに、疑問を持ち聞いてみた。
「いえ、その様なことはないのですが、本来ならすべてメイドがやることですので、ありがとうございます。」
あ~そっか、俺今第一王子だった。
「そっか、俺もそうした方がいい?」
「そうしてくだされば嬉しいです」
俺の問いにマリナは即答した。
「母上はもう食堂に?」
「いえ、もう少し時間が掛かると思います」
「そっか」
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